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作家として最高の幸せ。

先日、本当に嬉しいことがあった。知人の中学生のお嬢さんが、拙著「泣き虫先生、父になる」(双葉社)の大ファンだと教えてくれた。それだけでも嬉しいが何と「16回も読んだ」と言う。
作家にとってこんなに光栄な言葉があるだろうか。
しかも彼女はお小遣いの中から拙著を買ってくれたという。

それを聞いた途端、泣きそうになった。
他にも買いたい物があるだろうに、1000円ほどのお小遣いから買って何度も何度も読んでいただいている。
そう思うと、もう涙が本当に出てくるほど、ありがたい。
ちなみに「茜屋清兵衛」もファンで10回は読んでいるらしいと知人は付け加えてくれた。
多分、きっかけは知人が勧めてくれたのかもしれない。
しかし、いくら親が言ったとしても16回読むとは思えない。自分を振り返っても、小さい頃から今までずっと何度も読み返す本がある。
そして自分の本が今度は何度も読み返されている。
無論、彼女がいつまで読み続けてくれるかは分からない。

だが、それでも、作家にとって、これ以上幸せなことはあるだろうか。
どうせ、しがない作家だが、それでも何とか書き続けるぞと、力を貰うことができた。
お嬢さん、本当にありがとうございます。
もっともっと読んで貰える物を書けるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

サポート、いつもありがとうございます!すごく嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。