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いよいよ人生初「ニュージーランドの公立小学校」へ入学。5歳児の新たな一歩の始まり。 ~「ボクはもう、保育園は卒業したから」~

<はじめに>
現在は都市や国境を物理的にまたぐことは、控えています。
そこで、世界が穏やかになったら、いつかきっとまた行ける日を夢見て、過去に経験した、かけがえのない体験を振り返って記録しておきたいと思います。
「海外で子どもと一緒に”初めて”をたくさん経験する」ことは、幸せへとつながっていく♪と思えたから。


ニュージーランドへ到着して3日目。
今日は、ボクの5歳の誕生日。そして、ボクが初めて小学校へ行く日!
いよいよ、ドキドキわくわくの「小学校留学」のスタートです。

新しいリュックに、お弁当(3種(※))と着替えを入れて
昨夜確認したばかりの道を歩いて、学校へ向かいました。

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(※)3種のお弁当
ボクが通った小学校では、毎日、下記3種類の食べ物を持参することになっていました。
・ブレインフード(低学年のみ):スライスした野菜や果物、ナッツや塩味の無いポップコーン等
・モーニングティ:スナック、菓子パン、海苔巻き、サンドイッチ等
・ランチ:サンドイッチ、海苔巻き、菓子パン、果物、ヨーグルト等

初めて知ったとき、ランチだけじゃないんだ!と驚きました。
ブレインフードは、子どもたちが集中して取り組めるように&健やかな発達のために等、脳の活性化の観点から実施されているようです。
曜日によっては、「ランチ」を当日の朝、売店で予約注文することもでき、何度かそれを活用しました。

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私たちが滞在した場所から学校までの道は
全て傾斜。平均30度ほどの傾斜のアップダウンの道を歩きます。
平坦な道は、一切ありませんでした。
ママは、50メートルで息切れ開始(笑)
ボクは、ダッシュしても息切れせず。

丘を登ると、遠くて近いような感覚の位置に、青く澄んだ海が見渡せました。
季節は、夏。じりじりとした太陽が照り付けているけれども、
青い空と青い海、大きな庭や白壁の家々など
見渡す風景が素敵すぎて、気分は爽快!

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曲がり角で、偶然に
前々回のnoteで書いた「女神」に再会しました。

「おはよう!
今日が初日ね!楽しみね!!
素敵な日になりますように。
ENJOY!」

と、ボクに笑顔で話しかけてくれました。

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午前8時半に学校へ到着後、事務手続きを終えて教室へ。
700名程度の生徒が通う小学校、留学生は全体で約10名程度いるようでした。
ボクのクラスで、英語を話さない生徒は、ボクだけ、という状況でした。

教室の入り口手前には、砂場と遊具が。
教室へ入ると、子どもたちが自由に遊べるグッズがカテゴリごとにたくさん置かれていました。
ボクが真っ先に手に取ったのは、「恐竜フィギュア」。約170㎝×100cmのテーブルの上に置かれた数々の恐竜と石や木々などで、物語を創って遊び始めました。

ボクが通った公立小学校では、一年生(5歳-6歳)クラスは
8時半に登校。その後、8時50分まで教室内外で、自分の好きなことをしてOKでした。
教室内に常設されている「creative」コーナーで、グルーガンと空き箱を使って創作する子どもたち。
「art」コーナーで、塗り絵やお絵描きをする子どもたち。
「book」コーナーで、絵本を読む子どもたち。
教室の外にある砂場や巨大レゴブロックで遊ぶ子どもたち。
他にも、おままごとスペースや、ボール遊びのスペースなどもありました。

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わあ!楽しそう!!
しかも、登校後に自由に自分のやりたいことをする時間が設けられていることが素敵だなあと思いました。

8時55分。
ママは、学校を離れなければなりません。
しかし、ボクはママから離れません。
9時50分になり、先生はおっしゃいました。
"I will look after him. So move quickly."

日本で、初めて保育園に行ったときも
ボクは泣いて「ママ~!」と叫びながら両手を出していました。
あのときの光景がフラッシュバックし、胸がしめつけられる思いでした。

でも・・・
「きっと大丈夫。」
そう思いながら、何度も振り返りながら、学校をあとにしました。

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初日は、11時にお迎えコールがあり、12時半にお迎えに行くことになりました。

お迎えに行くと、ボクは走ってママに抱きつきました。
大きな大きな、透明な涙の粒が、ボクの大きな瞳からポロポロとこぼれました。
ママにしばらく抱きついた後、本当に私かどうか、顔を一度見上げてまじまじと見つめました。
初めての小学校、初めてのニュージーランドのクラス、日本人の顔立ちのいない、日本語の通じない環境で、一人初めて過ごした数時間。
きっと、すごくがんばったんだろうと思います。

出国前に、一つだけ決めていたことがあります。
もし「もう小学校に行かない!」と、ボクが悲しそうにしたら、そのときは、無理に小学校に行かせず、思い切り遊ぶ時間にしよう!という覚悟でした。

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ボクが今日がんばった気持ちを受け止めながらの、アパートへの帰り道。
なんと、とても元気よく、笑顔で、リズミカルにノリノリで歩いたりスキップしたり走ったりしていました。
そして、こう言ったのです。

ボクはもう、保育園は卒業したから。

さらに、アパートまでのラスト50メートルの坂道を上りながら、にっこにこの笑顔でこう言いました。
「日本に帰りたくない!」

わおう!
WOW!!

ママの心配は、全くの杞憂でした。
ママがお迎えにいったときに見せた「大粒の透明な涙」は、「会えた」という安心の気持ちだったのかもしれません。「いやだ」ということではなくて。

アパートに戻るとすぐに、庭に設置してあったトランポリンとブランコで、遊び始めました。
すると、ママ大感動のミラクルが起きました。
「ああ、”ボク”は、大丈夫だな」と確信する出来事でもありました。

その話は、また次回に♪


ニュージーランドTips 〜海苔巻き&おにぎり〜

海苔巻きは、市民権得ているようで、街のいたるところで見かけました。おにぎりは、知られていないと聞いていましたが、こんなふうに売っているお店がありました♪

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