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僕は死に場所を探してバリ島に来たのに。(ミカタでは書けないバリノコト)

僕は…ここで何をしているのだろうか。


僕は…ここで何をしたいのだろうか。


僕は…ここで何をしたくないのだろうか。


僕は…一体何をしにバリ島に来たのだろうか。



▼はじめに

僕がバリ島に住み始めて早3年半が経った。

バリ島に住む若者(僕、ちゃんなる、カイリ)でつくる「バリ島旅行のみかた」は年を重ねるごとに出来ることのスケールが大きくなった。

初めてバリ島に住み始めたときの感覚は今でも覚えている。「旅行じゃない、俺は住むためにここにやってきたんだ」というあの恐怖と期待の入り混じったようなゾクゾクする感覚は一生忘れることのない大切な記憶だ。

でも、なぜ、僕はバリに来たのか。

今までたくさんの観光の方と会ってきた。その数はもう100人は軽く超えている。その中で最も多くされる質問が

「なんでバリ島に住んでるんですか?」

だ。いつもであれば「太陽が好きだから」「外が晴れていると気分がいいから」「海外に住んで自分がどれぐらいのものか試してみたいから」と答えているが、それらはきっとどれも正解で、どれも間違いなのだ。

100%正解だと思う回答が口から出た気はしたことがない。もちろんその時にはそれが気持ちの大部分を占めているということでそう話しているのだが…。

今回は僕が一体なんのためにここにやってきたのか、思うが儘に書き連ねてみようと思う。これが何になるのか、誰のためになるのかはわからないが、お金もそれほど持たず、収入も僅か、でも日本が嫌で、全てに絶望し、ここじゃない感じがしていた人間が、実際にバリ島に移住してからの心の動きみたいなものを正直に書き表していく。もし今、日本で、同じような気持ちの人がいたら、役に立つかは不明だが、先例として見てもらえたら嬉しい。


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