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声が聞きたい

じんわりと

それでいて

穏やかに暖かく

静かに続く


そう思っていた

母のいない寂しさ

やらなければならないことが
手につかないほどに
ずっしりと
ガツンと
しっかりと
響き渡っている



自分の中に
たしかに
母はいる



でも
自分の一部を失った
それもまた
ほんとうのこと



何もしたくない

noteに気持ちを書き連ねて
自分を慰める

母は
今どこにいるだろう

毎日何度もお鈴を鳴らして
お母さん、お母さんって
私が呼ぶから
まだ私の家にいるのかな

さみしい


辛すぎて受け入れられない いくつかのこと

それで
嫌なヤツになっちゃった自分にも
ガッカリ

境界線をひかなくちゃと
あまり優しくない態度で
突っぱねるように
してしまったことは
もう消えない

私が
受け入れられないことがあって
もう
関わりたくないの

全て受け入れて
優しさで包み込むのは
違うでしょ

それは
私のやるべきことではない

嫌でもこれからも
目に入ってくる

自分の器の小ささを
突きつけられながら
この先
私は生きていくのかな



ふとした時に

母と2人で行った場所
一緒にやったこと

やってもらったこと
やってあげたこと

ふわっと蘇る

私ひとりのお母さんじゃないのに
独り占めしたかった


まだ
四十九日が済んでないから

ここで見ていてくれるかな

最後の最後
本当に座ることも出来なくなる
ギリギリのタイミングで

ベッドに座る母と
抱き合って
泣いた

母は強く
涙は流さなかったけれど

最後まで
一番向き合って
触れ合ってきたのは

それをさせてもらえたことに
感謝する



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