深夜のつぶやき

うーん、久々にやっぱりすごいなぁと深く感じ入ってるんですけど、検索に残らないように書くにはどうしたらいいですかね。名前を出さずにいってみますか。なんのことやらかもしれませんが。

ただ思うに、「世界の真実」というのは、きっと人間の(あるいは全生物の)数だけあるんでしょうね。それが同時に成り立つように世界が創られているというべきか。「世界の真実」をどう見るかが、その人自身の人生とイコールだというべきか。それはすごく感じます。人によってそれぞれ違う。違うことが成立する。似ている人はいても、同じではない。そういうもの。

だから、「自分にはこう見える」はOKでも、「あなたもこう見ろ」はNGなんでしょうね。

「何を見るか」「どう見える位置から見るか」は自分自身で選ぶこと。「あなたもこう見ろ」と大声で叫ぶ人が押し付けてきた望遠鏡から世界を眺めたとしても、結局のところ、それを選んだのは自分自身。


それなのに、「世界は1つ」「誰もが同じ世界を見ている」「みんなで同じことをすれば世界を変えられる」と刷り込もうとするのが、彼らの目的なんでしょう。

だから、「こっちに来て同じものを見てごらん」と、あらかじめ用意した世界をあの手この手で見せようとする。特に絶対に見せたいものは、無料で望遠鏡を貸し出す。

その用意された「同じもの」は、「テレビのニュース」だったり、「SNSのバズった投稿」だったり、「ベストセラー書籍」だったり、「世界中で大ヒットする映画」だったり、「スポーツの国際試合」だったり、「反戦を訴える絵画」だったり、「涙なしでは見られないドキュメンタリー」だったり、「真実を教える陰謀論」だったりする。

偽物を押し付けようとする彼らに、最初は憤りを感じたりしたけど、1周回ってみると、その「用意されたもの」ですら、やはり自分の見たいように見ることができると気づく。つまり、どこまでも主導権は自分の中にあるのだ、と。


 His LMPE (Lecture Manuscripts Printed Edition)の最新版を数ヵ月前に読んだんですけど、そのときは「そ、そう…なんだ????」な部分も多かったんですよね、まあ毎度のことではありますが。

その後、引っかかる部分を自分でも調べてみたりして、それから、この連休で起こった様々なことを見渡して、ふと再読してみたら、「うひょーーーーー!!!」に変化した。


最たるものは、「A首相」かもですね。

彼らの仲間というのは疑ってなくても、彼らのトップというのは、けっこう最近まで「ほ、ほんとに???」でしたが、去年の夏以降に起こり続けている「怒涛の展開」によって、「ほんとにそうだったのかも」とついに思い始めた。かき消そうという動きが出るたびに、必ず新たな波がやってきてますもんね。明らかに以前と以後で違う。


なんか、ほんとすごいなと改めて今日思ったんですよね。

でも、そんな His LMPE でさえも、やっぱり世界に占める重さとしては、平等に one of them にすぎない。世界はそもそも重層的に成り立つものだっていうのが、今のわたしに見えている世界。

だから「His LMPE は真実だからみんな読んで真実を知ろう!」と叫び出してしまっては、彼らと同じになってしまう。

それくらい、彼もわたしもあなたも、彼らの一人ひとりも、実は同じ比重で「世界全体」を形成している(とわたしには見える)。


それにしても、今回のハマスのイスラエル攻撃のあと、His LMPE を再読したら、彼らがどういう論理で動いているのかが、これまでになく明確に腑に落ちて、なんというか、わたしはまた別の位置から世界を眺めるようになったなと自覚できるくらいの変化がありました。

ついでに、ここ数年、「いいこと、正しいことだと思う意見や行動」にどういうわけか「違和感、嫌悪感」を覚えるようになっていた理由も腑に落ちたというか。そうしたい、そう考えたいと思うなら、「みんなと同調」しないで、自分ひとりですればいいんだなというか。


結局のところ、わたしの場合は、「ポップコーンでも食べて見てる」というのは

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。

方丈記

ここに戻るんだなぁと思いました。


そして、まだ腑に落ち切っているわけではないんだけど、ほんとうにこの先もっといろんなことが、ここ日本で起こるのかもしれないですね。最後っ屁というには大きすぎるいろんなことが。

「何かが起こったときにどう見るのか」はわたしたち一人ひとりに主導権があるけれど、「何が起こるのか」にはない……のではないのかもしれないけど、ないように見えるから、やはり「ゆく河の流れ」に身を任せながら、しっかり世界を見つめていきたい、と決意を新たにしました。

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