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「パートナー」

「パートナー」

どしゃぶりの雨の中 震える君を見つけて
思わず触れて抱きしめた
その体は白く小さくて冷たかった

あれからご飯を食べて 散歩にも連れて
何度も一緒に眠ったね
暖を求めて頬ずりしてくる君は
とても温かくて やわらかくて 気持ちよかった

いつの間にか 大きくなって
ひとりで歩けるようになって
本当に嬉しかったよ
だけど 同じくらい寂しくなったよ

出会う前から 決まっていたこと
出会ったときに生まれる お別れの時
まだ少し怖いけど
あの日僕は君を守りたかった

繋いでいく命を選んだ
紡いでいく未来を手にしたんだ

僕らはお互いに呼び合って
名前を教えたから
教えてもらった名前を
君につけた

もうどこにも行かない
ずっと側に居るよ
離れることを受け入れたから
もう離れることはないよ
ここに居るよ

全部を連れて歩くって決めて
初めて楽になれた気がした

昔どこかに置いてきた
忘れたふりした思い出も
いつも側にあった
本当はずっと一緒だった

今はもう
首輪も何も必要ないから

ねえ 自由に好きに遊んでいいよ
君がどこへ行こうと構わない

それでも
僕は君の側に居たいよ

帰ってくると信じているから
君を強く抱きしめて
そっと離すんだ

僕らはひとりだったから
あの日出会えたこと 今も忘れない

本当はひとりじゃなかった
実はそれにも気付いていた

ねえ 空を見上げてごらん
今日は眩しいくらい 晴れ渡っている

明日はふたりで何をしようか
どこへ出掛けようか

気の向くまま
君の側に居ようかな

また明日考えることにしよう
いつだって一緒だから

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 written by HONOKA SHIZUKU
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HONOKA SHIZUKU

紡ぐ赤い糸、誰かを救う言葉、自分を助ける言葉、私を勇気付ける言葉、あなたを愛する言葉、誰かは自分で私であなただから。 written by HONOKA SHIZUKU / Honoka shizuku. / ほのか しずく / ホノカ シズク / 洸 雫 /

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