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ブラックベリー key2【生産性など超越した携帯電話礼賛】

iPhone はともかく、Androidの携帯のなんと無個性なことだろうか。
中国、韓国メーカーはどれも瓜二つ!まあ、お互いパクリあった結果だろうけれど、どれを手に取っても一緒。僕の物欲の煩悩を刺激する機種が見当たらない。
こいつは、スマートフォンの中にあって、全く違うオーラを発していた。そのオーラは、スマホ好きな一般の人々には微塵も感じられないけれど、一部の偏屈者には、ビシバシと胸に刺さるオーラなのだ。

・だいたい、フリック入力が当たり前のスマートフォンなのに、キーボードが付いている。
・大画面化の競争の激しい中、キーボードがある故に、前時代サイズの小画面、、
・裏面は、カメラのような滑りにくいラバー貼り
・決して安くはない。むしろ高い!

手に取って、触ってみる。金属ボデーは触感が良い。
キーボードを押した感触も、プチプチして悪くない。
良くわからないけれど、何となく格好良く感じる(俺だけ?)。

一旦は、家に引き揚げて、ネットで口コミを確認する。出てくる記事は、どれも提灯記事ばかりで疑わしい。まず、「物理キーボードの快適さに感動!」なんて題の記事は、そこから嘘である。快適に打ち込めるまでには、気の遠くなるような修練とそれに伴う熟練が必要であろう。
これ、絶対普通の人は買わないよ。

翌日、SIMカードとセットで購入してしまった。

おかげさまで、何と使い辛い携帯電話とこの先何年か付き合う事になった。
日本語変換は、糞のレベルよりはるかに劣るし、カメラの音なんか100m先からでも聞こえる程うるさい。
しかし、後悔は、全く無い。

購入して半年経った今も、この機種を使っている人を見た事がない。
大人の玩具を買ったような気分である。

せめて、プライベートな時間だけでも「生産性」なんて無為な言葉とは無関係な所にいたいのでね、僕は。


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