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香港国際空港の龍(日常の不思議ファイル 22)

日常の不思議ファイルももう21回目?
誰にでも日常の中でちょっと不思議だと思った体験はあると思いますが、
あまり気にしていないでそのうち忘れてしまう、
というパターンが多いのではないでしょうか。

誰かの不思議体験を聞いて、
そういえば自分も…と思い出したことがあったら面白いですね。

さて、何度目かの香港に行った時のことです。

香港の国際空港がカイタック空港からチェクラップコク国際空港に変わり、
それまで街中の空港だったので移動時間は気にしなかったのですが、
ツアー客はバス移動に変わりました。

その日は朝早い便で日本に帰るため
バスは島々を高架の橋でつないだ道路を走っていました。

乗客は旅の疲れと朝早かったのもありほとんどが眠っていました。

私はそれほど眠くなかったので
バスの窓際で見るともなく窓の外を見ていました。

とても高さのある橋を渡っている時です、
はるか下の方に海面が朝日に光っていました。

そして切り立った崖の近くの、海面からたぶん1mくらい上空を
すごい速さで茶色っぽい龍がサァーっと移動していくのが見えました。

私は思わず上体を起こし、
すぐには今見たものの意味が飲みこめませんでした。

ちょっと見ただけですが一瞬と言うほどでもなかった感覚です。
あれは何だったのでしょうか?

なぜ龍だと思ったのでしょうか?
でも本当にはっきりと『龍』だと思ったのです。

東洋には『龍』が西洋には『ドラゴン』が
伝説としてあります。

かつてのUFOの時のように
見える人と見えない人がいるのでしょうか?


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