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日本ダービー(GⅠ、東京芝2400m)

2021年日本ダービー考察!個人用まとめなので全て後出しです。
使用データ:ストライド競馬新聞 
引用twitter:@tachikawayuma、@chariot0001、@jinsei_umakichi、@yuta87oikiri、@Azemin25a、@umajin_keiba

・枠順と位置取りと傾向とレース質

「枠順と位置取りで勝ち馬を見抜く!」
過去5年の勝ち馬の2頭が上がり2位以内、勝ち時計も2分23〜24秒台と速い。同時に連対馬の内9頭が4角7番手以内で立ち回っており、先行力・速い上がり&時計・瞬発力の全てが問われる。枠順別成績は1〜4枠【2・4・2・32】、5〜8枠【3・1・3・43】と大差がない。ただし、5番人気以下は、5〜8枠【1・0・0】に対して、1〜4枠【1・1・1】。人気薄の激走は内を通れる内枠から。
【枠順 ○】【位置取り○】【上がり○】
「競馬ラボ コースデータ超分析」
最初のコーナーまでの距離はおよそ350m。ゴール板を一度通過、コースを一周する。基本的には長距離戦とあって、スローペースからの瞬発力勝負になることが多いのだが、逃げ馬のペースによって勝ち馬の脚質は様々。チャンピオンを決するコースらしく、スピード、スタミナがバランス良く求められ、逃げ切りは難しい。

「馬券億り人のコース戦略」重要ファクター →記載なし
【立川優馬のレースマトリックス】
日本ダービーのもつレース質は、「内枠・差し」
近年は超高速馬場で行われていますが、基本的な性質は変わっていません。
・Cコース替わりで内枠有利
・オークスより中盤は緩みやすい
・差し有利で高速上がり経験は重要
・スローになれば先行馬が残せる
高速化した2017年以降は、相対的にスローの流れに。

【azemin氏の 日本ダービー考察】

ダービーは例年その馬の実績で◎○△×の4つに分けています。
◎:皐月賞までに芝1800m以上の重賞勝ち馬
○:GⅠ 3着以内経験馬
▲:2歳時1800m以上重賞勝ち馬
△:青葉賞・京都新聞杯勝ち馬
×:それ以外の馬

◎:グラティアス ラーゴム エフフォーリア タイトルホルダー ヴィクティファルス シャフリヤール
〇:サトノレイナス ステラヴェローチェ ヨーホーレイク
▲:ワンダフルタウン
△:レッドジェネシス
×:アドマイヤハダル グレートマジシャン タイムトゥヘヴン バジオウ バスラットレオン

過去10年の結果
11年◎▲×  12年〇△△  13年◎〇×  14年▲◎◎  15年◎△◎
16年◎◎◎  17年▲◎△  18年▲◎×  19年×◎〇  20年◎〇〇

固い年は実績のある記号の馬が来てますね。荒れている年は、距離延長で台頭してきた馬は、皐月賞後に結果を出して来た馬ですね。では今度は、ダービーの前走別の成績を調べてみます。皐月賞かそれ以外かですね。

日本ダービー過去10年3着内馬の臨戦過程
11年皐青皐 12年皐青京 13年京皐青 14年皐皐青 15年皐京皐
16年皐皐皐 17年皐皐青 18年皐皐プ 19年京皐皐 20年皐皐皐

これを見ると皐月賞組で上位独占したのは過去10年で2回です。マカヒキが勝った16年とコントレイルが勝った20年です。16年は前哨戦から空前のハイレベルのレースが続き、皐月賞の5着以内がダービーでも着順は違ってもそのままでした。
ダービーを予想する時は、まずは皐月賞のレベルがどうだったか考えることが重要だと思います。私は今年の皐月賞は低レベルで、前哨戦も低レベルなレースが続いたと思います。エフフォーリアは、時計面での裏付けがないのにちぎった。更に青葉賞・プリンシパルSも低レベルで、京都新聞杯が標準レベル。
エフフォーリアは共同通信杯4番人気、皐月賞2番人気で勝利。1番人気必至のダービーは他馬の徹底したマークを受ける。自分から勝ちにいかないといけない。着差は付けているが、上がりは1位でもなくラップも目立たないし、スローしか経験がない。汎用性の有無と真に強いのかを考えないといけない。

