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続・いや、まいったね。

(これの続きです↓)

 そういえば今日からゴールデンウィーク始まってましたね。祝日にさほど縁のない職業をしているので今日から大型連休ということは気付きませんでした。それでも今日は土曜日だからってボーッと昼寝してたんですけどね。

 さて、そんなゴールデンウィークの5連休の最後の水曜日に、ニッポン放送ではかつて人気を博していたこんな番組が復活します。題して!(←新内眞衣のANN0時代のメールテーマ発表風に)


くりぃむしちゅーの!オールナイトニッポン!


 先日発売された番組本の売れ行きが好調であったことから、今回の復活に至ったということは前編(?)でもお話しした通りですが、かつて人気のあった番組が特番で復活するということは、当然レギュラーで放送している枠のどこかが休みになるというわけで、昨年の5月に矢部さんが復帰してより磐石な体制になったナインティナインや、今大人気の芸人である霜降り明星やオードリーなどと比較した上で、他と比べて知名度で見劣りする乃木坂の新内が休みに選ばれるということはある程度致し方ない(2019年に三四郎と共に2部から1部への昇格を果たすなど実績は悪くなかったものの、同時期に昇格した三四郎は裏のバナナマンに勝てず今年の4月に2部に再降格しているあたりが物語っていると思います)というところもありますが、くりぃむしちゅーのANNはそんな「特番によるレギュラー放送の休み」さえも、笑いに変えてしまうような面白さがありました。

 以下は「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」レギュラー放送第79回(2007年2月20日放送分)からの抜粋になります。

(この週はちょうどスペシャルウィークで、ゲストに浅草キッドの水道橋博士が登場することから、「博士さんに聞きたいことなど、メッセージ募集しております」など、通常通りにメールアドレスの告知が行われた後、急に有田の会話のトーンが変わり)
有田:ええ、まあ今日はスペシャルウィークということで。まぁちょっと華々しくパーっといきたいんですけど、心なしか僕の声のテンションがちょっと落ちているのはご存知だったでしょうか皆さん。
上田:それは……まずは斉藤のせいで?(注:当時新人マネージャーであった斉藤は、メイド喫茶通いの趣味をこの回のオープニングトークでもネタにされる程に拗らせており、「メイ藤」のあだ名を付けられるほどにまでなっていました)
有田:いやいや、それもそうですけど、もっと落ち込むことがちょっと、発表がございまして。まぁほら、この時期って改編期じゃないですか。色んな番組がね、始まったりとか終わったりとか。
上田:え……まさか。
有田:ラジオ番組でもやっぱ今、そういうのがニッポン放送でも色々決まってきたみたいで。
上田:えっマジすか。まさか。
(このあたりで「別れの歌」が流れ、いかにも番組が今回で終了するかのような雰囲気に)
有田:おととしの7月でしたっけ?始まったの。この「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」。まぁ、ちょっとスタッフの方はね、自分たちが力がないんだとか色々言ってましたけども、我々の力のなさもございます。まぁ、今日はほんと、ふざけにきて、しばらくちょっとくりぃむしちゅーのオールナイトニッポンというのをちょっとお休みさせていただく、休業と。まぁなんかね、よくまぁ、休刊みたいな形で言い方しません?雑誌とかで、まぁ一応お休みということで。決まりまして。
上田:いやなんかまぁ、ちょっといろんなね、思い出もあるし残念は残念ですけど。
有田:まぁだからいつかね、また、まぁこういうこと言うとまたウソくせぇなって言われるかもしれないですけど、同じような形で復活させていただきたいなと。よくね、言いますけどね。終わるときに同じメンバーでまた復活とか言いますけど。
上田:まぁ、でもそんなのね、実現した試しはね。
有田:だから。えー、再来週、復活します。
上田:あのさ、素直にさ。来週休みって言えよ!3週連続でお前このパターン言ってんだよ、この番組終わります的なニュアンス。誰も騙されねえよ!

 このあと有田は毎日の帯番組でもないのに「13日間お休みを頂きます」とか「来週から新番組『平井堅のオールナイトニッポン』がスタートする」と、あたかもレギュラーが交代するかのような言い方で翌週の特番のパーソナリティを発表するなどやりたい放題で、上田からは「素直に1週休みって言えよ!」とつっこまれる始末。その間、作家の石川はずっと爆笑しっぱなしなのでリスナー側にはネタだということがバレバレなわけです。その後も何度も茶番は行われており、AD松尾の「51%の思いやり」が話題になった第106回放送では「200回やろうよって言ってましたけど106回で(番組終了)、ということで」と言った後に有田が翌週からの新番組として発表したのが「オールナイトニッポン・ソニーミュージックレコードナイト」という明らかに1回限りの特番なのバレバレの番組名という有様で、「再来週火曜の深夜1時から新番組……」と告知したところで上田に「来週休みって言え!」とツッコまれる流れであり、まぁ特番で休みになるたびにこんな茶番が毎回のように繰り広げられていたわけです。

 ところで、来週の放送が休みになる、水曜日の枠の本来の番組であった「乃木坂46のオールナイトニッポン」では、作家が石川にもかかわらずこのような茶番劇はなく、「来週の放送は特別番組のためお休みです」とさらっと告知されるだけに留まりました。そればかりか、番組内で作家の石川について触れられる機会はほとんどありませんし、あの笑い声も聴かれません。(あの番組で話題になるったら舟崎ちゃんぐらいかな?)くりぃむANN内のコーナー「たとえてガッテン」では、番組内での鉄の掟として「作家の石川はいじらない」というものが紹介されたこともありますが、あの鉄の掟はひょっとしたら乃木坂の新内に継承された形なのでしょうか。

 節丸は鉄板!おわりでーす。

正直この欄の使い方がよくわかってない