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スキャンダルが起きる真の要因

読んだ。

思ったより寿命が短かった。販売開始が5/29なので、一週間程度で消えたことになる。Twitterアカウントも削除とのことなので、本当にプロジェクト終了と考えていいだろう。

終了に至った明確な理由は明らかにされていない。ネットの反応を見ていると「モデル事務所から何かあったのでは」という説もあるが、これは憶測にすぎない。あくまでも公式発表は様々な意見をもらった結果、論点や問題点についての検討が不十分だった、より慎重に考えるべきだったと判断したとのことである。

終了を決めた本当の理由は分からないけれども、反感も多かったのは事実である。今回のは実写系の画像ではあるが、画像生成AIで作られたことに変わりはない。絵師およびその周辺は画像生成AIを敵視しているので、たとえそれが直接は自分に関係のない案件であったとしても、反対するわけだ。

今回の件を見て、改めて「スキャンダルとは何か」を考えてしまう。実在の人物を使わないことについて、当初ネットの反応の中には「スキャンダルを起こさないから安全」というものがあった。確かに、さつきあい自身はスキャンダルを起こさない。それにAIモデルがクリーンならば、作者のスキャンダルも心配する必要はないだろう。しかもちゃんと法務部の確認も取った上でやっているという。

つまり法の観点から言えば、今回はスキャンダルが起きようもないはずだった。しかし実際は多くの反対意見が押し寄せ、それが原因かは不明であるけれども結果として終了となっている。現象として見るならば、これはスキャンダルが起きたと言っていいのではないか。

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