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2022年の振り返り

あっという間に年末ですね。今年は、新しいことや場所に出会ったり、縁が繋いでくれたところに行けたり、振り返ってみれば怒涛の一年だったなという気がしています。

「草野冴月」でいることや
劇団のボスであること
アーティストでいたいなと思うこと
私のなすべきこと
私がここでやりたいこと
あるべき姿とか、静岡で芝居を続ける意味とか
どうしたいとか、どう使われたいとか
そういうことをモヤモヤ考えながら彷徨った1年でした。

淀んでんな。
そう、私は結構淀んでいたのです。今年。
なので、ちゃんと自分がやってきたことを認めてやろうと思いまして。
1ヶ月ずつ振り返ってみようと思います。

1月

U-go企画第1回公演
「墓場、女子高生」

2021年の9月に、学生さんと公演を作るワークショップを始めました。
将来、自分で劇団を立てたいと思ったり、ユニット公演がしたいと思った時に困らないように。表方だけじゃなくて裏方も体験するのがU-goの特徴です。
と、言いつつ実は、私の方が救われたり教えてもらったりすることが多い企画でした。1期生との出会いは私の宝物です。
参加してくれてありがとう。

・浜松野外クリエイターズフェスティバル
「八国万象回想録」

HORIZON初遠征。浜名湖ガーデンパークで野外フェスに参加しました。
寒かった。
八国漫遊旅談の8つの国を紹介する朗読るるぶみたいな演目をやりました。公開中なので是非見てください。

2月

静岡サレジオ高等学校芸術鑑賞教室
「星は嘯く」

母校で、ずっと立っていたあのステージで、芸術鑑賞教室に呼んでもらいました。クソデカ感情が噴出してしまうので、そのときにまとめたnoteを貼ります。嘯く大好き。
「おおいぬ座の見つけ方」聞いた人は見てくれ。今脚本公開してるよ。

新文化島 芝居小屋公演
「恐竜の㊙︎」

新しいHORIZONさんの誕生だ。と言っても過言ではない、Eテレめざした大人も子供も楽しい演目ができました。センセイの役は、いろんなスキルが必要でした。教員やっててよかったなと思いました。この後、静岡各地の小学校に行くことになるとはまだ誰も思っていなかったのである。

まって?まだ2月なんだが。
盛りだくさんだな?

3月

OUR FESTIVAL SHIZUOKA
アルティエ「解放区!」の舞台監督でした。
スタッフ側でお仕事をするときは、自分がパフォーマーだからこそできるホスピタリティを大事にしたいなと思っています。
あのグループ数をよく回したな……ZilLさんのMCとアルティエのスタッフさんたちのおかげだな。

マーダーミステリー「Contamination」
テストプレイからのリリースでした。
自分が書いた脚本からマダミスが生まれると思わなんだよ。
伴走してくれたなゆさんに感謝。

4月

コロナになったぞ
超軽症、喉の痛みだけで済みましたが。もう2度と罹りたくない。
軽症だったので、自宅から遠隔授業しました。新年度の最初だしね。
いまはだいぶ緩和して、みんなwithコロナにも慣れてきたけど、この頃はまだ現場をばたつかせてしまった。
病気になった人が「申し訳ない」と言わなくていい世の中になればいいなと思います。こころから。

「罠」ビジュアル撮影
天野と草野がコロナに罹患したので、ちょっと遅くなってしまったのだけど丸っと1日撮影日を取ってバシバシ撮りました。
6人×2キャスト分。よう撮ったな!
神父と刑事の写真、結構お気に入りです。

5月

ストレンジシード静岡2022
事務局なんです私。
今年はガッツリ広報で、フェス内を走り回っていました。
私、ストレンジシード好きなんですよ。なんでかわからないけど。
このフェスの事務局でよかったなと毎年思います。
出演アーティストさんが静岡を好きになってくれたら嬉しい。
私個人も、大好きな方と繋がりができました。
来年度もがんばりてえな。がんばろう。

6月

HORIZONが9歳になりました。
紆余曲折。9年経ちました。
来年で10歳です。これからだね。

やっと半分。

7月

第15回公演「罠」
延期になっていた「罠」
6人で、2キャスト。つまりセリフが倍。しかもまさかの四方客席。
おいおい盛り盛りかよ。という感じですが、盛り盛りにしようと思ってやりました。盛らないと、立てないような気がしたんです。何と戦ってたんですかね。
あの空間を使って、あの作品を四方客席で上演したことに大きな意味があるなと思いました。休団中の団員が見にきてくれたり、客演さんたちが見にきてくれたり。嬉しいことがたくさんありました。
結構無茶した気がするので、反省しつつ、次やる時の演出を考えようと思います。結城さんとやるの、諦めてないので。