今年のダービーはマイルで逃げたバスラットレオンの参戦が鍵を握る。その前に、今年の1800m以上の重賞の1000m通過タイムをおさらい。そうすると、ある傾向が見えてきます。
京成杯 63.7  きさらぎ賞 61.2  共同通信杯 61.9  弥生賞 62.6  スプリングS 62.5
毎日杯 57.6  皐月賞 60.3  青葉賞 60.5  京都新聞杯 59.9
今年の特徴としてスローペースのレースが本当に多い。毎日杯は異質だったと言えます。
そこにマイル路線からバスラットレオンが参戦。ニュージーランドトロフィーの1000m通過は58.5でした。マイル戦として速くありません。
しかし、今年のメンバーでは超ハイペースと言ってもいいです。皐月賞は過去10年で最も遅い60.3ですし、ハイペースのダービーになると思います。
エフフォーリアは、前半60秒台を超えるレースしか経験がなく、ペースが流れた時と時計が問われる決着になった時に対応出来るか疑問が残る。言い換えれば、負けパターンが見えないから、隙があるという事です。

【東京芝傾向】
極端な外伸び、差し追い込み有利。

・調教情報

【UMAJIN.net編集部 重賞出走馬追い切りレポート】

1 エフフォーリア 横山武騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。前後に馬を置く3頭併せ。4角で3頭が密集しタイトな状態となったが、動じることなく巧みなコーナーワークから抜け出し、最先着を果たしている。馬場を大きく使ったし、手応えは終始楽だったがそれでも自然といい時計が出るあたり、走ることへのモチベーションは相当高そう。鞍上との呼吸もしっかり合っており、高いレベルで安定だ。【7】うま吉S+評価

2 ヴィクティファルス 池添騎手騎乗、栗東坂路単走。先週オープン馬相手にハードな併せ馬をこなしており、これでほぼ仕上げは完了。今週はテンションを上げ過ぎないよう静に徹した調整で、序盤はまずまず折り合い、ラストでやや硬さがあったものの力強く伸びた。短期放牧でリフレッシュできたようで、悪くない気配にある。【6】

3 タイムトゥヘヴン 石橋騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。目標にした準オープン馬を、直線入口でキャッチアップ。手応え優勢のまま抜け出し、先着を果たした。稼動が続いておりさすがに大きな上積みはなさそうだが、この馬なりに順調だろう。【6】

4 レッドジェネシス 助手騎乗、栗東芝単走。先週横山典騎手騎乗での併せ馬をこなしており、今週は単走でサラッと流す程度。この馬らしいバランスのいい走りから、素軽い動きを披露できていた。中間は芝とポリのみ。CWで追わなかったあたり、疲れの蓄積は少なからず気になる状態かもしれないが、この馬の競馬はできるだろう。【6】

5 ディープモンスター 武豊騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。目黒記念に出走する古馬オープン・アイスバブルを直線半ばでアオり、最後はスッと抜け出した。ただしこれは相手が走らなさ過ぎた感もある。馬体維持が念頭にあるようで中間の負荷は軽く、先週はラストで仕掛けへの反応にタイムラグがあったあたり、気配面は強調しづらい。良くて平行線か。【5】うま吉S+評価

6 バジオウ 大野騎手騎乗、美浦坂路併せ馬。3歳未勝利を追走し、相手に合わせるように併入に持ち込んだ。時計は平凡だが坂路ではまったく動かない馬なので問題ないだろう。脚捌きそのものは軽快で、相手をロックオンした際の気迫も上々。まとまった休みを取らず稼動しているが、順調と言える。【6】

7 グラティアス 松山騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。先行させた古馬オープン・ヴェスターヴァルトをいい雰囲気で追い詰め、ラストで促されると渋太く取り付き併入に持ち込んでいる。手応えからすると突き抜けても良さそうな雰囲気だったが、これはメンコを装着して臨んだ影響だろう。装着していなかった先週の調教ではヴェスターヴァルトを子供扱いしており、本番では外して臨む見込み。中間の上昇度には目を見張るものがあり、絶好の仕上がりだ。【8】うま吉S評価

8 ヨーホーレイク 川田騎手騎乗、栗東芝併せ馬。先週CWでみっちり負荷を掛けられており、これでほぼ仕上げは完了。今週は芝コースで疲れを残さない形の併せ馬を行っている。3歳未勝利馬へ楽に取り付き脚力の違いを見せるように最後は楽々抜け出した。中間は意欲的な攻めが目立ち、体調面は安定しているようだ。ひと息入っていた前走から着実に上昇。【6】うま吉S評価

9 ラーゴム 浜中騎手騎乗、栗東CW併せ馬。序盤はじっくり運んで脚を溜め、直線では目標にしたオープン馬ヒンドゥタイムズと手応え優勢で併入に持ち込む。ギアが入ってからの動きは鋭く、気持ちの面はかなりのレベルにありそうだ。操縦性にまだ課題を残すものの、気配で言えば前走時から大幅上昇。【7】

