ハイパーノートチャレンジはどこにいく

いつもお世話になっているbar bossaの林伸次さんに「ハイパーノートチャレンジ2015」のバトンを手渡されたので泣く泣く(笑)書きますー。

note記事の中で、今年一番インパクトを受けたものと自薦記事を挙げるっていう企画なんですよね、これは。今年は音楽ライター、コラムニストとして独立した最初の年で、とにかく書いてお金をいただくことに必死。なかなかnoteの方に手が回らなかったのですが、最近コンスタントな仕事のペースが出来てきたので、ようやくこちらにも読んだり書いたりし始めています。そんな私でいいのかなという気もしますが。

じゃあ、私が今年拝見した中で勝手に影響を受けたものをひとつ。

奥さまが浮気をしている話  by  bar bossa 林伸次さん

bossa林さんにバトンを渡されたから挙げるわけじゃないんです。なぜこれが印象に残っているかを書きますね。

私、ポーランドのジャズが専門の音楽ライターとして紹介されることが多いんですが、それはライフワークのようにして取り組んでいるもので、本人としてはもっといろんな書き仕事をやりたいんですよ。4月から地元の最大手新聞「東奥日報」でコラムを連載しはじめて、その仕事が楽しくてよりいっそうそう思うようになりました。

で、その「いろんな書き仕事」の中には「小説」も入ります。でも、音楽ライターとしてはなんとか何年か生きながらえてきましたが小説の書き方って未だにわかんないんです。noteをやり始めの時にいくつか試しに書いてみましたが、全然納得いかない出来でした。書いてもほとんど反応もなかったですし。自分には小説を書く能力はないのかもしれない。何度目かの挫折を感じていた、そんな時に読んだのがこの林さんのお話。

みなさん、まず読んでみてください。短いので、火をつけてからヤカンのお湯が沸くくらいの時間で読めます。もっと速いか(笑)

このお話では、結局藤原さんの奥さまが本当に浮気していたのかどうかはわからないんですよね。そして、バーのマスター(林さん?)がある意味冷たく「勘違いですよ。またご夫婦で来てくださいよ」とぶつっと話を閉じています。

私が小説を書く時に悩みがちなのは「こういう文章を書いたらこんな風に受け取られてしまうかもしれない」「なかなかオチが決まらなくて最後まで書けない」だったんです。でも、林さんのこれを読んで「そんなの、どう受け取られるか結局は書き手には決められないんだし、ラストも必要な時はそのまま投げっぱなしにすればいいんだ」と突然ひらめいたんですね。少なくともショートショートの長さだとそのやり方は有効です。自分にも書けるかもしれない、ともう一度勇気を与えてくれたんです。

林さん、投げっぱなしにしたつもりがなかったんならごめんなさい。でも「読み手の受け取り方を書き手は決められない」というのはこういうことなのかなと。読む人は思いがけない角度から文章の行間にある「本来書き手が込めてない意味」を引っ張り出してくれます。一種の誤読なので、前はそういう現象に対し「自分の文章がちゃんと書けてないから」とか思っていたのですが、違います。どんな文章を書いても、いろんな受け取り方がされるし、そのことこそが面白いんですね。

この短い、悲しいお話は、そんな風に私を励ましてくれたのです。勝手に励まされたと言うべきか。

さて、最近noteにいろいろ書き始めようと思ったきっかけはもうひとつ。「ダッシュボード」の中の記事ごとの「アクセス状況」確認機能を発見したからなんですね。それまでは「スキ」イコール反応の有無だと思ってたので、それが少ないとモチヴェーションが下がってたんです。でも、スキはnoteメンバーだけの機能なので、ダッシュボード見たらけっこうスキがついてない記事でも外部の方に読んでもらえていることがわかって、それも励みになりました。

というわけで、最近自分で考えたシチュエーションに則って「男と女のABC問題」という恋愛ショートショートシリーズを書いています。みんな私が恋愛経験が少なくて、彼女と20年以上付き合ってて、下ネタとかも言わないので創作・コラムに関わらず「オラシオは恋愛ネタなんて興味ないし書きたくないんだろう」と思われているふしがあるのですが、恋愛について考えていることは私なりにたくさんありますので、挑戦してみようと思いました。

ライターの仕事にも言えることなのですが、やはり経験を重ねると、それなりに文章がうまくなります。積み重ねること、続けることってものすごい訓練なんですよね。小説ではそれをあきらめていましたが、こつこつやっていたら形になることもあるのはライター業で自分に対して証明できたので、これからもいろんなことに手を出して、いろんな方向に投げて、いろんなことを書ける書き手に育ちたいと思っています。

