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能面のような白い顔(日常の不思議ファイル 33)

妹の同僚の娘さんをお祓いできる人を探していると妹から相談されました。

母と妹は超現実派で目に見えない世界なんて信じていないので
自分がそういうことをしているなんて妹に話したことはありませんでした。
なんと言われるかなあと思いながら、

「実は私ができるよ。」

と言うと、

「あ、じゃ、お願い。」と、いともあっさり。

同僚の中学3年生の娘が友達とカラオケに行き、

案内された部屋に入ると、
まだ電源の入ってないモニターに

「生首が映っている!」

急いで部屋を変えてもらったのですが、
娘さんは体が硬直してしまい、友人たちが抱えて連れて出たそうです。

それ以来、娘さんはすっかり変わってしまって、
母親が言うことには、
あれほど大好きだったカレーなど食べなくなって
生ものしか食べなくなったり、以前と違う行動ばかりとるので

友達も気味悪がって距離をおくようになってしまったとか。

3年生も半ば過ぎ、このままでは高校受験がどうなってしまうのか
これがきっかけで友達がいなくなってしまうのでは?
親の心配は尽きません。

それで『お祓い』できる人を探していたのだそうです。

今回は弟子のデビューさせていただきました。
充分に力を発揮できるよう、私の先生ということで紹介しました。

その人のお宅にお邪魔してお祓いの準備をし、
呼ばれて中学生の女の子本人が出てきました。

紙のように白い顔をして能面のように表情が無いように見えます。
確かに気持ち悪い雰囲気を持っていました。

おとなしく椅子に座り
お祓いが始まっても馬鹿にしたような笑いを浮かべていました。

そのうちお祓いが進むにつれて下を向き始め
お祓いが終わって顔を上げた時は
すっかり頬に赤味が戻って、
言わば『人間の』顔に戻っていました。

お祓い成功です。

それから2か月ほど経ったころ
妹を通じて、
あれ以来すっかり元通りに戻ったので改めて菓子折りをいただきました。

無事受験に臨めるようで良かった。


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ほのくに

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