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日記(ぼっち・ざ・ろっく)

気になっていた「ぼっち・ざ・ろっく」というアニメを見た。

散りばめられた音楽やアーティストたちの元ネタから、原作者の人は同世代なのだろうなと想像する。アジカン聴いてたし、9mm聴いていたし、KANA-BOON聴いていたし、八十八ヶ所巡礼はライブ見に行ってた。そんな中高時代の思い出が蘇ってくる。ロキノン系という言葉があった時代。今もあるのかな。


中学校に入った時、新入生歓迎会で軽音楽部の先輩が演奏しているのを見て、スピッツが大好きだった私は迷わず軽音楽部に入った。
当時、母親は「ギター?不良やな」と嘆いていたが、数年後にはけいおん!がブームになって、「不良の集まり」という視線を向けられなくなった。ぼっちざろっくもバンドが「不良や」と言われなくなった世界線だと感じる。

思えば二つ上の先輩は結構尖っていて、授業を真面目に受けない人や中退した人もいた。けれど、私の代以降はそういった尖り方の人はあまりおらず、どちらかというと社会に馴染めなかった人間たちを包摂した部活……みたいになっていた。


ぼっちちゃんのようにストイックに毎日6時間ギターの練習をしなかったので、永遠にへたっぴのままだったが、The Back Hornのコピバンは本当に楽しかった。今もしたいと思う。楽しすぎて、全員走っていたので、聴いている方は楽しくなかったかもしれない。

あと、私も「うへへ、女の子に好かれたい……」という理由で白いギターを買ったことがある。IbanezのRGモデル。白いギターをギュンギュンしていたらかっこいいだろうと思っていた。
この白いギターはメタル向きの少しキンキンした感じ(高音域がクリアな感じ?)の音だったのだが、メタルバンドのコピーをするメンツがいなかったので、人前で使うことはほぼなかったのだった。弾きやすくて、いいギターだったんだけどな……。


そんな思い出をふわふわさせつつ、ぼっちちゃんの顔芸や人との交わりを楽しく観ている。続きも楽しみだ。

最後まで読んでくれてありがとう。