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本と三線と石垣島      ✴︎〜11人の小学校体験記〜

放課後の体育館は、余興の場と化している今週。何故かというと、6月12日今週末にある【入植祭】のために、子供部門、親部門、学校部門、公民館婦人会部門からそれぞれ分かれて余興を出すことになっているから、当日までのお楽しみ!   ということで、練習時間を分けて、みんな夜な夜な踊りや三線、歌に一発芸に励んでいる٩( ᐛ )وー

仕事や家事の合間に、みんな集まりカキカキ✏️

かじおばぁが、前に話していたな、、、。

“祭り事がある時は、生活がままならん!”

って。特に、芸事がしっかり受け継がれている地域は、発表当日の何ヶ月も前から練習をして、合わせて差し入れとかあったり、打ち合わせもあったりで、家庭のことも仕事のことも後回しになるれしくて、

今回も、三線弾きの方は、仕事を早めに切り上げていたし、保護者達も、晩御飯作ったあとに体育館に集まって練習とか、みんなのエネルギーに圧倒されっぱなし。

文化を受け継ぐってみんなの協力と地元への愛がないと続いていかないんだなぁ。と実感している日々。

吉原開拓団の話を聞いて、紙芝居を作るお母さんたち。

内地からの移住者が多い吉原小学校。
この吉原を知るために、地域の人と繋がるために、地元の人に開拓した当時の話を聞く時間をもったり、当時の道がまだある山に登ったり、、

そんな中、あるお母さんが、
“入植祭で、開拓当時の話を紙芝居にしてみんなにみてもらうのはどうだろう?”

という案が出て、それが2週間前くらいだったかな。資料を読み込んで、間違いのないように文章を書いたり、絵を書いたり、色付けをしたり。

開拓当時3.4歳だった人たちが、組合長さんだったり、公民館長さんだったりするので、みなさんに聞いてもらうために、間違えのないように、先人達が作ってくれたこの場所に住まわせてもらっている感謝の気持ちを伝えるために、一生懸命みんなで作る紙芝居✒️

場面転換で三線を入れることにもなり、芋が出てくる時は、“沖縄民謡の芋の時代”を。宮古島から石垣島に船で🚢着いた時には、“宮古民謡の豊年の歌”を。私も一緒にお手伝いさせてもらって、みんなで作った紙芝居、当日みんな楽しんでくれたら良いな🖼

茅葺き屋根の色は? 木の色は?みんなで、ワイワイ話しながら進む色塗り🎨

余興練習が終わって、学校から家までの帰り道、牛が🐃散歩に出発する時に遭遇🐃
何十等もいる中で、なんでこの牛だけ散歩するのか尋ねると、

“10月に鹿児島で品評会があってね、それに出る牛なんだよ。7月に石垣島でこの牛を披露するから、歩く練習しとかないとね。”

夕方になると道を散歩するこの牛をよく見かけていたのは、そのためだった。この牛🐃も、舞台に上がるんだね。選ばれし牛🐃
嬉しいとか悲しいとか、牛の気持ちはわからないけど、後ろ姿にエールを送りたくなった🚩

疲れるの知ってるから、歩きたがらないよね。と、   綱を引っ張るおじぃ。

 みんなそれぞれの舞台が用意されている。
それが今なのか、先なのか、もう過ぎたのか。
大きくても小さくても、毎日の舞台は用意されている。その舞台でどう演じるか、とにかく、精一杯やれることをするしかない!

誰かがきっと見てくれているはずだから🌱

蝶々🦋は捕まえれたか!?@家の前


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