雲井俊太郎@サンクスラボ共同創業者

事業家、投資家、冒険家。人と技術の無限の可能性でソーシャルグットを楽しむ。グループ約5…

雲井俊太郎@サンクスラボ共同創業者

事業家、投資家、冒険家。人と技術の無限の可能性でソーシャルグットを楽しむ。グループ約500名の http://thankslab.biz を経営/ IT×福祉Startup創業← 最大8カ国の多国籍開発スタジオ立ち上げ← MMOゲーム事業立ち上げ←渋谷にバー創業←リクルート

最近の記事

【ご挨拶】2023年振り返り+本ベスト10

2024年、明けましておめでとうございます! 2023年は、「ボンバイエ」をテーマにしていました。 1年を振り返ってみて、よく意識してきたことは、勢いのある強烈なエネルギーよりも、優しくて心温まるエネルギーを息を吸うように使いこなせている臨場感を持ち続けること、でした。 当初、ボンバイエ的な元氣とは、前者的なエネルギーをイメージしていたのですが、後者的なエネルギーの方が、圧倒的に広く深く、つまりはその総量を多く活かせるのではないかと直感し、より自分の根源的な力に向き合っ

    • ヨーガ・ヴァーシシュタ -至高の真我-

      2023年を振り返って、この1年間に向き合ってきたことが、そこかしこに散りばめられており、このタイミングで、自分自身に最も影響を与えた書籍を唯一だけ選ぶとしたら、これを選びたい。 実は過去に、数回読み始めてみたものの、心に響かないというか、読み進んで行けないという経験をしている書籍でした。しかし、2023年に出会った学びの場のおかげで、面白いほど心に染み入ることになり、自分の感性や知性に広がりを感じました。まだまだ探究の道半ばではありますが、この世界の、宇宙の真理に思いを馳

      • 万物の歴史、ケン・ウィルバー

        『万物の歴史』は、西洋と東洋の哲学、科学、宗教の幅広い知識体系を統合した、思想家ケン・ウィルバーによる書籍。個人/集団の内面/外面という「四象限」の区別を用いて人類を含む万物の歩みをたどり、これから人類が進むべき道筋を示してくれます。 ウィルバーの「四象限」の概念は、現代ビジネスにおける「ティール組織」の理論にも影響を与えていて、彼のインテグラル理論は、今も新鮮な示唆を与え、僕たちの時代における様々な問題――性別の役割、環境問題、多文化主義など――への理解を深めさせてくれま

        • ローマ人の物語

          2023年、人生初のイタリアに行くことを決めて、せっかくの旅路をより愉しむために読むことを決めた大著。興味はありつつ、あまりにも長編が多い歴史小説の代表策の1つである本書は、噂に違わぬ分量で、実はまだ全てを読み切れていません苦笑 しかしながら、塩野 七生さんの書く文章は驚くほど読みやすく(内容は非常に濃いです)、そして、ただただ面白く惹き込まれました。 西はスペインやイギリス、東はイラクまで覇権を広げイタリア半島を統一したローマ帝国の中心地である、そういった背景を知った上

        【ご挨拶】2023年振り返り+本ベスト10

          Web3時代のAI戦略 社会課題解決を成長ビジネスに変える正のスパイラル

          ChatGPT、生成AIの登場によって、指数関数的な技術的進化が続き、遠くない未来に、世界が、社会が、どのようにステージを変えていくのか、に改めて興味関心を持っている中で、出会った本書。 たとえば、AIによるディープフェイクが多産される未来においては、もう人間の知覚では、その映像、画像などのコンテンツが、本物の人間によるものかどうかはは判別できないだろうと確信している。 そのような世界を目前にして、ただただ未来を憂いているよりも、テクノロジーと共に、どう共創していけるか、