8月

マイクロアート・ワーケーションの旅人になりました。
今年のミッドポイントかもしれない。
「草野冴月」を取り戻した1週間でした。
詳しくはここにまとめてあるので、見てください。

地元で演劇やることは、素敵なことも多いけど、そうじゃないこともたくさんあります。
たぶん、私は怒っていたんだと思います。そういうことに。
私は、ちゃんと演出家・脚本家・俳優をしよう。と心に決めました。

9月

CCC「わが星」
制作(という名のアテンドスタッフ)で参加していました。
学生を相手にすることは教員という職業上たくさんあるのですが、演劇をやりたい学生さんには、やっぱり「静岡の演劇人」としてお相手したいなと思いました。みんなとても素敵な俳優さんでした。

Usamiフェス「ちんどん海遊記」
実は8月からSPACさんの野外演目に制作(稽古場付き)でお仕事させてもらっていました。伊豆宇佐美海岸で行われるUsamiフェスでの公演。
大変勉強になりました。ユニークポイントの皆さんともお話しできて嬉しかった。

10月

静岡市文化振興財団主催アウトリーチ事業
「恐竜の㊙︎」

清水宍原小学校の放課後こども教室にお邪魔しました。
児童の皆さんが15人くらい、地域の方が20人くらい。
実は、この公演の前日にやっと台風15号による断水が解除されたという大変な時でした。そんな時だからこそ、と呼んでいただいて「楽しい時間を過ごせてよかった」と言ってもらえて、私たちの背筋が伸びた気がしました。

浜松劇突「オムニバス公演」
三日月企画「三日月を編む」

演劇ユニットデッグデッグアーの晴さんに「三日月を編む」を演出してもらいました。自分の脚本が、ああなるんだ!と目から鱗でしたその①。
脚本家としての需要に震えた……。浜松の皆さん、ありがとうございました。

11月

静岡市文化振興財団主催アウトリーチ事業
「恐竜の㊙︎」
静岡市西豊田小学校にお邪魔しました。
児童180人(もっといたのでは?)地域の方20人くらい。今度は200人の前での恐竜でした。最初に登場した時から、こどもたちの元気な声が聞こえて、クイズの最中も喉潰れんか?というくらいの大きなリアクション。もはや戦いでした。超楽しかった。
お客さんの反応が舞台を作るんだなと再認識しました。
来年もアウトリーチに行きたいな。次はどんなこどもたちに出会えるかな。

ムナポケさん「太陽の上で」
脚本提供

最初、嘘かと思った。
お話しいただいたのは6月くらいだったので、あれがこうなるのか!と目から鱗でしたその②。この辺りから、自分の脚本を料理してもらうことに快感を覚えるようになりました。永井さんのせいだぞ。
ムナポケさんのOP動画に自分の名前が入っていた。びっくり。

U-go企画第2回公演
「ナツヤスミ語辞典」

めちゃよかった。1月にも書いたけど、U-goに参加してくれたみんなは私の宝物です。
ナツヤスミ語辞典には、並々ならん感情があってね。私が演出デビューした作品なので、何度も何度も脚本を読んでいるんですが、なんだか今回のはまた格別でした。なんでだろ?あんなリアルなナツ語ある?
私も、まだナツヤスミ真っ最中だからかな。

振り返り会の時に「生きがいだった」「U-goがあるから頑張った」「来年も絶対参加する」「とにかく楽しかった」という声がたくさん聞けて、先生泣いちゃったよ。
私のなすべきことはこれだな、と思ったわけです。
こちらこそ、澱みから救ってくれてありがとう。
私はいつも、学生さんたちに助けられている気がするなあ。

12月

第16回公演「星導く祷」
2年ぶりだって。星シリーズ。
とっても大事にしている作品集。そして、みんなが待っていてくれた星の世界。めちゃ緊張しました。でも、やってよかった。
久しぶりに会えた劇団員、お客さん、嬉しかった。
続けていてよかったです。
おかえり。

これは長くなるので、noteをわけますね。

ちょっとずつ、進んだり戻ったり。そんな1年でした。
でも、わたしはみんなと舞台作ってるのが好きだなあと改めて感じました。
来年は、もう少し自分にわがままに……というと言葉が悪いな。
もう少し素直に「私はこうです」と言ってみようと思います。
あと、体力作りをしなきゃね。

「草野冴月」は一緒にお仕事をしてくれる方を募集しています。
私にできることは下のサイトを見てください。

2022年は大変お世話になりました。
2023年も、よろしくお願いいたします。
またご縁がありますように!

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