CHOCOPIE チョコパイが「ホツォピェ」に? ポーランド語をカタカナにする方法Part1

下の動画の再生ボタンをクリックして、ポーランド語の歌でも聴きながらお読みください

ちょっとだけ前説。そういうの要らんという人は▼▼▼まで飛んでください。

ポーランドのジャズやカルチャーをいつかブームに!(笑)と半分冗談半分本気でいろいろやりはじめて、早いもので10年くらい経ちました。

自分で言うのもなんですが、それなりに成果を残してきたと思っているのですが、ブームになるまでには至らない事情がひとつあります。それは、

ポーランド語が難しくて読めない。

ということです。これは私もよくわかります。何と言っても、私がポーランドのジャズに触れるきっかけが「ポーランド語で書かれたCDがまるで読めず、何だか面白そうだったから」なんですよ。それくらい読めない。

「音楽がカッコいいのはわかるんですが、人の名前が読めなくて聴くのも敬遠しがちで(苦笑)」とファンの方から打ち明けられ、何度枕を涙で濡らしたかわかりません(笑)

それは音楽業界の方たち(ライターさんやショップ関係者さん)も同様で、どう読むのか苦労しているんだろうな、という表記をよく見かけます。それらは言ってみれば「中途半端に正しく、中途半端に間違っている」ものが多く、間違え方もバラバラ。

つまり、一つの単語や名前に対し複数の読み方(カナ表記)が存在して、要するにググっても引っかかりにくくなるんです。これはなかなかの障壁ですよね。

というわけで、ここに超簡単なポーランド語の読み方のコツを書いておきます。音楽業界の方たちも、この記事を参照していただければ、今まで頭を悩ませていたポーランド語の表記がすぐできるようになります。

なぜ私がこれから書くやり方が「超簡単だ」と自信を持っているかと言うと、私自身がこの読み方でいつも書いているからです。

実は私はポーランド語ペラペラじゃなくて挨拶とか短い文を読むくらいしか出来ませんし、正式に習ったこともありません。完全独学なんです。でも一応「オラシオはポーランド語の人名をちゃんと読めている」とポーランド人の方にもお墨付きをいただいています。つまり、頭の良くない私にも出来るやり方だということなのです。

とりあえず、語学的専門用語は一切使いません。使っても「母音」「子音」くらいです。だから難しくありません。

あと、ここで言う「読む」は、

①文章の意味を理解する
②発音する
③カナで読み方を書く

の3つの中の③だけを指します。ふつう外国語をおぼえるのは、③→②→①の順番ですよね。なので、これはほんとうの「はじめの一歩」なんです。でも、とても役に立つと思いますし、②に進むのがとても楽になります。呪文や暗号みたいに見えていたポーランドの固有名詞もおぼえやすくなります。もちろん③だけ気楽におぼえていただくのもありだと思います。

           ▼▼▼

ではまず、Part1として「前提」編から行ってみましょう!

前提1.a/i/u/e/o はそれぞれアイウエオとしか読まない

母音は、英語だとDave デイヴ、Ball ボールみたいにaをエイと読んだりオーと読んだりしますが、ポーランド語はシンプルにそれぞれ一つしか読み方がありません

前提2.wはワ行じゃない

これはものすごく間違いが多いもので、たぶん英語のwave ウェイヴとかのw=ワ行読みをそのまま当てはめているから起こる間違いです。ポラ語におけるwはローマ字でいうところのvと同じだと考えてください。あえて言うなら母音と組み合わせると「ヴァ行」(ヴァ/ヴィ/ヴ/ヴェ/ヴォ)です。

例:Wanda ヴァンダ / Wojtek ヴォイテク

wについては、次回以降でまた別のルールをご説明します。でもとりあえず、今はこれだけは!

前提3.二つの「イ」 yとj

yは母音扱い、jは子音扱いです。つまり、yは左隣の子音と組み合わせて使い、jは逆に右隣の母音と組み合わせるか、単独で使われます。

例:Jerzy Szymanowski → Je = J + 母音e / Szy = 子音Sz + y

yは母音としての「イ」なので、Henryk ヘンクのようになります。厳密にはウとイの間のような発音なので、普通の「イ」と区別してヘンルィクのように表記する人もいます。それについてはPart2以降に触れます。

jは単独の時に「イ」(例:filmowej)ですが、母音とくっつくと「ヤ行」になります。Janはンです。fajneはファネですね。

日本のローマ字表記のようにジャ行ではないので注意しましょう。

まず、3つおぼえていただきました。以上で言いたいことは、とにかく英語の読み方をいったん忘れましょうということです。

では、このPart1ではさらにもう一歩だけ先に進みましょう!

1.超頻出誤表記パターンをまず避ける① エルに斜め線の「 ł 」

先日ある仕事で人名をひたすら正しいポーランド語原語表記に直す作業をやっていて気付いたのが、ポラ語ってとにかくポラ語独自のアルファベット「 ł 」が出てくることが多いんです。そして、日本での表記もとても間違いが多い。つまり、これを間違えなくなると、かなりポラ語カナ表記の間違いの割合が低くなるということだと思います。

この ł は母音とくっつく時はワ行読み(ワ/ウィ/ウ/ウェ/ウォ)です。単独だと「ウ」と読みます。

つまりłaは「ワ」、łoは「ウォ」です。小文字の時は「 t 」っぽく見えるのでタ行に勘違いされがちです。あるいは斜め線を無視して普通のL(ラ行)として読んでしまうパターンかどちらかです。

例:Sławek スヴェク Łona ウォナ Paweł パヴェ

では、Part2では「超頻出誤表記パターンをまず避ける②」からとなります。まずはここまでおぼえてみてくださいねー。

ひとつだけ宿題を出します。ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世はポーランド人で、本名をKarol Wojtyłaといいます。街中でブロマイド写真や絵ハガキなどが売られていて、冗談抜きに「ポーランド最高のアイドル」とも言われています。

さて、ここまで書いてきたカナ表記法で、彼の名前が読めるはずです。ささ、どうぞ! 答え合わせは次回の冒頭にて。

投げ銭制です。勉強になった、次もまた読みたいという方は、ぜひ応援よろしくお願いいたします。いつもありがとうございます。

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