見出し画像

ネームプレートによる出席確認

皆さんこんにちは!教育を本気で語る会、英語教師のJOYです!
前回、号令からではなくテストから始めることによって、
スムーズにスタートが切れることをお伝えしました。

今回は授業開始に必須の出席確認についてお伝えします。
その手段として活用しているのが「ネームプレート」です。
教師のみなさんは、生徒の名前を間違って呼んでしまったことはありませんか?
生徒の名前に自信がなくて呼べなかったこともあるかもしれません。
不安な時は席順でやり過ごすこともあるかもしれません。
このような不安を解決するアイテムが今回のネームプレートです!
今回は定時制高校での活用事例をお伝えします!

1. ネームプレートを机の上に置く

ネームプレートを自分の席に置く習慣をつけてもらうと、
余ったプレートが欠席者なので確認が簡単にとれます。
このシステムにした目的は「授業時間を減らさない」ことです。
チャイムが鳴ってから
「そこの席の生徒は‥○○だっけ?」と
出席簿を書いている先生もいたと思います。
自戒の念をこめて言いますが、生徒の授業時間を学校の都合で使うことは言語道断です。

2. 生徒の名前を呼ぶ

JOYが高校生の頃に、座席表で確認してから名前を呼ぶ先生がいました。
「この先生、まだJOYのこと覚えてないのか」と思っていました。
一方で、顔を見て名前を呼んでくれる先生には親近感が湧きました。
名前を覚えてもらえたことが嬉しかったからです。

自分の名前を覚えていて、それを読んでくれるということは、まことに気分がいいものだ

人を動かす 〜デール・カーネギー

そこで、JOYが教壇に立ってからも絶対に生徒を名前で呼ぼうと決めていました。
しかし……生徒が多い…。
よく名前を間違えてしまいました。
そこで、ネームプレートに挑戦してみました!
座席表を見る必要もない。名前も間違えない。欠席確認も簡単。メリットだらけです!

3. 生徒が受けるメリット

教師だけにメリットがあるわけではありません。
生徒にもメリットがないと授業前のネームプレートの準備を億劫に感じだしてしまいます。
そこで、このネームプレートを生徒にもメリットが生まれるようにアクティビティに活用します。
ペアワークやグループワーク等で席を移動する時にはプレートも一緒に持っていってもらいます。
すると、生徒間でも名前を確認できるので、年度初めはお互い便利です。
また、名前の横の空白部分にはちょっとした情報を加えます。
例えば、誕生日好きなアーティスト今年の目標などです。
その部分は定期試験が終わるタイミング等で定期的に書き換えます。
年末には今年の漢字の予想を書いたり、数年前には新元号の予想を書いたりしました。
オリンピックのあとはオリジナルのピクトグラムなんかも作ってもらいました!
友達のプレートに何が書いているのか、気になりますよね。
アクティビティがちょっと楽しくなります。

4. ジャンケン以外のペアワーク

ペアワークのスタートにジャンケンが使われることが多いですが、
ネームプレートを使った情報交換が加わると、驚きの発見や笑い声が飛び交います。
この手法は灘高校のキムタツ先生を参考に定時制高校アレンジを加えました。

誕生日、名前の画数、スマホの利用時間、電池の残量など、様々な情報交換からペアワークを始めます。
これは、ネームプレートに書かれている情報や、授業で使うスマホやパソコンの情報によって、
生徒間の交流につながるように意識しています。
生徒は案外、他の生徒のことを知らないものです。
「そうなんだ!」って声が飛び交うと嬉しくなります!
このように、授業に使えるアイテムはどんどん取り入れていきます!
次回はchatGPTを取り入れた事例についてお伝えします!

「教育を本気で語る会」ではtwitter, Instagram, spotifyでも発信しておりますので、そちらのフォローもよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?