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「アル中日記」15 禁断症状の果てに

なかなか更新できずに申し訳ございません。
我が愛車アルファロメオ 4Cは実に“乗りにくい車”なのだ。運転しにくいとかエンジンがピーキーとかじゃなくて、毎日の通勤とかコンビニまでチョイ乗りとかそういう感じで“乗りにくい”車なのだ。

特に“乗りにくい”と感じるのは乗車時だ。ドアをガバッと全開して右脚で30cmはあろうサイドシルを大股開きでまたぎ、ハンドルを手摺がわりにしてゆっくり着座。そこから左脚を持ち上げて、フットレストに置く。さらにそこから革ベルトの取っ手に手を伸ばし、ドアを閉じてようやく乗り込み完了。「スポーツカーはお尻から乗り込む。」なんて話を聞いて試してみたが、極太のサイドシルが邪魔をしてお尻をシートに付けるのが至難の技。お尻が付いてもひっくり返された亀状態なので、ここから両足を入れ込むのがまた大変。これならばサイドシルに腰掛け、そこから両足を入れる方がまだ楽なのだが、サイドシルをいつも綺麗にしていないといけないのでこれまたイマイチ。そんなわけで毎回ガバッと脚を広げて漢らしく乗り込むわけだが、スカートを履いている人には当然お勧めできない。ちなみにウチの奥さんはズボン派なのでお構いなしに跨いで載っている。
それともうひとつ“乗りにくい”理由が天候。雨の日 は乗る気にならない。最大の理由はこの網目。

MR故エンジンルームに雨が直撃する仕様。ゴムパッキンで一応仕切られているとはいえ、トランクにも水が流れ込んでしまう可能性大。だから晴れた休日しか乗る事ができないのが現状だ。そんなわけで4Cは“乗るのに覚悟がいる車”なのだ。

それでもエンジンに火を入れてハンドルを握るととてつもない高揚感に包まれる。アクセルを踏むと面倒な事を一切忘れてしまう至福の時が訪れる。だからどうしても晴れた休日は疼いてしまう。

少し前置きが長くなってしまったが、先週末は久々に晴れたのにも関わらず食料品の買い出しやら放置してブッシュ状態の裏庭の芝刈り等で4Cに乗れずじまい。天気が良かっただけに禁断症状も治らず、翌月曜日。前日とは打って変わって曇天ではあったものの急遽休みを取って4Cを連れ出した。目的地は特に決めていなかったのだが、なんとなく足が向いたのは茨城空港。別名百里基地。かつては偵察航空隊もあってF4ファントムの基地だったが、今はF2の基地。平日だったので訓練飛行に向かうF2を見る事ができた。天気も回復して素晴らしい見学日和となった。

帰り道にゴープロを使って、YouTubeでよく見る試乗動画みたいなものにチャレンジしてみたのだが、ゴープロのマイクでは音声がほとんど聞き取れず失敗。機材を揃えて再チャレンジしてみたい。

最後迄お付き合い頂き、誠にありがとうございました。

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