わたしはなぜ“陰謀論者”になったのか?

こんにちは。けんぱといいます。いわゆる“陰謀論者”です。note ライフもずいぶん長くなったので、自己紹介的な記事を書いてみることにしました。

なぜあの人が“陰謀論者”になってしまったんだろう?

最近、身近な人に対して、そんな疑問を感じている方がいらしたら、1つの例として、よかったら読んでみてください。



①きっかけは議事堂襲撃

2021年1月6日、米国議事堂襲撃事件が起こった直後、わたしはツイッターで、議事堂前の集会に参加していたトランプ支持者の青年の動画投稿を見ました。

議事堂の塀を乗り越えて不法侵入している人々を指差し、議事堂を警備している議会警察官に対して、「あんなことをしているやつらがいる、止めてくれ」と訴えているのに、その警察官は微動だにせず、ただ持ち場に立っているだけ。青年は「何かおかしいことが起こってる」と言って、友人が構えたカメラを見つめる。

わたしがツイッターで見た動画の内容

これはおかしい、と思いました。

ところが、ツイッター社は、同じように現場から生の情報を発信していた大量の一般人アカウントを、問答無用で一斉に削除しました。まさか世界的に有名な企業がそんな暴挙に出るなんて、信じられませんでした。

だから、わたしはその動画をこの目で見たと断言できるけれど、それを立証することはできません。

アカウントを削除された人々は、まるで救命ボートに逃げ込むように、Parler(パーラー)という保守系SNSに移りました。わたしもROM専ですが、ついていきました。すると、Parlerが利用していたクラウドサービス、Aws (アマゾン・ウェブ・サービス)が、突然、Parler を丸ごと削除しました。まさに救命ボートごと沈めるがごとく。

さらに世界中のメディアが、この疑惑を無視しました。情報を見ていたはずの、日本の保守派論客も知らないふりをしました。保守派と言われる、産経新聞もです。本国のFOXニュースですらです。


②大統領令EO13848 を調べてみた

なんだかんだで、合衆国大統領に就任したバイデン大統領が、1月21日に発表した公式スピーチに、不可解な細工がなされていました。

現在は限定公開になってますが、赤い丸を1時間16分30秒あたりまで動かしてから、再生してみてください。男の人が「I've just agreed to a plea sentence (reduction) (司法取引に同意した)」と言っている(と言われている)声が混じります。

【1:16:30】
この男の人が誰で、なんと言っているのであれ、そもそも、NSAやCIAを擁するホワイトハウスが、合衆国大統領の公式動画にこんな悪質なイタズラをされて、そのまま放置しているなんてことが、ありえるでしょうか??

信じられないことが立て続けに起こっていました。
そこでわたしは、それまでネットで見聞きするだけだったさまざまな噂について、自分でちゃんと調べてみることにしました。

そのうちの1つが、EO13848 です。

EO13848とは、2018年9月12日にトランプ大統領が署名した、「米国選挙において外国による介入を受けた場合の制裁措置」に関する大統領令のことです。下に法律の原文が載っています。

その後、2021年1月11日付の財務省外国資産管理局(OFAC)のホームページで、「EO13848に基づいて経済制裁措置を受けた外国人」が、SDNリスト(特別指定国民および資格停止者リスト)に追加されました。全員ウクライナ人です。ロシア人でも中国人でもありません。

この大統領令は公式に発令されたものですし、OFACはれっきとした公的機関で、その公的機関が公式に制裁措置を課した外国人を発表しているのです。

それなのに、メディアは一斉に無視しました。2つの事実が、事実として正式に発表されているのに、その事実を結びつけて得られる明白な結果を、メディアが取り上げないだけで、なかったことにされたのです。


③コロナワクチンがやってきた

そんな状態でしたので、メディアが一斉に打たせようと躍起になったコロナワクチンには不信感しか抱きませんでした。メディアに出てくる専門家も同様です。コロナワクチンをワープスピードで仕上げさせたのはトランプ大統領でしたが、そんなの関係ありません。自分でちゃんと調べて考えなければだまされる、と思いました。

ワクチンへの不信感よりも先に、まずメディアへの不信感があったのです。

そこでまず、コロナ禍前、2019年の人口動態統計を調べました。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei19/dl/11_h7.pdf

