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「安心・安全のためのホントの護身」私が遭遇した怖い体験

こんにちは、法螺夢幻(ほらむげん)です。
私は以前、自分の護身にまつわる経験を知りたくないですか? と皆さんに問いかけました。
それを放置するのも失礼ですので、お話致します。

もうかなり前の話です。
私は明け方、もう帰庫するつもりでした。ただ回送にはしていませんでした。明治通り、歌舞伎町の近くで、如何にもガラの悪そうな二人組が手を上げました。赤信号でしたので、逃げようもなく二人は乗り込んで来ました。
「お客さん、どちらまで?」「松本まで行けや」
「は?」私は固まりました。この時点で怪しさMAXです。しかし法律上、下車を強要は出来ません。「お客さん、お金はお持ちですか?」「7万持ってる」
「おい運ちゃん、ラーメン食べようや」「立ち食いそば食おうや」などと一人がしきりに、私を車外に出そうとします。私が再度「ホントにお金持ってますか?」「5万持ってる」などと金額が変わって、私は身の危険を感じていました。
「ワシは昨日ムショから出たばかりなんや。なぁ、分かるやろ?」
私は首都高に乗ったら終わりだと思いました。この頃、タクシー強盗事件が頻発し、殺された方もいらっしゃったので、私は気が気じゃありませんでした。
そしてついにその時は来ました。
西新宿野村ビルを左折したところで、一人が「オイ、降りろや」と半ば無理やり私を車外に連れ出しました。「連れションしようや」と。
私が戻ろうとした時、見てしまいました。相方がお金を奪っているところを…。

ここで西新宿の地理に詳しい方は、お気付きになったでしょうか?
私はクルマに戻ってすぐに信号をUターンして、窓を全開にして叫びました。
「お巡りさ〜ん、強盗で〜す‼︎現行犯です‼︎売り上げ獲られました‼︎」
そうです。野村ビルのお向かいは新宿警察署です。私は犯人のこのあり得ないヘマによって、九死に一生を得たのです。
結果的に何事もなかった訳ですが、私はこの時「殺される恐怖」を本気で感じました。
長くなりました。今回はここまでで…。

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