10 シャフリヤール 福永騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。序盤は鞍上の意のまま折り合いに専念。直線半ばまで軽快に進むと、若干促されたラストで懸命に追われた古馬2勝クラスをパス。機敏な反応からギアを一気に上げられたあたり、精神面はかなり研ぎ澄まされているようだ。帰厩後は意欲的な調整をこなせており、前走レコード勝ちの反動はまったく感じられない。好仕上がりだ。【7】うま吉S評価

11 ステラヴェローチェ 吉田隼騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。先週のCW追いでしっかり負荷を掛けてあり、今週は馬なりで鞍上が反応を確認する程度の内容だった。前向きかつしっかり制御の効いた走りで序盤に脚を溜めると、ラストは目標とした3歳1勝クラスを問題にせず3馬身の先着フィニッシュ。先週は少しだけモタついた雰囲気があったが、今週は素軽さ満点でここへ来て急上昇の感がある。申し分のない仕上がり。【7】

12 ワンダフルタウン 和田竜騎手騎乗、栗東CW併せ馬。2勝クラスを追走。楽に取り付いてから直線入口あたりでスッと抜け出すと、直線では相手を置き去りにして大きく先着を果たした。5カ月ぶりの前走で接戦を制しての中2週となるものの、今週これだけ追えるあたり反動は一切感じられない。勝ってさらに大きく上昇。【7】うま吉SS評価

13 グレートマジシャン 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。先週の調教は重苦しさがあったが、そこで気合いを入れられ今週は素軽さ十分の動き。大きく先行させた相手を機敏なコーナーワークから追い詰め、直線半ばでスパッと抜き去った。まだ全体的に荒削りな面を感じさせるも、活気にあふれた姿は好印象。坂路での最終追いだった近2走から、今回ウッドに切り替えしっかり追えているあたり、肉体面の強化ぶりも強調できる。力をフルに出せるデキ。【7】

14 タイトルホルダー 田辺騎手騎乗、美浦ウッド単走。1週前に3頭併せで速い時計を出し、最終追いで単走・調整程度というのは前回同様。ラチに頼らず馬場の真ん中をいいリズムを保って走り、最後は馬自ら気持ちを乗せて力強い伸びを見せていた。体を柔軟に使えており、見た目の動き以上に速い時計が出せているのは好感。前走が絶好と思えたが極端なデキ落ちはなく、高いレベルで安定と見ていい。【7】

15 アドマイヤハダル 助手騎乗、栗東坂路単走。先週M.デムーロ騎手が騎乗し、猛時計を出した併せ馬が実質の最終追い。今週はM.デムーロ騎手が騎乗し坂路15-15で流した。同騎手が最終追いを託された際に時折見せる軽め調整だが、陣営として危惧があったのか30分ほど後に助手騎乗で坂路2本目を消化。ここでは最後の仕掛けにいい反応を示し、スパッと切れた。前走時ではやや攻め切れていなかったが、この中間の負荷は十分で動きも悪くない。最終追いがチグハグになった面は気になるものの、一定の上積みは見込める。【6】うま吉S+評価

16 サトノレイナス C.ルメール騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。先週ウッド5F64秒2という猛時計を出しており、今週はオーバーワークを避け調整程度。鞍上との意思疎通を深めることに徹した内容だった。古馬2勝クラスを目標に、あえて後ろで我慢させ闘志を溜め込む。ただし、ラストで鞍上がゴーサインを出すも気持ちが乗らなかったのかギアを上げ切れず、結局半馬身ほどの遅れフィニッシュとなったあたりは気になる。中間は順調に乗り込まれており、体調面は高値安定のようだが精神面のピントが合っていないような雰囲気。恥ずかしくない競馬はできそうなものの、キンキンの状態ではないか。【6】うま吉S評価

17 バスラットレオン 藤岡佑騎手騎乗、栗東坂路単走。ラストで手は動いたが、全体的にお釣りを残し速い時計をマークできている。前走がかなりの好仕上がりで、そこまでの迫力には及ばないものの、悪くない状態だろう。【6】

