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1月第3週 今週の「本の話」 ベスト3!

3位★伝統のオール讀物新人賞を選考委員の満場一致で受賞! 『貸本屋おせん』作者・高瀬乃一の才能とは?

2022年末、『貸本屋おせん』でデビューした新人作家・高瀬乃一さんは、第100回オール讀物新人賞を選考委員の満場一致で受賞されました。こちらの記事では安部龍太郎さん、有栖川有栖さん、門井慶喜さん、村山由佳さんの4選考委員による、受賞作「をりをり よみ耽(ふけ)り」への選評を改めて公開し、その才能と魅力に迫りました。


2位★<恐怖の帝王>が贈る新たなホラー巨編。息子との共著で何が変わったのか?

はじまりは小さな町ドゥーリングの女子刑務所だった。受刑者たちが眠りにつき、白い繭に覆われていく。女性だけが眠りに落ち、目覚めなくなるこの奇妙な現象は「オーロラ病」と名付けられ、やがて世界中に発生する。さらに、起きている者が「オーロラ病」患者を無理矢理起こそうとすると、凶暴化して見境なく人を襲い始めてしまう特徴があり……。
人々が恐怖でパニックに陥る中、ドゥーリングには唯一、病を恐れる様子もなく静観する“謎の女”がいた。彼女の正体とは――。

<恐怖の帝王>スティーブン・キングとその息子オーウェン・キングが贈る、SFホラー巨編『眠れる美女たち』を編集部がご紹介します!


1位★大野藩はなぜ黒字だった? 畠中作品で唯一の〈歴史小説〉はここから始まった

『わが殿』は、「しゃばけ」「まんまこと」シリーズでおなじみの畠中恵さんが実在の人物をモデルに書いた唯一の歴史小説です。

舞台は幕末の大野藩、才気を放つ藩主の土井利忠は、多額の借金を抱える藩財政を立て直す役に、内山七郎右衛門を抜擢。この七郎右衛門、目立たない家柄で出世とは程遠い男だったが……。大きな変革期を、男たちはどう乗り切っていったのか――。

細谷正充さんによる文庫解説をお届けします!


●今週のポッドキャスト

【発売即重版】注目の江戸ビブリオ捕物帖『貸本屋おせん』はこうして生まれた!

<今週の「本の話」 ベスト3!>の3位でもご紹介した高瀬乃一さんは、青森県に暮らしながら投稿を続け、一念発起して書いた初めての江戸を舞台にした時代小説で、見事、新人賞を射止めます。ポイントは主人公おせんの職業。天涯孤独のおせんは、高荷を背負って得意先をまわる〝貸本屋〟として自らの人生の一歩を刻もうとしています。本を愛する若者の起業小説としても読める爽快な1冊!
執筆の舞台裏を高瀬さんが語ります。


マイケルと、読む(4)直木賞候補作『光のとこにいてね』&『クロコダイル・ティアーズ』

マイケル・ジャクソンを愛する編集者が、1/19の直木賞選考会を前に「候補作もマイケルと読める?」という編集長オーダーにより、一穂ミチさん
『光のとこにいてね』と雫井脩介さん『クロコダイル・ティアーズ』を読んで思い出したあれこれをお話しします。『光のとこにいてね』の主題歌として作られたんだっけ?と思うほど歌詞が内容ぴったりのあの曲、そして『クロコダイル・ティアーズ』の謎めいたヒロインに合わせたい恨み節ラブソングとは……。


【5分で聴く♪文春新書】糖質中毒 痩せられない本当の理由(牧田善二・著)

なぜ痩せられないのか? 意志の弱さ、体質は、実は関係ありません。原因は、糖質を過剰に欲しがる脳にあったのです!
累計90万部突破のベストセラー「医者が教える食事術」シリーズの著者・牧田善二さんが、本書『糖質中毒 痩せられない本当の理由』(文春新書)
では簡単・確実に痩せる6つの食事法を伝授。「太るメカニズム」を知り、生活習慣を変えていくノウハウが詰まっています。


【著者が語る】中山七里さん『祝祭のハングマン』は現代版〇〇!?

中山七里さんの2023年第1作『祝祭のハングマン』刊行を記念してお話を伺います。あの人気時代劇に着想を得たという新作の読みどころをたっぷりと。さらに、昨年だけでも6作を刊行するなど第一線での活躍を続ける中山さんの「プロ小説家としての土台」とは……プロを目指す方には役立つこと請け合いの秘訣を、惜しみなく明かしてくださいました!



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