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ことば・言葉 | ほりそう

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ことば(言葉)について、僕自身の試行錯誤を記録するマガジンです。
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記事一覧

括弧の最後に「。」をつけたくなる日もある

一般的に、括弧で括られた文章に句点をつけてはいけないとされている。 編集やライティングの…

「越境」という言葉

本日、株式会社TOITOITOが運営する「osanai」に、ドキュメンタリー映画「シャドー・ゲーム〜生…

観客は「クソバカ」ではないし、感じたことに「不正解」なんてない。

映画「月」を批判するnoteが読まれている。 2023年12月7日21時現在で、5,000を超える「スキ」…

「コミュニティって、なんだっけ?」を自分なりに整理した記録。

先日noteで投稿した「EDITORS REPUBLIC」という試みについて。 ぜひ、「Vol.3」のSubstackも…

「『コミュニティ』と編集」を考え、再定義する試み。

菅付雅信の編集スパルタ塾の卒業生有志が集った「EDITORS REPUBLIC」という試みに参加していま…

「晩酌の流儀」、ナレーションに言葉のセンスが光る。

テレビ東京で放送されていたテレビドラマ「晩酌の流儀」。栗山千明さん演じる伊澤美幸が、「晩…

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高い頑丈な壁の内側か、あるいは。

2023年7月号の雑誌「新潮」に、村上春樹さんのテキストが掲載されていた。 これはアメリカ・マサチューセッツ州のウェルズリー女子大学で行なわれた一般公演で発表されたもので、すでにメディアでも取り上げられている内容だった。 大筋は知っていたものの、通して読むことで(あるいは正真正銘、村上春樹さんが書き起こしたテキストということで)、非常に読み応えのある内容だった。やはり言及されていたのは、「壁」のこと。新作『街とその不確かな壁』との共振に、なんというか、ため息が出た。 講

「パートナー」という言葉で、尋ねる。

最近、相手の夫(妻)について尋ねる際に、「パートナー」という言葉を使っている。最近、と書…

小説にせよ映画にせよ、「面白い」を基準として作品に触れる/触れないが決定されるの…

以下は、「面白い」に関する個人的なメモ。備忘録。たぶんこの感覚は、1年後には、まるっきり…

夢は、探し続けて、行動してみて、「彫刻」のように形作られるもの(馬渕俊介さんの東…

2023年度、東京大学入学式の祝辞。 既に評判が広まっている、東大卒業生の馬渕俊介さんのスピ…

教育業界にいたからこそ、「教育」という言葉を使いたくない。

2012年から2017年まで、僕は全国各地で教育サービスを手掛ける会社に勤務していた。 僕は新規…

「あいうえお」の本をつくる。

いつか、どこかのタイミングで「あいうえお」の本を作りたい。 言葉が生きているような、そし…

ネタバレとは何か。

映画テキストサイト「osanai」を運営していて、いつかしっかりと言語化したいと思っているテー…

「あなたとの」という共通点、野田佳彦の追悼演説

9月下旬の国葬にて、菅義偉の弔辞についての感想をnoteに書いた。 1ヶ月後の、2022年10月25日。 衆議院本会議で行なわれた安倍元首相への追悼演説。 紆余曲折を経て(なぜ最初から野党所属の議員に打診しなかったのか)、立憲民主党の野田佳彦が演説を行なった。 自民党が下野していたときに首相を務めたのが野田だ。在任期間は1年ほどだったが、野田と入れ替わって首相の座に返り咲いたのが安倍である。 負けた野田と、勝った安倍。 世間からは、微妙な関係だと思われていただろう