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学校も企業も大切なものは変わらない

教育を本気で語る会、読書大好きなカズです!
先日、トヨタコニックさんの「しあわせノート」を拝読する機会をいただき、
企業が直面している課題や目指している姿が学校と共通していることに気付きました。
カローラ大分さんの記事についてまとめてみます。


1 価値観のアップデート

大手企業だからこそ古き良き体質と悪しき体質が混在しているようです。

明確なゴールが示されていないのに、意味を持たない指示ばかりが飛び交っている。意味がないことをやってなんかいられない。

学校も全く同じです。
意味を持たない頭髪服装検査や丸暗記型の定期テストなどに、
変化の早い現代社会のニーズは全くありません。
LGBTQやスマホが浸透してきた社会では、
従来型の教育を変える必要があります。
進化する社会を相対的に比較すると、
現状維持しかしていない学校は退化していることと同じです。
前例踏襲ではなくアップデートをする勇気を学校も持ちたいです!

2 幸せ指数が上がる翻訳

現場に対して厳しい判断が出た時に、内容は変えずに面白そうな言葉に変換して伝える。

本田さんのこの視点は、授業準備の時と全く同じです。
教科書の内容をただ伝えるだけではなく、
子どもたちが学ぶ意味を見出してくれるような仕掛けをほどこしています。
テレビ番組の特番の活用
企業関係者とのパネルディスカッション、
動画やオンラインの導入など、
勉強することがいかに自分の未来とつながるかを
考えてもらいます。
教科書の内容は机上の空論でもなく、
自分には関係のない他人事でもなく、
子どもたちの未来につなげるべき知識です。
教科書の内容に当事者意識が持てないのは、
我々教師の責任だと思っています。
勉強しない子どもが悪いわけでもなく、
当事者意識を持たない子どものせいでもなく、
学ぶ意義を伝えられない教師の力量不足です。
「教科書を学んで覚える時代」から、
「教科書で学んで考える時代」に変わりました。
子どもたちが考えようと思うように
「子どもが知りたい内容」に翻訳していく技術が、
教師に求められる時代です!

3 家族をこの会社に入れたいか

自分の家族が入りたいと思えるような会社にすることと、
自分の家族が通いたいと思える学校にすることは、
全く同じことだと思っています。
子どもが学校で困っているときに、
もしその子が自分の子どもだったらどうするか。
我が子が助けを求めているのに見放す親はいません。
理不尽な校則で苦しんでいるとしたら、
校則を変えるか学校を変えるかなどの何らかの手段をとるはずです。
「今までこうだったから」というような納得のいかない理由を押し付けることはしないはずです。
我々教師も様々な課題に対して当事者意識を持たなければなりません。
他人事にしないための手段として「自分の家族が困ってたらどうするか」を考える。
企業も学校も同じことを考えていて安心しました。
仕事への使命感や責任感を大切にしていきます!

次回は「だったらこうしてみたら?」というテーマで取り上げていきます。
植松社長と同じテイストの手法をトヨタコニックさんから感じました。

多種多様な引き出しの数は教師にとって最大の魅力です!
この引き出しと提案について探究していきます!

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