2ページの呼吸器系の疾患の部分を見て驚きました。インフルエンザで1年に 3,500人の方が亡くなっています。前年もほぼ同数ですし、そんなに多かったとは、全然知りませんでした。さらに肺炎では 95,000人が死亡。呼吸器疾患全体では、19万人以上が死亡。新型コロナ以前から、呼吸器疾患でこんなにも多くの方が亡くなられていたんですね。

ちなみに、2020年の新型コロナウイルス感染症の死亡者は 3,466人インフルエンザでの死亡数は激減して956人)、コロナワクチン接種が始まった2021年の新型コロナ感染症の死亡者は 16,766 人2022年については、同じ資料には書いてありませんでした。何か集計方法が変わったのでしょう。

また、2020年にテレビで連日発表されていたコロナ陽性者数には、PCR検査の偽陽性も含まれますし、死亡者数は通常の統計方法とは違う方法で集計されています。

新型コロナウイルス感染症の陽性者であって、入院中や療養中に亡くなっ た方については、厳密な死因を問わず、「死亡者数」として全数を公表するようお願いいたします。

令和2年6月 18 日 厚生労働省新型コロナウイルス感染症 対策推進本部 通達


通常、原病と死因では、死因が優先されて統計されますが(ガンで入院治療中に肺炎で死亡したら、死因は肺炎)、新型コロナの場合は「コロナ陽性であれば、どんな病気で死んでも、コロナ死亡者としてカウントする」ということですね。これは当然ながら、通常の集計方法よりは、水増しされた人数になります。

また厚労省は、接種歴ありであっても日付不明なら、未接種と振り分けて統計を取ったりもしていました。

統計やデータと呼ばれるものは、素材は同じでも、土台のルールをいじることでいくらでも変えられるんだということを学びました。

こうした厚生労働省の統計手法、メディアの伝達姿勢、ワクチンがまだ治験中だったことなどから、わたしは接種しないことを決めました。


④反ワクチンはリテラシーが低い?

なんでも、コロナ禍で初めてワクチン反対派になった人は、陰謀論やスピリチュアリティに傾倒している人が多いそうですが、わたしも似たようなケースかもしれません。コロナ禍前は普通にワクチンを打っていましたし、過去の記事を読んでいただければわかりますが、あっちこっちの陰謀論やスピリチュアル系のサイトに首を突っ込んでいます。

ただ、これは私的な見解にすぎませんが、今振り返ってみると、順序が逆なんじゃないかと思えます。

つまり、陰謀論やスピリチュアルに傾倒していた人が新型コロナをきっかけに反ワクチンに目覚めたのではなく、「反ワクチンとして世間から排斥された人々を受け止めるために、あらかじめ陰謀論やスピリチュアル系のインフルエンサーたちが両手を広げて待ち構えていた」のではないか、と思うのです。わたしのように、メディアが提示する世界の枠組みそのものに不信感を抱いた人々を、丸ごと囲い込むために。

いい警官、悪い警官のやり口と同じですね。
おそらく、その政治版として用意されたのが参政党だったのでしょう。

ただし、わたしは参政党は支持しませんでした。その頃には、満州国について調べていたからです。

これも私的な見解ですが、陰謀論をひと巡りしたあと、事実とデマはセットで拡散されるということを学びました。それは二項対立のどちら側であっても同じです。

わたしが今、正しいと信じていることの中には、きっと誤りも含まれていることでしょう。これまでも、たくさんの誤りに気づいてきましたから。

でも、中にはEO13848のように、「公的機関が発表していること」を「発表されたと指摘しているだけ」の場合もあります。それを陰謀論だ、リテラシーが低いなどと言われてしまうと、うーんと首を傾げてしまいます。

電力会社がスポンサーになっている番組では原子力発電所を悪く言えるはずがないと思えるのに、製薬会社がスポンサーになっている番組でワクチンを悪く言えるはずがないと思えないのは、どうしてなのでしょう?

大手メディアが取り上げなければ、それは事実ではないと、いったい誰が決めたのでしょうか?

わたしはこれからも、「事実」と「どんな人・機関がそれを伝えているのか/いないのか」と「どんな風に伝えられているのか」のズレに注目しながら、いろんな事象について考えていきたいと思っています。

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