ミステリー小説を実際に執筆して思ったこと……プチアイデアだけで完成まで持っていくのは難しい
◎はじめての小説執筆
先日、人生はじめて小説を最後まで書き上げました。
6話構成で、書いた総文字数が27,000字くらいですから、それほど威張れたものではありませんね。
なんとか1本の短編を紡ぎあげられた……といった程度ではあります。
しかしちょうど1カ月前、こんな記事をアップしていた私がミステリーもどきな小説を完成させられたのですから、自分としても上出来だったりします。
◎小説執筆の何に苦労したかといえば
本当に苦労したのは、ストーリーが全然思いつかなかったことです。
決まっていたのは冒頭のワンシーンだけでした。
それでよく小説を書こうとか考えたなと我ながら思うのですが、なんだか形にしてみたかったのです。
どうせなら「創作大賞」に応募しようと色気を出したのが苦労の始まりだったのでしょう。
私が目指したのは「ミステリー小説部門」でしたから、最低20,000文字必要だったわけです。
まあいけるだろうと軽く考えていたのですが……ふつうに書いていたら4,000文字にも達しないことに気づきました。
そのため当初は考えていなかった、神楽坂の飲食店巡り、名探偵の名セリフからの引用、謎かけなどの要素を加え、ストーリーも根本から見直し、どうにか20,000文字を越えられたわけです。
やめようかな……どうしようかな……と思いながら、ちょこちょことすきま時間に書き進めていたのですが、その中途半端さは小説の出来栄えにも現れるようで、どうも話のつじつまが合わなくなっていきます。
そのたびに書き直ししたり、練り直したり、破棄したりして、前進しているんだか後退しているのかわからない……そんなこう着状態に陥ったりしていました。
実際、皆さんもこういう体験を経ながら小説を書いているものなのでしょうか?
◎次はどんな小説を執筆しようか?
でも意外に思われるかもしれませんが、小説を書いている時間はけっこう楽しいものでした。
本音を言うと、もう少し書いていたかったと思う自分がいたりするのです。
どういうわけか、もう一本小説を書いてみたいなーという気持ちが芽生えてきています。
何を書くか構想はまったくゼロなのですが……。
いずれにせよ、今度は書いている途中で迷子にならないよう、しっかりアウトラインを定めてから取り掛かりたいです。
事前にアウトラインを固めておくことで、「けっきょく何が言いたいの?」といった小説になることを避けることができるそうです。
物語もドライブしやすくなるうえ、伏線も貼りやすくなるし、ストーリーで迷う場面もきっと減ることでしょう(たぶん)。
そのアウトラインの作成自体が大変なわけですが、せめて次回の執筆時はもう少し実力が伴っていますように……!
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