はい、個人的な小説論が続いてしまいました。すみません。ここまでたどり着いた方はいらっしゃいますか? ではこのハイパーノートチャレンジのもうひとつの目玉、セルフ・レコメンドに行ってみたいと思います。

悩みに悩みぬいて、結局どちらかを選べず、2つ挙げます。恋愛だと一番ダメなパターンですよね(笑)。ひとつは予想もせずたくさんスキがついてビックリしたものと、もうひとつはcakesにも載せていただいた図書館に関するものです。未読の方は、この機会にぜひお読みください。

ツンデレ・パートナーの試験紙

図書館で働きたい人に捧げるQ&A

「いろいろ書きたい」中には恋愛やジェンダーネタもあれば、図書館ネタもあります。特に後者は、ポップに図書館を語る書き手がほぼ皆無だと思っているので、自分が先駆者になりたいです。どうぞご期待ください。最終的にジャンルやネタが何であれ「オラシオに頼めば、とにかく面白い読み物にしてくれる」という書き手になるのが目標です。

このnoteは、そういうチャレンジを後押ししてくれるプラットフォームのひとつだなあと思います。知人の中にも何人か「noteってどう? 移ろうかなあ」と言ってる人がいます。クリエイティヴでポジティヴなムードもありますし、そういう場を作ろうという明確なヴィジョンがあって加藤貞顕さんが立ち上げたものなので、他のSNSのように場が荒れることもないと思います。オススメです。

私が上で林さんのショートショートについてだらだら書いているのも、noteが開かれる先では、こんなに読み手の妄想が広がっているんだ!って言いたいのもありました。ということで、個人的に「すごいなー」と思ってフォローしているnoteクリエイターの方を3人、この機会にご紹介しておきます。すでに知ってる人も多い方たちだと思うんですけど。

灰谷魚さん
小説を書く天才ってこういう人のことを言うんでしょう。私にはこういう作品は書けないなあといつも思っています。こんな小説を書く人は、日常生活の情景を、何を考えて見つめているのかなあというのは気になります。

有賀薫さん
スープ作家さんです。スープに的をしぼるという発想がいいなと。ポーランドは「スープを飲む」という単語がない具だくさんスープ王国なので、いつかこの方にポーランド・スープ本を出してもらえたらなあとか勝手に思っているのでした。

小川たまかさん
ジェンダー問題をベースに、いろいろ書いていらっしゃるライターさんです。最近は「痴漢問題」にも真剣に取り組んでいらっしゃいます。noteに限らず、ひとつひとつがずしっと考えさせられる記事が多いです。

さて、次にバトンを手渡す方を決めないといけないんですよね。ここが難関なんです。だって、ちゃんと他の方のを読み始めたのはここ数ヶ月のことなので。こちらからのフォローも被フォローも、最近増えたばかりですし。なかなか難しいんですよ、林さん!(泣)

というわけで、最近コメントをいただいた方で、コンスタントに投稿されているか、フォロー・被フォローの数が多い方の中から3名様を勝手に選ばせていただきました。年末で忙しい折ですので、受ける・受けない、次に回す・回さないはご自由にご判断ください。でも、受け取っていただけると嬉しく思います。

黄色いひつじさん

ハラキリムシさん

かねきょ(まんが・イラスト)さん

私のハイバーノートチャレンジ2015は以上でした。これからもnoteでいろいろチャレンジしていきますねー!


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オラシオ

コメント10件

やっと書いたのでご報告を。オラシオさんががっかり苦笑いされているのが目に浮かぶようです…(´ー`)何はともあれ大役を果たし終えてすっきり。やってみたら面白かったです。ありがとうございました。

ハイパーノートチャレンジ2015が回ってきた!|kanekyo12|note(ノート)https://note.mu/kanekyo12/n/n2b3d0c8df89d
かねきょさん ありがとうございました!この企画の目的は、たぶん「いろんな人がnoteをやってるんだ」ということをもっと広めるためなので、私がご存じなかった方たちをご紹介されてるのは正解なのだと思います!むしろ、林さんに渡されて林さんの記事を挙げている私が閉じててダメなのです(笑)。お疲れさまでした!
あけましておめでとうございます
あら恥ずかしい///せっかくご指名いただいてたのに気付かないままでした(;^ω^)
ハイパーノート2015と銘打たれた企画ですが、2016年になってから挑戦してもいいのかなw
ハラキリムシさん すみません、こっそりお名前を挙げて、お手を煩わせてしまいました!今年もよろしくお願いします!
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