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おやじおふくろもんだい

前にFBでちょこっと書いたらみんながいろいろコメントしてくれた話題について書きます。

最近ふと思ったんですが、自分の父親に対して「オヤジ」って呼びかける男性の割合って今はどれくらいのものなんでしょうか?

私の周りにはあまりいないような気がします。やはり、減ってきているのでしょうか。

オヤジに限らず、母親のことを「おふくろ」って呼ぶのとかを含め、親のことをどう呼ぶかって、いろんな条件が重なってそうなるものだと思います。

父親をどう呼ぶか。いろいろ呼び方がありますよね。お父さん、父さん、オヤジ、父ちゃん、パパ、オトン・・・。変わったパターンだと、下の名前で呼ぶという人もいました。

ちなみに、うちは今でも「お父さん」「お母さん」で、もともと母が23歳の若さで私を産んだため、さらに年下の叔父や叔母たちは「○○ちゃん」(叔母)、「○○兄ちゃん」(叔父)という風に呼んでいました。

まだ10代の叔父や叔母に「おっちゃん」「おばちゃん」はやはり言いにくいですよ(笑)。

私は、その人が親をどう呼ぶのか・親が子どもに自分をどう呼ばせるのかにいたるプロセスにすごく興味があるんです。

例えば、親が「父さん・母さんと呼びなさい」と子どもを教育したのだとしたら、なぜそのご両親はその呼称を選んだのか?とか。

オヤジやおふくろって、何となくブルーカラー労働者の使う言葉なイメージがあったのですが、ばりばりホワイトカラーの人も使っている人が何人かいたので、そういうことでもないのかなと考えを改めました。

でも、やっぱりブルーカラー系の人の方が、使う割合自体は多い気がします。

地域の問題もあります。単なるイントネーションに留まらない、独特の言葉を用いる方言が根付いている地域では、標準語的な「お父さん」「お母さん」の割合は減るのではないでしょうか。

おとん・おかん、とっちゃ・かっちゃなど、その地域独自の呼び方がありますよね。

例えば、私が育った大阪は「東京風にかっこつける」ことを何よりも嫌う風潮がありますので「パパ」とか「父さん」はかなりの少数派だったような。その二つは、大阪人にとってはちょっと都会的過ぎるんですよ。

逆に、おとん・おかんと呼ぶ同級生たちはけっこう多かったです。東京じゃ、ありえませんよね。

まあ時代の問題もありますので、今はどうかわかりません。ちなみに地域差というトピックではこんな実話があります。

私と両親は山登りが好きで、北アルプスの3000メートル級の山によく登りに行ってたんです。そういう高山は、全国から人が登りに来るんですよ。

私がまだ中学生だったある年の夏、群馬かどこかの不良高校生二人と定年間近の先生の3人組と山道で偶然会って話すようになり、一緒に登ることになったんですね。

すると高校生たちは私の両親を「おじさん」「おばさん」と呼ぶわけです。それを聴いて母が「なんか、一気に歳をとった感じがする。ほんまのおばちゃんになった気がするわ。でも関東ではあの呼び方が普通なんやろうなあ」と笑っていました。当時の母はまだ40手前だったはずです。

それくらい、関西に住む女性にとって、おば「さん」という響きには異質な何かがあったんですね。

あと、お父さんか父さんか問題もありますね。「お」をつけるかどうかで、かなりニュアンスが違うと思うのですが、呼ぶ側にしろ、呼ばせる側にしろ、その微妙な「お」の選択はどうやってやっているのでしょうか。気になる。

ところで、最近気になっているんですが、若い人が自分の父母について他人に話す時(特にある程度フォーマルな場で)「父」「母」ではなく、「お父さん」「お母さん」って言ってるのが目につくんですよ。

あれ、私たち世代だとありえないんですが、何か教育の基準が変わったんでしょうか? それともアイコンみたいな若い世代のスターがそういう言葉遣いをしてたんでしょうか?

大学で面接の講習とか受けているはずなので、面接では「父」「母」と言ってると思うのですが、どうなんでしょう?

とか何とか、両親をどう呼ぶか問題は、まだまだ観察しがいがありそうなネタです。こういう「一番普通に当たり前だと思っていたこと」を「よく考えたら、何でそうなんだろう?」って捉え直してみるの、面白いですよ。

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おやじおふくろもんだい

オラシオ

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オラシオ

ライター、コラムニスト。青森市在住。『中央ヨーロッパ現在進行形ミュージックシーン・ディスクガイド』(DU BOOKS)監修。コンピCD『ポーランド・ピアニズム』『ポーランド・リリシズム』(コアポート)選曲・解説。ご依頼はaladyhasnoname@yahoo.co.jp
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