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個人力-やりたいことにわがままになるニューノーマルの働き方-

本の紹介者:よし https://note.com/yoshi530202

こんな人に読んで欲しい
・強い「個」の力を手にしたい人
・楽しく満足できる人生を送りたい人
・澤円さんのVoicyリスナー

1.なぜ日本では「個人力」を発揮しにくいのか?

日本人は「個」の力は弱くても「チーム」になると強くなると言われます。サッカーがその典型かもしれません。サッカー選手が「個」をフィールドで存分に発揮するものなら、「わがまま」「自己中心的」と言われ、「チームが機能しない」と言われていたのを以前聞いたことがあります。「本当にそうでしょうか?」

野球もそうです。状況に応じてバントや進塁打を期待される中、フルスイングで三振をするものなら、「チームへ貢献していない」と言われたりします。「本当にそうでしょうか?」

ビジネスでも合意形成を基本に意思決定をするのが日本では一般的です。組織の中で「個」を発揮するものなら一気に白い目で見られ、「変わった奴」と言われます。「本当にそうでしょうか?」

皆さんも似たような経験をしたことがあると思いますが、日本では「個人力」を発揮しにく環境が存在し、私たちは「個」を抑え込む事に慣れてしまったが故に、逆に「個」をどのように発揮して良いのかが分からないのだと思います。

2.「個人力」とは何か?

では、そもそも「個人力」とは何なのでしょうか?それが、以下の図に集約されています。

個人力

出所:個人力-やりたいことにわがままになるニューノーマルの働き方-

この図にも書いてある通り、すべては“ありたい自分”中心にはじまるのです。つまり自分がどうなりたいか(Being)がなければモノゴトは何もスタートしません。

子供の頃、「プロ野球選手になりたい」と思っていました。ありたい姿は甲子園で躍動している自分であり、「そんなの一握りの選手なので難しいよ」と大人が言って来てもガン無視でした。大人のあたりまえは子供時代の私にとってあたりまえではなかったです(上図あたりまえを疑うに該当)。

そして、140km/hの速球やホームランをかっ飛ばす為に、筋トレや辛い練習にも耐えて、常に自分をアップデートしていました(上図常にアップデートするに該当)

そんな私に、サッカー部や陸上部、それからバレー、バスケの中心選手などが部という枠を超えて集結し、「個」として協同することが多々ありました(上図「個」として協働するに該当)

自分の幼少期に当てはめて、思いっきり抽象度を上げてみましたが、“ありたい自分”さえ持っていれば、このトライアングルは自然と機能するのです。そしてこの「個人力」は、子供時代少なくとも皆が持っていたはずなのです。

3.「個人力」を取り戻すために何をすべきか?

もともと子供時代に持っていた「個人力」は、学校や会社という組織、そして日本という同調圧力の強い国の中でどんどん薄れていき、遂には「どのようにそれを発揮して良いのかわからない」というのが大人になってしまった我々の課題だと思います。

そんな私たちが「個人力」を取り戻すためにすべきこと、それは

「わたしはこうありたい」と自分で自分を定義すること

これが全てのスタート地点です。「大人になってしまった私には無理」「そうなるためにはリスクが高い」「それをすると他の人の迷惑になる」等々、大人になって賢くなってしまった私たちは、自分の中に存在する「あたりまえ」の範囲で考えを巡らせます。そして結局は波風が立たない今の環境に留まってしまうのです。

コロナ禍の中、今社会は大きく変わろうとしています。今後変わりゆく社会では「組織に依存しすぎる」という事自体がリスクになりますし、今こそ自分自身をアップデートしてこの「個人力」を取り戻す時だと思います。私もこの本を読んで、より一層そう思うようになりました。一緒に「個人力」を取り戻しましょう!


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