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家出に挑戦したら、5分後に補導された話


今ではスーパー美女として知られている私だが、

学生時代は、校則や門限に縛られるのが大嫌いな子どもだった。

中学生の頃なんて絶賛反抗期だった。



中学2年生のある日、仲の良かった先輩から夜遊びのお誘いがあった。(トランプ大会)

危険な香りがしてめちゃくちゃワクワクしたのだが、厳しい両親が許してくれるはずがない。

宿泊先の連絡先や住所、何をするのかまで両親に報告する必要があったし、過去には仲のいい友達とのお泊まりでさえ許されないときもあった。

なので、私は家出をすることにした。


普段は20時に就寝していたのだが、その日だけは頑張って起きていた。

そして夜中0時、両親が寝静まった頃を見計らい、そっと家を出た。

心臓が飛び出るんじゃないかってくらいドキドキしていた。


そして自転車に乗って家を離れた。

「意外と余裕だな!」

と思いながら、ひたすら夜道を走っていた。


無事に家出に成功したことに安堵していたのだが、その直後

「止まりなさい」と声がした。

振り向くと、そこには警察がいた。

思わず二度見した。

頭が真っ白になった。



家出して5分、あっさり補導された。



パトカーで自宅まで送ってもらう羽目になった。

警察官に「家出するのに、交番の前通っちゃダメでしょw」と注意されたことをおぼえている。


無事に家に到着したのだが、なぜか警察官たちは玄関までついてきた。

仕方がないので、ぐっすり眠っていた両親を起こした。

夜中に娘が警察をつれてきたのだから、さぞかし驚いただろうと思う。


しかし両親は冷静だった。

警察官に対して、ものすごく丁寧に謝っていた。

いつも偉そうな両親が、頭をさげて謝っていた。

すごく鮮明に記憶に残っている。


めちゃくちゃ怒られると思いきや、「全然気づかなかった〜w」なんて笑っていた。

しかし、その日から携帯電話を没収されてしまった。




この失敗がきっかけで、"夜中に出歩くときには、交番前を避けなければいけない"ということを学んだ。

私の悪あがきはまだまだ続くのであった。


to be continue...



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