          Web3時代のAI戦略 社会課題解決を成長ビジネスに変える正のスパイラル

          insight(インサイト)――いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力

          本書は、自己認識の重要性について科学的に検証し、体系的に説明してくれ、成功者やリーダーの意見を基に、自己認識の根源や高め方、自分の真の能力を過大評価してしまう恐ろしい状況から抜け出す方法などを提案してくれます。 ””このテーマについて長年研究してきた結果、私は「 自己認識は二一世紀のメタスキルだ」と言うまでに至った。本書を読み進めれば分かるように、現在の世界における成功にとって極めて重要な各種の力──心の知能指数、共感力、影響力、説得力、コミュニケーション力、協調力など──

          insight(インサイト)――いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力

          直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN

          2023年は、理性や論理ではない、感性や直感みたいなものに真剣に向き合う機会に恵まれました。本書は、そんなモードの時だからこそ、より一層に僕には刺さりました。 ””冒頭のエピソードに戻るなら、例の友人に対して、僕がしたのは「2つの助言」だ。 ① いますぐ1冊のノートを買うこと(A6・無地のモレスキンノートがおすすめ) ② いますぐカレンダーに、毎朝 15 分、ノートを書くためだけの予定を入れること それから1カ月後、彼女の表情は目に見えて明るくなっていた。もともとスマートだ

          直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN

          正負の法則 一瞬で人生の答えが見つかるドクター・ジョン・F・ディマティーニ

          本書は、精神性、霊性、スピリチュアルな要素を取り入れつつも、左脳的な理論や科学的な説明、量子物理学の視点などから、僕たちの日常に深く根ざした「バランス」という概念に焦点を当て、それをどのように理解し、活用するかを探求させてくれる類のもの。 好き嫌いが分かれそうな書籍ではありますが、2023年後半の自分にとっては、素直に受け入れやすい表現が多かったです。(逆に言えば、人生のタイミング次第では、受け入れ難い表現も多かったです、20代中盤~30代中盤くらいの期間は、この手の自己啓

          正負の法則 一瞬で人生の答えが見つかるドクター・ジョン・F・ディマティーニ

          理念経営2.0 ―― 会社の「理想と戦略」をつなぐ7つのステップ

          ちょうど、理念刷新を進めている真っ只中に出会えた書籍。 本書は、理念(ビジョン、ミッション、バリュー、ナラティブ、ヒストリー、カルチャーなど)とは、経営者の声明以上のものであるべきであり、会社の暗黙の信念を反映するストーリーテリングの源泉であるべきで、意思決定の指針となり、従業員を鼓舞する力となるべきだと説明する。 また本書は、「哲学的研究開発」という概念も探求している。これは、従業員が会社の目的と価値観について話し合い、疑問を投げかけるための空間を作ることを意味し、共有

          理念経営2.0 ―― 会社の「理想と戦略」をつなぐ7つのステップ

          【振り返り】2023年第1Q振り返り+本ベスト5

          月並みですが、あっという間に2023年も第1クオーター終了。2023年度スタートしました。一般的に、歳を重ねるごと、時間が早く感じ易くなるとのことですが、未知の経験をすると、その限りでもないとのこと。(※4月初めに書き始め結局投稿は4月後半に。) 何でもかんでも未知の体験をすれば幸せかというと、そういうわけでもないとは思いますが、油断すると、コンフォートゾーンから脱しにくくなる、お年頃でもありますので、40代、暫くの間、個人の人生にメリハリを付けやすい環境を作ろうと、年次

          【振り返り】2023年第1Q振り返り+本ベスト5

          『The Art of Finding Desire: Money, Love, and Career by Luke Burgess~欲望の見つけ方~』

          反模倣的に生きることが出来ているか?””反模倣的というのは、どういう意味だろうか。模倣の欲望と完全に手を切るべき、あるいはそれが可能であるという話ではない。反模倣的であるというのは、ナシーム・ニコラス・タレブの「反脆弱性」と違って、単に模倣の反対を示すものではない。反模倣的であるというのは、欲望の破滅的な力に対抗する能力、自由を持つことである。模倣的なものは促進剤であり、反模倣的なものは抑制剤である。反模倣的な行動──あるいは人──は、流れに乗るのを好む文化の否定の証である。