【過去2年の追い切り傾向】
仕上指数70以上に注目 →13 グレートマジシャン(仕上指数71)
穴は1週前追い切りで指数70以上、最終坂路追い →該当なし

・騎手=血統傾向

【外国人騎手…】
・石橋脩騎手 無条件
・M .デムーロ騎手 無条件
・戸崎圭太騎手 × 前走馬体重470kg未満
===============================
【ノーザンF生産馬 ◯】
・キンカメ系種牡馬 × 前走出走頭数が14頭以上
【過去5年の騎手タイプ】
支配 1-0-3-17  技術 3-0-1-22  バラ 1-4-1-18
脳筋 0-0-0-7   悠々 0-0-0-7
→脳筋と悠々自適は出る幕なし
支配:川田、横山武、デムーロ、和田
技術:福永、武豊、池添
バランス:ルメール、戸崎、田辺

【サドラーズウェルズ持ちの人気馬】
ダーリントンホール 13着 5人 サートゥルナーリア 4着 1人
アドミラブル 3着 1人 ディーマジェスティ 3着 1人
リオンディーズ 5着 4人 エピファネイア 2着 3人
ロゴタイプ 5着 2人 デボネア 12着 3人
→人気薄の好走なし。人気馬も勝ちはなし。

今年のサドラー持ち
→エフフォーリア、グラティアス、グレートマジシャン、タイトルホルダー、バスラットレオン、レッドジェネシス、ヴィクティファルス


今年は雨の影響もあり、ここまでサドラー持ちが好走するレースが多かった。高速馬場の府中は別の適性が求められる。

・リンク馬券術(伊藤雨氷)

■ジャパンCとリンク→2021年 正逆2番、6番
正→2 ヴィクティファルス 6 バジオウ
逆→16 サトノレイナス 12 ワンダフルタウン
■皐月賞2着馬自身か、その隣馬が3着以内
14 タイトルホルダー 隣→13 グレートマジシャン 15 アドマイヤハダル
■前走3着馬自身か、その隣馬が3着以内
11 ステラヴェローチェ 隣→10 シャフリヤール 12 ワンダフルタウン
■皐月賞馬自身か、その5隣馬が3着以内
1 エフフォーリア 5隣→6 バジオウ 13 グレートマジシャン
■川田将雅騎手の6隣馬が3着以内
8 ヨーホーレイク 6隣→14 タイトルホルダー 2 ヴィクティファルス
■前年の有馬記念の武豊騎手の馬番が連動 正逆5番
→5 ディープモンスター 13 グレートマジシャン
■馬名末尾が「ト(ド)」馬の隣馬が3着以内 →該当なし

GⅠリンク

■正逆25番、もしくは242番が3着以内(人気馬)
正→8 ヨーホーレイク 6 バジオウ
逆→10 シャフリヤール 12 ワンダフルタウン
■関東G1は正逆3番、もしくは6番が3着以内(穴馬)
正→3 タイムトゥヘヴン 6 バジオウ
逆→15 アドマイヤハダル 12 ワンダフルタウン
■ルメール騎手自身か、4隣馬が3着以内
16 サトノレイナス 4隣→3 タイムトゥヘヴン 12 ワンダフルタウン
■ルメール騎手の540隣馬が連対中
→3 タイムトゥヘヴン 12 ワンダフルタウン
■馬名頭か末尾が「ア(ァ)」馬自身か、その隣馬が連対中
1 エフフォーリア 隣→2 ヴィクティファルス 17 バスラットレオン
15 アドマイヤハダル 隣→14 タイトルホルダー 16 サトノレイナス
■3歳牡馬三冠GⅠ、和田竜二騎手の隣馬が3着以内
→11 ステラヴェローチェ  13 グレートマジシャン

・リンクからの注目馬
人気馬→13 グレートマジシャン 16 サトノレイナス
穴馬→6 バジオウ 14 タイトルホルダー

・ストライド競馬新聞傾向

基本は指数上位から。
→指数74 エフフォーリア 指数71 グラティアス 指数70 サトノレイナス ヨーホーレイク

・ミズノ氏の見立て

一時的なゲリラ豪雨予報もあるが、良馬場想定。カンテレ競馬動画の福永先生解説に準ずれば藤岡兄のバスラットレオンが逃げ。番手の松山・田辺あたりは特に争わずにミドルペース辺りで落ち着きそうか。
直線スピード勝負になれば、とにかく勝ち馬には速い上がりが必須。
後半3F上位5頭は1、16、5、7、8
瞬発力上位5位は16、1、8、5、13、9
どちらにも該当するのは、1、5、8、16  総合的に見て本命は…

◎:16 サトノレイナス 
◯:1 エフフォーリア
▲:8 ヨーホーレイク
★:13 グレートマジシャン

△:5、7

結果 10−◯1–11

サトノレイナスの惜敗はルメちゃんが勝ちに行く乗り方でのもの、納得。
シャフリヤール の末脚は想定できなかった、南無。

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