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リアルDr.コトーに学ぶ手打診療所のこれから@離島・へき地で未来の医療体験記

先日ちび達が喧嘩をしていたのを聞いてると、
長女「わたしの!」
次女「ちがう、わたしの!」
長女「わたしの!!」
次女「ちがう!わたしの!!」
長女「もう島の外に蹴り飛ばす。」
次女「・・・」
#秀逸な島ギャグw
#砂浜行って海に蹴り飛ばせば簡単にできてしまう現実
#島の子あるあるですか?w


今回は、先日リアルDr.コトーこと瀬戸上健二郎先生にご挨拶にいかせてもらったときに教えて頂いた話をさせてください!金言回です!

実は室原、手打診療所に戻らせてもらう直前に瀬戸上先生の元にご挨拶に行かせてもらいました。所長をさせて頂くことや、どういうことを考えられていたのかを聞きたくて。
#色々と聞こうと思いテレビの取材を撒こうとしたがテレビマンの執念に敗北w
#そんなこんなのテレビ放映でしたが、結果取材して頂いて良かったなと思ってます!ありがとうございました!

そのときに一番刺さった言葉です。
「学会活動は必ずしなさい。それも職員を連れて発表しにいくのがいい」

細かい表現は覚えていませんが、このようなことを教えて頂きました。学会活動などほぼしたことがなかった室原にとってはかなり痛いところをつかれて返す言葉もありませんでしたw
#ぐぅの音すら出せなかった

そう言われる理由はいくつかありました。1つは学会活動をすることで人と繋がれて、そこから見たこともない世界と繋がれるから、と。かつてインターネットがなかった時代はなおさらだろうなと思いますが、これは現代にも言えることだな~と思いました。先日参加させてもらった日本超音波医学会ではみんな名刺交換しまくっていました!学会ってこういう側面もあるんだと実感。
#そういえば100歳になったじいちゃんも学会には行けって言ってた

それと、オンラインは便利で人と繋がれる1つの手段ですが、やはりオフラインで会う熱量や熱狂はなかなか生まれない。それに学会に行くだけで最新の情報に暴露されまくるのでアップデートやモチベーションアップになる!

それと、個人的に響いたのは職員を連れて参加するという事!それも手伝ってでも職員に発表してもらえと。そうすることで、職員に誇りが生まれるというのです!これには感服!!
手打診療所の看護師さんたちが普段やってることは多岐に渡ってて本当にすごいんです!ほんとに!でも、現場で日々やっているとそのすごさを評価してくれる人がいない。
#室原が「よっ、さすが!」といっても白々しい(悲)

外部に発表することで、そこを外部から評価してもらえる。そうなると嬉しさと誇りが生まれて楽しくなってより自己研鑽に励んでいく。
なるほどな~~って思いました!!
実際に瀬戸上先生と働いていた看護師さんに話を聞くと普通に言うんです!
「学会ね~行ってたよ~!発表もしたし、なんなら下甑で学会もやって受け入れ準備大変だったのよ~」
#それも懐かしげな誇らしげな良い顔で言うんです!

完全にどっひぇ~ですw 学会までやってしまうとはw スケールちげーw
でもこういった手打診療所一丸となったパワーがあってこの手打診療所は全国区になったんだって思いました。

そしてこの流れは偶然ではなくて、瀬戸上先生が作ったものだと話を聞いて気がつきました。
自分は直接お話を伺うまでは、瀬戸上先生が地域でゴリゴリに結果を残して、それがたまたまメディアの目について表にでたと思っていました。でも実際は全然ちがくて、圧倒的な地域医療の質に加えて、学会活動の他に当時のメーリングリストなどを使った情報発信、できた繋がりを丁寧に紡ぐこと。そういったことを堅実に積み重ねた結果、手打診療所が脚光を浴びてチームDr.コトーができたんだと感じました。そこには瀬戸上先生や看護師さんたちの青春を感じるんです。

その影響力は今なお健在。実際僕が手打診療所に来させてもらったのは、ゲネプロの齋藤先生のお陰で、齋藤先生は瀬戸上先生との繋がりがあった。なので、僕が手打診療所に来させてもらったのも間接的にDr.コトーのおかげです。他にもDr.コトーを知り憧れ、今診療所で働いている若い職員もいます。その影響力たるや!

個人的には今の職員でもう一度そのムーブメントを感じたいんです!脚光を浴びたいわけではないですが、将来あの時は私たちの青春があったねって言い合いたいんです!!!それが下甑島の未来に繋がると思うんです!!!
#ビール飲んでたら酔っ払って長くなってきた

そんなこんなで、補助など課題もありますが、これから学会活動を職員と一緒にやれたらと思っています。これからも手打診療所に注目して頂けたら嬉しいです!よろしくお願いいたします!

長女のポージングが大人びてきたw

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