          『The Art of Finding Desire: Money, Love, and Career by Luke Burgess~欲望の見つけ方~』

          『Curious: The Desire to Know and Why Your Future Depends on It~あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力~』

          生成AIの登場によって、今まで人間にしか出来なかった仕事や作業の大半が不要になるかもしれない、という人類史上稀に見る革命的瞬間に立ち会おうとしている今、人間を人間たらしめる要素は何か?と多様な議論がなされている。 その1つの重要な要素に「好奇心」という存在があるのではないか?少なくとも、これから暫くの間、今まで以上に「好奇心」がより一層大切になるのではないか?と感じざるを得ないことが増えている中で、出会った本書。 「好奇心」についての思考を追求することがテーマとなる『Cu

          『Curious: The Desire to Know and Why Your Future Depends on It~あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力~』

          THE HEART OF BUSINESS(ハート・オブ・ビジネス)――「人とパーパス」を本気で大切にする新時代のリーダーシップ

          多種多様な運と縁、関係者の方々の支援と応援、パートナー1人ひとりの創意工夫のおかげで、サンクスラボグループは成長を続けている。そして、今現在の僕自身の思考、時間、エネルギーの大半は、より良い会社にすることにある。 多くの経営者は、きっと何度も考えてきただろうし、今も考えているのではないかと思うのですが、「良い会社」とは何か?と。 結論は、その人間の生き様であり、哲学であり、他人が規定することではないのだとは思う。もちろん、その時代、文化、環境によって、一般論で語られる定義は存

          THE HEART OF BUSINESS(ハート・オブ・ビジネス)――「人とパーパス」を本気で大切にする新時代のリーダーシップ

          ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣~幸福は追求できないものであり、結果として起こるのみだ、と語っ た。願望は追究できる。そして、喜びが行動の結果として起こる。~

          「愛と希望、Love and Hope」という概念が好きだ。家族を、会社を、チームを、自分を、社会を、地球を愛しているという、愛されているという実感を感じながら、未来に希望を持ち続けることが出来る人生を歩み続けていたい。 僕は、若者のように騙されやすい自分で在りたい、すぐに希望を持つから。僕は、若者のように騙されやすい自分で在りたい、希望を持って生きていきたいから。 ””希望は経験とともに小さくなり、受容に置きかわる。 最初に機会が訪れたとき、こうなるだろうという希望があ

          ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣~幸福は追求できないものであり、結果として起こるのみだ、と語っ た。願望は追究できる。そして、喜びが行動の結果として起こる。~

          戦略を、実行できる組織、できない組織。~組織の存続のために必要な「最重要目標にフォーカスする」~

          ここ数年、リチャード・ルメルトの「良い戦略、悪い戦略」を繰り返し読み直す。 ”良い戦略とは最も効果の上がるところに持てる力を集中投下することに尽きる。短期的には、手持ちのリソースを活かして問題に対処するとか、競争相手に対抗するといった戦略がとられることが多いだろう。そして長期的には、計画的なリソース配分や能力開発によって将来の問題や競争に備える戦略が重要になる。いずれにせよ良い戦略とは、自らの強みを発見し、賢く活用して、行動の効果を二倍、三倍に高めるアプローチにほかならない

          戦略を、実行できる組織、できない組織。~組織の存続のために必要な「最重要目標にフォーカスする」~

          題名:時間の織り手

          山田健一は、やりたいことがたくさんある人物だった。しかし、人生の中でかけられた時間は限られており、彼は自分の時間をどうにか増やしたいと切望していた。そんな折、彼はAIによって自分が提供できる価値を最大化し、時間を作り出す方法を見つけることを決意する。 ある日の夜、山田はワインを片手に村上春樹の小説を読み耽っていた。その時、ふと、彼は新しいアイデアを思いついた。彼は、時間を操るAIプログラムを作ることに決めたのだ。彼は猛勉強の末、何度も試行錯誤を繰り返し、遂にそのAIプログラ