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インド泡!ビアスパイスを作ろう♪その1

 泡だけに気の抜けた話です笑。こういう系の話のほうが楽しいですよね。

1.ジーラビールに出会う

 さて先日、インド料理やさんにディナーで訪れたのですが、とりあえず生やハイボール、次はメコンウイスキーはなんかなぁ…インドビールかぁ…とかメニューを見てみると「ジーラビール」なるものを発見!これは試しますよね。

 おぉ。これがジーラビール!なんかヤバみを感じますね。ベースはサッポロ黒ラベルです。ジーラはクミンのこと。(そういえばジーラライスを最近見かけるようになりましたね。)
これがね美味しかったんです。クミンの臭いはそれほど強くなく、リンゴやバナナの香りが強く感じられ、ほんのり泡も甘くてビールの泡の革命って感じでした。フェンネルやコリアンダーなども入っているんじゃないかな?

ビールには結構リンゴ様の香りが多く(例えばヱビスビールやプレミアムモルツ香るエールなどはリンゴ香がわかりやすいのではないでしょうか。ワイングラスでにおいを嗅いでみるとにおいを探しやすいです。)それがさらに引き立っています。
泡の食感も面白く、パウダースパイスやホールシードが食感を加えてくれています。それでいて下部の液にはあまり風味の影響はなく飲めるという優れものです。
なんとなく泡持ちも良くなっていて、スパイス由来の油脂やサポニン、タンニン的なものが補助的に作用しているのかななんて予想しています。そしてよーく見てると、下に沈んでったスパイスは、炭酸が付着してまた上に上がっていくんですね。なのでグラスの底には溜まらない。

2.ビールの泡を魔改造するぞう!コンセプトと材料の予測。

 ということで”アノ泡”の風味を知るとまた飲みたくなってしまいます。WEBで検索しても先人はあまりいませんね。あっても泡にふりかけたり、風味を抽出して混ぜる系ですね。あのインド料理やさんすごいな…インドでは普通なのかな。
とはいえ、こういった情報も踏襲しつつ、いろんな”ウマ泡”を作りたいということで、ヤリます!

3.ビールの泡魔改造コンセプト

1.健康に良さそう(スパイスなどを使った自然派。飲酒の罪悪感が薄れる。)
2.その場で入れて作れる(お手軽感、酒税法厳守)
3.ビール液部の風味を著しく変えない
4.さわやかでうまし(リピート性・連食性)

ということで上記コンセプトで、まずは風味の予測をやっていきましょうー!

はい(スパイス。)

はい(フルーツ類と。あーね。リンゴいる。)

はい(ハーブ類と。あーマサラのボトルいる。)

小林銅蟲さん風。ということでFOODPAIRING®を用いればビールとの相性の良い風味材料を予測できます。においが似ているもの同士は合わせやすいというフードペアリング仮説のもと、科学分析により作られたデータベースです。緑の●が大きいとベストマッチと凡例に書いてます。

 今回はノンアルコールビールをベースに合わせる食材を検索しています。なぜって?ピルスナービールがリストになかったからです笑。ペールエールとかボックとかばっかり。それだけ日本のピルスナービール信仰は特殊なのかもしれませんね。
 さて次回は実際に飲んでいくだけですね。どうなることやらー。

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