ほのか

日常の小さな気づきを綴ります。たまに音楽もつくります。

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最近の記事

朝の散歩が教えてくれたこと

朝、目が覚めると、ベッドの上でしばらく微睡む。 夢で見た内容を思い出したり、何かを考えたり。 目に映っているものは、少しシワになっている布団と、その上にだらんと置かれた自分の両手のはずなのに、 だいたい、実際には見えていない遠くの何かを眺めている。 重い身体をえいっと起こすと、ベッドの近くの棚に無造作に置かれているパーカーを羽織り、リビングへ行き、朝食をとる。 そのあとは自室に戻り、日記を書き始める。 黄土色の無印のノートは、昨日の出来事、考えたこと、感情などを思

    • 尖れなくても

      私は自分の活動で少しでも誰かの人生が良い方向に進むことが1番うれしい。 だけど今やってる仕事は正直だれかの人生をよりよくすることにダイレクトにはつながっていない。 だからといって今の仕事が悪いわけではないし、人として尊敬できる人もいるし、面白いと思える部分もある。だからある一定の景色が見えるまで、それはやり切ろうと思う。 例えどこか割り切り、何かをあきらめながら過ごしていたとしても、その中にも美しさは存在する。 晴れた日の午後に聴く音楽に心が動かされる瞬間も、

      • 朝の幸せが消えないように

        等間隔に並ぶTシャツの肩に光が射している。 その光が、袖に落ちる影を作り出している。 窓ガラスの向こう。少しスモーキーな世界。 光だけがそのガラスを通り抜けて、部屋の内部まで連なっている。 風は少しだけ。鳥の声も少しだけ。 静けさに満ちたこの狭い部屋からの景色が、なんとも言い難い形の幸せを作っている。 毎日、毎時間、毎瞬、私はこの幸せを感じられたらいいのになあと思うのだけれども、儚くも日常の慌ただしさの中でその部類の幸せは埋もれていく。 できればいつでも取り出し

        • あたたかいハーブティーで、梅雨の鬱を和らげる

          連日の雨。 梅雨になると、気分がどんどん沈んでくる。心なしか、街ゆく人々もどこかイライラを隠しきれていないようにも見える。 私は低気圧に弱い体質だから、雨が続くと気持ちだけでなく頭痛や体のだるさにも表れる。 カフェに入ってもなかなか集中できなかったので、親しい友人になんとなく状況を報告してみた。 すると、「ハーブティーがいいかもしれない」と言われた。 ハーブティーには自律神経を安定させる効果があり、リラックスできるらしい。 いつもカフェに入ったらコーヒーばかり飲ん

        朝の散歩が教えてくれたこと

          気分転換のランチはひとりがいい

          わたしは新卒で入った会社に勤めていたときからそうだが、基本的にランチはひとりが多い。 もちろん誘われたらいくけれど、自分からだれかを誘ってというパターンは少ない。 理由は、お昼の時間にひとりで静かにリフレッシュする時間があるかないかでは、午後の集中力が違う気がするから。 ヒーリングミュージックを流して目を閉じたり、木陰のベンチで風を感じながら読書するのが好きだ。 誰かと一緒に食事をするのも楽しいし、リフレッシュにはなるけれど、 自分の気づかないところで疲れてしまうこ

          気分転換のランチはひとりがいい

          noteの投稿を30日間継続して得た学び

          昨日でnoteを毎日投稿して30日目になった。 そんな記念すべき(大げさ)30日目は、言い訳になるかもしれないが目が回るほど忙しい1日だったので、ものすごく短い文章で力尽きてしまった。 だから、今日改めて学びをまとめてみた。 簡単そうなことでも、30日何かを続けるというのには工夫が必要だということを身にしみた。 頭じゃないところで書いた文章にスキがつきやすいこれは私に限った感覚かもしれないが、私は文章を書くときだいたい2パターンの自分がでてくる。 頭を使ってるなーっ

          noteの投稿を30日間継続して得た学び

          30日連続でnoteを書き続けてみた感想

          毎日noteを投稿すると決めて今日で30日目になった。 そこで感じたのは、わりと簡単だと思うことでも、新しいことを30日続けるのはかなり体力がいるということだ。 毎日ほんの少しでもいいから文章を書く。 それは一見簡単なことに思えるが、かなり難しいと感じた。 仕事で忙しくて疲れている日だったり、一日用事がある日だったり、そんな日でも例外なく続けなければいけない。 新しいことを習慣化するには、工夫が必要だ。 今日はものすごく疲れているので、このへんまでで投稿してしまう

          30日連続でnoteを書き続けてみた感想

          苦手なことは得意な人にまかせてみる

          誰にでも苦手な分野はある。 私は細かい数字を計算したり、整理すること(エクセルで関数を組むなど)がとても苦手だ。 たぶん普通の人の倍くらい時間がかかってしまう。 これまでそれを全部自分でやろうとしていたのだが、やればやるほどストレスがたまる一方。 このままでは他の仕事にも影響してくるので、その作業のみを切り離して他の人に頼んでみることにした。(もちろん報酬ありで) ちょうどタイミングよく在宅で気軽にできるバイトを探していて、かつエクセルに強い人がいたという理由もある

