見出し画像

『最近借りた絵本たち』

図書館で借りるためには、電車で二駅も行った場所まで行かなければならないのだけど、
用事のついでや、何かに託けて絵本を借りる。

最近借りた絵本の中で、わたしは何が好きかなぁーと思ったら、加古里子さんの絵本。
加古さとしさんの絵本もだけど、とにかく、
絵が可愛い。絵が好み。惹かれてしまうのです、この線に、色味に、表情に。

そして、加古さんが表現されている、
そのものに対しての愛情がこっちに伝わってくるのが、嬉しい。断面の図を改めてみるこの絵本は、算数の教科書にもなりそうなくらい、三角とか四角とかの形の断面じゃつまらない、こうして食べ物だったり、身近なもので考えることができたら、もっと算数好きになってたかなーー。

絵本のことをよく知っている友人から聞いた話。
絵本を作るセオリー“金太郎飴のようにつくる”
どこを切っても同じ絵が出てくる金太郎飴、
絵本にもそんな決まった筋立てがあるようで、
テレビの水戸黄門のように、日常があって、ある日事件が起きて、でもヒーローとか、何か現れて、一件落着で平和な日常に戻りました。

のような、決められた感覚に安堵する。出来事はその都度変えながら、キャラクターや筋書き同じにするとシリーズ化して、見たくなり、購買意欲も増す、らしいのです。

11匹のねこシリーズもその一つだろう。
わたしも読みたくなる。息子も好き。
何かしら起こるけれど、11匹で力を合わせて解決する!みたいなやつ、記憶にも残りやすい。

個人的にはこの絵本も好きで、

しらかわのみんか〜合掌造りのできるまで〜
ものすごい人と材料と労力でつくられた合掌造りの様子が描かれているんだけれど、
昔の家はみんなで力を合わせて作ったんだなーということと、大工さんの腕が半端なく凄い。

今は一瞬で家が立つ箱型の、どこそこの会社のようなものじゃなく、釘も打たずにはめ込んでいく技術はもう廃れていっている。
職人さんってすばらしい。もっと大切に、これからの世に残していただきたいものは、こんなところにもある。


また絵本から知ったことが多かったなー。
凄いなー、いってみたいなー、みたいなー、
食べたいなー、そんな自然に自分から湧く気持ちを観察したりしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?