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父は言った。「ゲームしたけりゃ、運動しな」

自粛期間、運動不足は危険ですらあります。

ホームスクーリングで10年以上を過ごしてきている我が家では、ゲーミフィケーションの考え方で、行うべき活動と結果の見える化を設計しています。

自粛期間に入って応用したのが「タブレットでのゲーム可能時間と運動を連動させる」です。ウォーキング1分あたりゲーム1分、腕立て(ひざ立ちOK)・腹筋・スクワット1回で1分のレート。上限120分まで。「ゲームしたけりゃ、運動しな」っていうことです。

親としては無理にゲームなんかしてもらわなくていい。でも、健康のために運動はしてほしい。であれば相反する二つの活動を連動させる、ということを考えたわけです。意外とスンナリ、自分で毎日運動してくれるので、親としては楽ちんです。

家事をゲームにして定着させる

自粛期間に入る前から、家事のゲーム化に取り組んできました。家事ごとに単価をつけ、月単位で回数に応じた金額をおこづかいとして渡します。

単価は変動制。親側のニーズに応じて月ごとに見直します。またゲーム要素を追加して、コンボ方式を導入しています。「5回以上連続の部分については、2倍レートを適用」としています。続けるほどレバレッジが効く仕組みですね。

通常、必要な物は親が普通に購入するので、おこづかいの使い道は実際はほとんどありません。以下を体験的に学ぶために実践しています。

 - 所属するコミュニティのために働くことの大切さと喜び
 - 生活力の習得
 - 働くことで対価を得るという仕組み

本人の自主性に任せているので、実施する日もそうでない日もあります。

元々は「金持ち父さん貧乏父さん」に出てくるエピソードを参考に、自発的に家族へのサービスを提案し価格交渉するところまで、やってほしいと思って始めました。なかなか枠を飛び越えてくることは少ないのですが、フリーマーケットのように、これいくらでやろう?と価格交渉するのは遊びのようで面白いです。(もちろん、切羽詰まっているときや必要なときは金銭交渉抜きで動いてもらいます。そこらへんは子どもたちも理解して動いてくれます)

とまぁ、書いてみましたが、ゆるく遊び感覚でしかけている仕組みです。怖い顔をして「○○しなさい!」という手間と互いの心理的ストレス・消耗を防ぐ方法として取り組んでいます。

おわりに

そして、いちばん運動不足な父親自身の動機づけが、目下一番の課題...。ドラ○エウォークで、なんとか外に出てます。本当のゲームは動機付けのヒントがたくさんありますね。

(このnoteというサービスも、バッジシステムで上手に執筆のモチベーションをつないでくれてます)

おまけ:

落合陽一さんの著書によると、動機付けには3つの快の刺激がポイントだと。ちょっと言葉を書き留めてなかったのですが、自分なりの理解を言葉にすると、次のようになります。

 ・コレクションの快感
 ・達成の快感
 ・プロセス自体の快感

集めてたまっていく感覚、うまくいくか・いかないかギリギリのラインでうまくいく感覚、そしてプロセスに取り組むこと自体で得られる感覚(没入感も含む)のことです。

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ハッピーな1日を!

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