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たんぱく質という分子の、かたちとはたらき

たんぱく質って

たんぱく質って、肉とか魚とか食べると摂れる、とろっとしてて、かたちの定まらないなにか、というイメージ。

でも、たんぱく質は、はっきりしたかたちのある、きかい仕掛けの巨大なそうち。

そして、もっと巨大な、細胞というそうちのぶひんでもある。

ミオシンはあるくそうち

筋肉にはミオシンっていうたんぱく質がある。
ミオシンはこんなかたちをしている。

ミオシンは、アクチンというレールの上をあるく。

ミオシンの片方のあたまが、アクチンをつかんで、

ぐいっと、前進。

もう片方のあたまが、アクチンをつかんで、

また、ぐいっと、前進。

どうです?なんかきかいみたいでしょう?

これがたんぱく質。

ちっとも、とろっとしてない。とてもはっきりした、かたちがある。

そして、きかい仕掛けのそうちのように、カチャカチャとうごいて、はたらく。

ミオシンは筋肉のぶひん

じつは、アクチンはこんなふうに束になっているので、

束になったミオシンがみんなでいっせいにアクチンの上をあるくと、こんなふうにアクチンの上をミオシンの束が滑っていく。

そしてアクチンとミオシンはこんなふうに重なりあっていて、

ミオシンがいっせいにあるきだすと、このしかけ全体がちぢむ。

これが筋肉がちぢむしくみ。
ミオシンは筋肉のぶひん。

たんぱく質はいのちのぶひん

こんなふうに、たんぱく質はどれもかたちがはっきりしていて、それぞれがはたらきをもっている。

たくさんのたんぱく質があつまって、細胞ができている。

たくさんの細胞があつまって、僕たちができている。

気がとおくなりそうだ。


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