          苦手なことは得意な人にまかせてみる

          続けること自体が目的になってしまうと続かない

          noteをとりあえず30日間連投すると決めたが、あと少しのところで書くことがない日が増えてきている。 書くことが義務になってしまい、毎日0時が近づくと、あ、note書かなきゃ…みたいな焦りがでてくる。 たぶんそれは、毎日書くことそのものが目的になってしまっているからだと思う。 もともとは、何か大きな目標があって、その手段としてライディングの力を身に付けたかったから始めたはずだった(と、思う) だけれど、ここにきて継続すること自体が目的になってしまっていて、それが自分の

          続けること自体が目的になってしまうと続かない

          複数のコミュニティに所属すると、悩みが減る話

          最近仕事や趣味で複数のコミュニティに所属している。 そうすると、コミュニティAで何か悩み事ができても、自分にはコミュニティBもCもあるんだ、と思えるから深刻さが軽減する。 1つだけに依存していると、それがだめになったときのダメージはとても大きい。 複数に所属しておくことで、だめになっても他があるから、という身軽さで活動できる。 身軽に活動していると、コミュニケーションも円滑になり、物事がうまくいくようになる気がする。 だから私はこれからも、ひとつのことに依存しないよ

          複数のコミュニティに所属すると、悩みが減る話

          一人のときよりも作業が捗る。ただ隣にいる人の重要性。

          私はよく土日にコワーキングスペースにいく。 となりには、エンジニアの彼が座って作業している。 二人で話しながら一つのことを進めるときもあるけれど、それぞれやることがあって、無言で別々の作業をしていることも多々ある。 ただ隣で黙々と作業をする二人。 それなら一人でも変わらなくない?と思うかもしれないが、それが意外と違う。 一人でコワーキングやカフェにいったときよりも、なぜか作業が捗る。 たぶん、相手が作業に集中している様子を感じとって、あ、自分も集中しないとなあ、と

          一人のときよりも作業が捗る。ただ隣にいる人の重要性。

          誰にも会わない日でも、少しお洒落して出掛けてみる

          とくに誰に会うわけでもなく、ふらっとカフェにでも行って仕事をしようかなあなんて出掛ける日。 フリーランスになってからそういう日が増えた。 そんな日なら、服装はまあ適当でいっか、と思うことが多かったけれど、 その日はたまたまそういう服を洗濯してしまっていたので、人と会うとき用の服を着て出掛けることになった。 どうせなら化粧も髪型もちゃんとしよう。 靴もこれにしようかなあ。 そうやって結局上から下までONモードな感じになった。 家を出てみると、なんだかちょっとだけワ

          誰にも会わない日でも、少しお洒落して出掛けてみる

          小学生の頃に書いた詩

          先日、実家にある昔の作品が入った箱を見ていたら、小学生の頃に書いた詩集がでてきた。 今見ると、小学生の方が世の中の真理みたいなところに敏感だったのかもしれない、と思う。 今日はそのうちの一つを載せてみようと思う。 詩はたくさんあったので、定期的にひとつずつ載せていきたい。 今回は「パレット」という詩。 ______________ 「パレット」 パレットはいろんな色を のっけてくれる どんな色でも パレットにのっかった色たちは みんな一つの作品を作るのに

          小学生の頃に書いた詩

          JAPAN JAM 2019に行く。音楽を生で楽しむこと

          久々にフェスにいくことになった。 JAPAN JAM 2019 というフェス。 軽音サークルに入っていた私は、学生時代、よくフェスやライブに行っていた。 が、社会人になってからぱたりと行かなくなってしまった。 外で1日中過ごすことになる野外フェスは、かなり体力が必要だ。 そこらへんが心配で、最近はあまり行こうとは思わなくなってしまった。 先日久々に友達のバンドをライブハウスで見に行ったとき、身体中に巡る音の感覚を思い出した。 これがライブだ…という、ぞくぞくして

          JAPAN JAM 2019に行く。音楽を生で楽しむこと

          自然に湧き出てきた文章は自然と人にささる

          毎日noteを書こうと決めたのは20日ほど前。 それから毎日欠かさずnoteを書いているが、リアクションが多いものと少ないものの違いが明確になってきた。 リアクションがあるものは、必ずといっていいほど、頭が空っぽの状態で自然と湧き出てきた文章だ。 とくに朝書いたものが多い。 クリアな頭で、時間を忘れるくらい、静かに没頭して書いた文章。 まるで呼吸をするみたいに自然に書いたものだ。 逆に仕事帰りの電車の中や寝る前に、ああなにか書かなきゃなあと思いひねり出した文章は、

          自然に湧き出てきた文章は自然と人にささる

          大人になると、季節を忘れる

          校庭のすみっこで大きく息を吸い込む。 腰を反らして上を向くと、葉が呼吸をするように、のっそりと揺れていた。 隙間から差し込む太陽の光が、グラウンドに無数の影をつくりだしている。 夏が、そこまできている。 このワンシーンは、学生時代、私が夏の訪れの合図として記憶していたものだ。 ________________ 大人になるにつれて、1年があっという間に感じるようになるなあ、なんてよく大人は言う。 もしかしたら、それは季節の呼吸を、体いっぱいに受け止める機会が減った

          大人になると、季節を忘れる