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「理想の本屋」 motoishi

自分の住んでいる街にあったら良いと思う理想の本屋について書いていく。まず一番大切なこと。それは、静かであること。本屋は静かでなければならないという決まりは無い。けれど、できれば本は静謐な雰囲気の中で選びたい。とは言え、完全な無音ではそれもまた息が詰まる。ささやかな音量のジャズやクラシックがBGMで流れていると良い。

また、本屋に併設されたカフェがあると嬉しい。そのカフェではフェアトレードの豆を使用したコーヒーが飲める。購入した本を読みながら時折コーヒーを飲み、はるか彼方の豆の産地を想い、また本の世界に戻っていく。このカフェでは、本を読むのに最適なゆったりとしたひとりの時間が提供される。

加えて、個人経営であること。決して品揃えが良い大型書店があれば良いとは思わない。本が好きで本屋になるのが夢だった人が開いた本屋に行きたい。

最後に本のジャンルについて。個人的には、生きる上での様々な悩みに対応する本が並んでいることを望む。悩みが全く無い人はいない。日々、色々な出来事が起きる。中には自分一人ではどうすれば良いかわからないこともあるだろう。そんな時、この本屋に行けば、「なんだかほっとするような」そんな本屋が良い。直接的な解答は本の中には書かれていないかもしれない。けれど、色々な悩みに対応する本が入った本棚を眺め、それに対応する本を探す他の客を見ることで、悩んでいるのは自分だけではないと思えるのではないか。そんな時、この本屋があって良かったと心から思える、そんな本屋に私は行きたい。

twitter.com/motoishirei
motoishirei.hatenablog.com/

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本屋 本と羊

東京都在住。来年中に本屋を福岡にて開業計画中。 https://hontohitsuji.wixsite.com/book

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