愛するという才能

最近、フリーランスとなってからは特に、「才能」というものについて考えることが多くなりました。

こんなことを書くと恥ずかしいのですが、自分の能力だけを頼りにやっていく仕事というプライドがやはりどこかにあり、自分を特別な人間と思いたがっているわけです。が、現実はことごとく私が普通の人間で、凡才であることを突きつけてきます。

だから、否が応でも「自分に才能があるとしたら、何だろう?」と延々と自問自答する日々なんです。

才能、と一言で言っちゃってるわけですが、これ、3つの要素の総量を指すと思っています。その3つとは、

1.持って生まれた能力
2.努力
3.運

この3つです。通常1.のみを才能と言うことが多いと思うのですが、実際はこの3つを足した総量で競われる。1.だけでほとんどの人をなぎ倒すような怪物もほんの時たまいますけれど、そう見える人でも知らないところで2.を積み重ねていたり、3.に救われているところがあるわけです。そして、すごく成功している人は3つのすべてを兼ね備えているように思います。

で、私は今のところライターとしては1.もそれほどないし、2.はもっと足りてないし、あえて言うならそれなのに縁に恵まれたりして少しはやっていけてるので3.がほとんどってところが妥当かなと感じています。1つの要素だけでは、やっぱりなかなか厳しいですねえ。

では自分にはほんとうに1.~3.を兼ね備えた飛びきりの才能がないのか。ひとつだけあるのに、最近気がつきました。

気づくきっかけとなったのは、相方の言葉でした。詳しくは年末にでも書こうと思っているのでここでは前振り程度にしておきますが、私、今年は一時期かなり精神的に落ち込んだんですね。もう自分が全然ダメな人間だと思い込んでしまって。そんな時に彼女が、

「君は、私が好きだと伝える才能があるじゃない。君が私を好きなのを、私はちゃんと知ってるよ」

と言ってくれたんです。

そうなのか、それって才能なのか。でも、才能と言っていいのかな? というわけで、改めて3要素を備えているか考えてみました。

まず2.の「努力」です。これについては前にもnoteに書いたのでそちら↓もお読みいただきたいのですが、とにかく私、毎日彼女に愛を伝えています。これは間違いなく常人よりやっていると思います。

次に3.の「運」ですね。これはもう「たまたま他の人を好きにならずにいられてる」ということ以外の何ものでもないと思います。

私はこの20数年間ずーっと恋愛や性の対象としては彼女にしか関心がないので、「他の人が気になる奴撲滅主義者」「恋愛潔癖症」みたいに思われることも多いのですが、そんなことはありません。他の人を愛してしまう現象を否定はしません。問題はそうなった時の身の振り方なのだと思います。

特に男性社会でよくありますよね、他の人を好きになってしまう気持ちや、女性を触りたくなる性欲を肯定する流れで浮気や不倫、痴漢、セクハラなんかも好意的に認めてしまうの。感情と、その表出は、また別の問題ですよね。だから私は、他の人が好きになってしまう感情は否定しませんが、浮気や不倫に対しては厳しい意見を持っているという感じです。

私はたまたま他の人が気にならないで来られただけだし、いつ他の人が気になり始めるかわからない。その感情は突然、わけもなくやってくるものだと考えています。まさに運ですよね。だからこそ2.を積み重ねるのですが。

では1.はどうでしょう。人を愛するということにおいて、持って生まれた能力って何でしょう。

ひとつ挙げるなら、私はかなりルックス博愛主義者だと思います。それは目移りするってことでは?と思われるでしょうか。むしろ逆で、美人とかかわいいがよくわからないんです。裏返して言えば、どんな人もたいていは何か見た目でもいいところがあると感じてしまいます。ルックスということに限って言えば、私にはその程度で十分満足できるんですね。だから逆に、愛情の根拠の中で、見た目はかなりどうでもいい要素なんですよ。

だからこそ。ここ強調して言いたいのですが、だからこそ、私にとって彼女が特別かそうでないかを分けるのは「中身」だけなんですね。別に、彼女が好みのタイプだから好きになったわけじゃないんです。どっちかと言うと、中身を知るごとに相方がどんどんかわいく見えてくる系です。まあ、錯覚と言えばそうなのでしょう(笑)

ルックスに関しては、ほんとに病的に感受性が欠けているので、それは私の持って生まれた能力なのだなと思います。「要は中身でしょ、人は」とカッコつけて言っているわけではなくて、外見の魅力がわからないという才能

あと、人に「そんな風に彼女が好き好きって公けに言えてしまうのはちょっとすごいね」と時々言われるので、それも持って生まれた能力かもしれません。

そんなわけで、私にはどうやら相方を愛するという飛び抜けた才能があるようだと気づいたんです。私は、パートナーを愛するという一点において、他を圧してすごい。人とくらべてどうとか、もう問題じゃないレベル(笑)。そんなの、人とくらべるもんじゃないだろうとか野暮なツッコミはしないでください。いいじゃないですか、思い込みなんですから。

だから、どこかで特別になりたがっている私は、そのことを心の拠り所にまだまだ楽しく生きていけそうです。

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オラシオ

この恋愛観、そんなに変わってます?

大学時代に出会った彼女と結婚もせず付き合って早や約四半世紀。初恋からそのまま超ロングラン恋愛に突入した私の恋愛観は相当変わっていると言われます。そんな私の恋愛についてのコラムを集めたマガジンです。
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