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【3月10日開催】読書会レポート

みなさん、こんにちは!

結い読書会を運営しているアッキーとひとみと申します。

「嫌われる勇気」を課題本にした「アドラー心理学を読む読書会」を開催しました。そのレポートを以下記載します。

【読書会の概要】
日時:3月10日(日)10時~12時30分
場所:渋谷駅近郊
参加者:7名(男性3名、女性4名)

【読書会の内容】
「嫌われる勇気」を読んでの学びや疑問点を参加者同士で交換する。

【読書会の流れ】
・自己紹介
・課題本を読んでの感想のシェア
・感想のシェアで気になった部分について意見交換
・席替えと休憩
・課題本を読んでわからなかったことについて意見交換
・それぞれのテーブルでどんな話題が出たか全体にシェア

1.自己紹介

主催者2人で最初の挨拶、当日の開催の流れや注意事項の説明を行った上で、緊張感をほぐす「ほめほめワーク」を行いました。

これは以前にも一度行ったことのある、お互いの印象から相互に褒め合うというワークです。

参加者のみなさんからは「えっ!?」という反応がありましたが、実際に行うとこちらから中断をしないといけないくらい、とても盛り上がりました!

2.課題本を読んでの感想のシェア

ほめほめワークの後は2テーブルに分かれて、参加者一人ずつ課題本の「嫌われる勇気」について感想を言っていただきました。

Aテーブルでは、参加されたお一人お一人が過去のご自身の経験と本に書いてある内容とを関連させてお話をされていることが印象的でした。

また、本の中身だけでなく、本の構成についての感想もありました。
具体的には、難しいと思われるテーマを哲人と青年の2人の会話形式にしていて、読みやすいなどです。

さらには、青年がところどころで感情的になり哲人に反論する箇所がまさに読者からしても反論したくなる部分だと感じたので、共感して読みやすいという意見もありました。

Bテーブルでは、3年ぶりに「嫌われる勇気」を読んだ方がいらっしゃいましたが、以前ひっかからないところで、引っかかりを感じたなど、読む時期によっても感じる点が変わってくるようです。

また「人間関係に役に立った」という声もありました。
全ての悩みは人間関係のため、解決の糸口を課題本から見つけられたそうです。

3.気になった部分について意見交換

一人一人の本の感想のシェアが終わった後は、参加者それぞれの話を聞いて気になった部分について意見交換する時間を設けました。

Aテーブルで主に話題になったのは「承認欲求」でした。

承認欲求という観点では、とにかく承認されたいと思って行動する時期は参加者の方も過去に思い至る点があるという方が多かったです。

また、その行動の最中は承認欲求に振り回されていることに気がつかなくて、後からそれに気がつくという意見もありました。

Bテーブルでは、コーチングをされていた方が多いこともあり、課題本と教育現場の現状を絡めたお話しも出てきました。

教育現場では、「答えを言わずに導く」という手法を使うことが年々増えているらしく、上手く導くことと課題本の対話が近いという話題もあがりました。

4.席替えと休憩

今回は2テーブルに分かれての読書会を企画していました。参加者同士出来るだけたくさんの人と交流していただきたいと感じ、休憩を行う前に一度席替えを行いました。

5.課題本を読んでの不明点について意見交換

後半戦では、課題本を読んでの疑問点をお話ししていただきました。

Aテーブルでは「課題の分離」や「いま、ここを生きる」という部分について様々な意見がありました。

「課題の分離」としてよくある例としては、子育ての場面で子どもの問題を自分自身の問題と区別できずに叱ってしまい、子どもはそんな親の態度を見抜いていてさらに反発し、人間関係が悪くなるケースがあるという意見がありました。

この点で、それを自分自身で客観的に認識するのは難しく、どう対処したらいいかという疑問点が挙げられましたが、ここは時間をかけて少しずつ慣れていくしかないのではないかということで話が落ち着きました。

また、「いま、ここを生きる」ことが大事なのはわかったものの、先のことを考えて生きることも現代社会では大事に思えるので、実際にどんな心持ちでいたらいいのかという疑問点も挙げられました。

Bテーブルでは、「自分の内側を見ていくことは自己中心的なのか」という疑問があがりました。

それに対しては、「自分は自分の人生の主人公だけど、世界の中心ではない」という意見が出ました。

自分に興味を持つことは、自分ばかりに意識が向いてしまうため、外に意識を向けることが重要。自分のことばかり見ていると、外の世界が敵になってしまう可能性もあるということでした。

自分一人では落とし込めなかった疑問も、他の方と話す読書会では解決の糸口を見つけることも出来るのかなと感じました。


6.それぞれのテーブルで出た話題を全体にシェア

テーブルが2つに分かれているため、主催者2人からそれぞれのテーブルで出た意見をまとめてシェアすることも行いました。その後、参加者お一人お一人感想を述べていただきました。

課題本になったことで、読む機会・読み直す機会ができて良かったという声がとても多かったです。

また世代や立場の異なる人に意見を聞けて良かったという声もありました。

7.参加者の感想

最後は参加者の方にアンケートを記入していただきました。

●他の方の疑問を一緒に考えることで、自分の理解が深まることがわかった。

●様々な世代・立場の方とお話しすると、自分とは別の観点を得られて良かったです。

●前に読んだ本を読み返すと、当時には気づけなかった内容に気づけた。読んだ本で気になった所を読書カードにまとめるというのは自分でもやってみたい。

●みなさん、それぞれ気になったポイントや自分の環境生活と照らし合わせて自分1人では気づけなかった視点や考え方があり、とても興味深くお話をさせていただきました。

●自分と他の参加者のひっかかる点などがちがったり、色んな勉強になった。あまりテーマを決めすぎないでいろいろ自由に論じられてよかった。

今回は久しぶりに課題本ありの形式で読書会を行いました。

ベストセラー本であり発売開始から今にかけてコンスタントに売れ続けていることもあり、「まさにこの本を読みたいと思っていた!」という参加者の方も数名いらっしゃいました。

そういう本を読んだ感想等を話し合うのはとても盛り上がりますし、学びも深まるということを主催者自身改めて実感しました。

参加していただいたみなさん、ありがとうございました!

読書会に興味がある!という方はぜひ、ツイッターに告知もの載せておりますので、よろしければご覧ください。


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