日光田母沢御用邸記念公園(日常の不思議ファイル 35)
日光田母沢御用邸記念公園は、大正天皇の夏の避暑地として建てられ、現天皇が皇太子時代に戦争中疎開されていたところでもあります。
いかにも日本の天皇家らしく華美にならず質実な建物と自然が美しい庭園に囲まれています。
見学コースをたどっていくと、
天皇の行幸の時に持ち歩いたという三種の神器を置いたという、ちょっと一段高くなった畳が部屋の奥に見える場所があります。(入室はできない。入り口から見学だけ)
その真正面の入り口に立つと、硝子戸なと全て閉まっているのに、三種の神器が置かれたあたりから、微かに風が吹いてきます。
また、すくそばには、皇太子が、毎日皇居の方へ向かって祈られたという日拝の間があります。
そこもまた、入り口にロープが張られ中に入る訳にはいきませんが、身を乗り出してあちこちキョロキョロ眺めたりすることはできます。
大抵は入り口脇にいる係りの人がいろいろと話しかけてきてくれ、説明をしてくれたりします。
真冬の寒い時期に行くと特によく分かるのですが、部屋の中に手を入れるとフワッと暖かいのです。
来月には令和の時代になり、現天皇は上皇になられるのでしょうか。
戦後何十年経っても未だに強いエネルギーが残っていることに驚嘆するばかりです。
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