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いつもそばに細胞がいる〜ユミと細胞たちシーズン1.2感想〜

ユミと細胞たちシーズン2を観終わりました。細胞たちの愛らしさとユミの周りの人間達にニコニコさせられっぱなしの幸せな時間。ここまで最終話を迎えるのが寂しい作品は久々だったかも。

ハイブリッドな心の描写

「ユミと細胞たち」は、何と言っても俳優が演じるドラマと並行して、その内面で繰り広げられている細胞達の攻防の描写が発明と言っていいほど面白い。原作者の方はすごいなぁ。

私はキャラクターものに興味を持つことはほとんどなくて、特別に集めているグッズ等ないのだけれど細胞たちのぬいぐるみやフィギュアが売っていたら確実に購入するほど魅力的だった。あの頭身、脚元、表情。愛らしさを凝縮した全てが詰まっていた。ちなみにお気に入りは家事細胞。おおらかで大好き。


いつもそばに細胞がいる

細胞やホルモンに翻弄されながら日々何とか暮らすのは私も一緒。自分ひとりで頑張ってると思いがちだけど、愛とか感情とか理性とか、沢山の私を形作るものに支えられてるんだよな。そして、私のそばにいてくれる人達にも、それぞれ細胞たちがいる。細胞たちはその人を助け、間接的に私のことも支えてくれてるのよね。

何だか細胞たちが守護神のように見えてきた。愛らしいだけではなく、一緒に歩んでくれる存在のような。

だから、細胞たちがユミの周りで実際に動いている描写には涙が出そうになった。「ユミだけでなく、私も一人じゃないんだ。私の身体と心を守ってくれている存在がいるんだ」って。もちろん見えないし話すことなんて出来ないのだけど。そう思えただけでも、このドラマは最高だった。あー幸せな時間だった!



以下ネタバレあり


・シーズン2に入ってからの全14話は毎回顔が緩みっぱなし。特にボビーとの関係が進む描写は良かったなー。ユ・ボビー同好会よ永遠に…。

・コントロールZ登場後「はよ彼を出してくれ!」と私の感情細胞が求めまくった。何と素晴らしいキャラクター!ちょうど「ホテル・デルーナ」を並行して観ていたので、フロントマンの彼と同一人物と気づいた時に吹き出したわ。いい役だった〜。ウンとボビーを差し置いてZとユミが恋に落ちるのでは…と途中ハラハラした。

・「で、結局ウンとボビーのどちらとハッピーエンドに?」という気持ちを持ちつつ観ていた私。結末を迎え考えたのは、どちらと結ばれていたとしても、それは大きな意味を持たないのかなってこと。

ユミの人生の大切なパートナーは細胞たち=自分であって、ユミのこれからの人生を自分らしく、新たな出会いもありつつ幸せに生きることが何よりなのかなって。

けれど、シーズン1.2を伴走した私達は思わずにいられないよね。ウンもボビーも、みんな幸あれ!

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