『なぜオフィスでラブなのか』ご感想 小川たまかさん、REBEL BOOKSさん


ライターの小川たまかさんに頂いた感想ツイートが大反響でした!

なんでこんなに日本ではオフィスラブが多いのか。
それは本書をお読みください!

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下記は4/20(土)にトークイベントを開催してくださる高崎のREBEL BOOKSさんより頂いたご感想です(転載ご承諾済み)。
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『なぜオフィスでラブなのか』当店大推薦していることもありよく売れております。先日の荻窪『Title』さんでの著者トークは満員かつ大好評だったようです。当店のイベントはまだまだお席ありますが、当日に向けどんどん埋まっていくでしょう。

本書は、文学と社会学の交差するところで繰り広げられる恋愛エッセイ。各章で紹介された作品がすべて読みたくなるという優れた書評としての性格も併せ持ち、さらに「オフィスラブ」という切り口を得たことでよりくっきりと時代が見えてくるという傑作だと僕は思います。随所にジェンダー、フェミニズム的視点が見られるのもいいんですよね。

例えば「東京ラブストーリー」のマンガ原作を論じた章を見てみましょう。

1989〜90年というバブル真っ只中に連載。リカと完治、さとみと三上という二組のカップルを主人公に繰り広げられる物語です。性に奔放な主人公赤名リカについて

『リカには、日本型労働社会の牢獄にいる男たちの欲する「自由」が、オフィスラブというフィルターを通して一方的に投影されているのである』

著者のこの考察にまずシビれます。

そして

『バブル期のトレンディなイメージとは裏腹に、「貞操」、そして浮気される苦しみという、それはそれで古臭いテーマが「東京ラブストーリー」の基調をなしているのである』

と分析。映画『20センチュリー・ウーマン』や国際的なフェミニズム第二波の動きと日本における男女雇用機会均等法の施行などに触れつつ、この作品に描かれた「オフィスラブ」が内包する時代性を明らかにしていきます。

そのプロセスが本当に面白いんだよなあ。

これが11章と、なぜ著者がオフィスラブを取り上げているのかを全体のまとめ的に書いた章の計12章。

オフィスラブ真っ只中の人は参考書的に読めるだろうし、恋愛研究本が好きという人(僕です)にはもちろんだし、会社経営している人は社員の福利厚生を考えながら読んでも面白いでしょう。

仕事と人生の本でもあるから、即時的なご利益がある本では全くないけれど就職活動を控えた学生とかにも勧めたいですね。後から「あの時読めて良かったな」と振り返るのって、実はこういう本なんじゃないかな。

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