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【ホライズンのオススメ! №047】フリクション

坂東です。

今回の文房具おすすめは、ご存じの方も多いでしょう「フリクション」シリーズであります。

フリクションシリーズ( http://frixion.jp/ )は、パイロットさんの「こすると消える」特殊インクを用いた大ヒット筆記用具です。

私もここ数年、愛用させていただいております。

以前は、あれこれと文房具遍歴をしていましたが、フリクションに出会ってからは、通常利用の筆記具はフリクションに固まりました。

こすると消えるインクというのは、お手軽だし、便利です。

しかも、インクが滑らかで書きやすい。

また、ボールペンだけでなく、蛍光ペンや赤ペンなど、バラエティに富んでいます。

ということで、わたしもフリクションシリーズをあれこれと揃えております。

文具店ですぐ手に入るリーズナブルなフリクションは、こちらです。

ボールペンは、メインはブルーブラック(紺色)で、黒、赤、青を補助的に使っています。

蛍光ペンは、黄色と緑とピンクです。

ペンには消しゴムがついていますが、別売り消しゴムもあります(下の写真)。ただ、私は買ったもののほとんど使っていません。

気軽にこすって消せる、滑らかに書けるなど、良いところが目立つフリクションですが、もちろん欠点もあります。

欠点その1-インクがすぐに無くなる

 フリクションのインクの減りの速さは驚くばかりです。

 普通のボールペンの5倍くらいの速さでインクがなくなるという印象。

 ということで、リフィル(替えインク)と蛍光ペンのストックをせざるを得ません。

 リフィルについての不満は、付近の文具店で簡単に手に入るのは黒、赤、青しかなく、私が日常使っているブルーブラックは、大きな文具店かネットで購入になるのが面倒だというところです。

 ブルーブラックを使っているのは、黒よりも書類の書き込みが一見してわかりやすい気がするからです。

欠点その2-ちゃんとした書類には使えない

 インクなのに気軽に消せることは、私にとっては強力な利点であります。

 書類にメモ的に書き込んでも消すことができるし、蛍光ペンでマークしても、後でドライヤーで消すことができる(熱で消えるインクなので)。

 書類への書き込みは、必ずしも推奨できるわけではありませんが、それでも、書き損じ等を消して書き直せるのは大きな利点と考えています。

 しかし、裁判関係の書類や契約書等には使えない。

 裁判所などは、フリクションやシャチハタのように、消える可能性の高いものをを使わないように言ってきます。

 ですので、持ち歩く筆記具を全てフリクションにすることはできません。

欠点その3-安い感

 フリクションは、リーズナブルな価格であることも大きな利点です。

 反面、上の写真のようなのは、自分のデスクで使うにはいいのですが、打ち合わせで使うには安っぽい感じがする。

 安いんですから文句を言う筋合いではないですが。

欠点その4-たまにインクが出なくなる。

 フリクションのボールペンは、使用途中(だいたい、インクが残り5分の1くらいになったころ)にインクが出なくなることがたまにあるように思います。

 上述したように、インクの減りが早く、多くのリフィルを使っているから、不良品に出会う可能性が高いということなのかもしれません。

 ただ、外で使っているときにインクが出なくなると、痛いです。ですのでリフィルも持ち歩くことになります。

 以上のような欠点はありますが、私の日常業務にはフリクションが欠かせないアイテムとなっております。

* * * * *

 ところで、利点と欠点を考えていて思ったのですが、実際のところ、書いたものを消すことって、それほどありませんね。

 誤記だって、斜線で消した見た目を気にしなければ、消せないインクの筆記具のデメリットなんて大したものではない(むしろ、誤記であることが分かった方がいいともいえる)。フリクションにはたまにインクが出なくなるという地雷もあるし。

 そうすると、私がフリクションを使っている一番大きな理由は、

「書き味が結構いい」

ということなのかもしれません。

 インクの減りが早いぶん、書き味が滑らか。

 これまで試してきた結構高額なボールペン達は、もちろん書き味が滑らかなのですが、それらにさほど劣らない書き味です。

 となると、消すこともできるというメリットがある方を選んじゃうよなぁ、ということなのかもしれません。

* * * * *

 なお、欠点3(安い感)の対策として、フリクションには「ビズ」(ビジネス用)というシリーズがあり、私も愛用しています。

 フリクションを使い始めたころは、下のシリーズ(フリクションポイントビズ)を使っていました。

 ただ、軸が細いので私にはちょっと扱いづらい。

 それに、私はキャップ式よりもノック式のボールペンの方が好きなのです。

 万年筆もノック式にしたいくらいです(パイロットさんから出ているノック式の万年筆を持っているのですが、書き味が私に合わず放置しております)。

 その後、以下のシリーズ(フリクションボールノックビズ)が出たので、こちらにシフトしました。

 このシリーズは、軸が私には持ちやすい太さであるうえ、ノック式なので、気に入っています。

 日常的に持ち歩くので、見当たらなくなってしまうことが多く、やむを得ず購入したら、なくなっていたのがひょっこりと見つかるということを繰り返し、本数が増えてしまいました。

 ネームを入れているのもあります。

 ただし、このシリーズにも大きな欠点が。

 ペン端の消しゴム部分がネジ式のキャップで覆われているのですが、結構取れやすく、なくなってしまうことがある。

 私も2本ほどキャップ部分を無くしています。

 無くしたキャップ部分だけを購入しようとして、パイロットさんに問い合わせたことがあるのですが、小売店で購入して欲しいとのこと。

 で、文房具店に行ってみると、店員さんが申し訳なさそうに、「このキャップ、取り寄せになるのですが、1個だけというわけにいかず、数個単位になってしまうんです。しかも1個あたりの価格が結構するんです。。」とのこと。

 何個単位だったか1個当たりいくらだったかは忘れてしまいましたが、「だったら新しいの買っちゃった方がいいや」と思ったことは覚えています。

 残念過ぎます。

 こういうこともあるからだと思うのですが、フリクションボールノックビズは、今は文具店にあまりおいていない印象です。

 ちなみに、ビズシリーズには、私が持っているもの以外にも何種類かあります。

 下記サイトをご参照ください。

 http://frixion.jp/lineup/premium.html?pid=product_ball

 私にとって、不満点もありますが、総合的には満足しているフリクション。

 数年に渡って同じ種類の文具を使い続けるということはなかっただけに、私にはかなり馴染んでいるのだと思います。

 おすすめです。

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次回のホライズンのオススメ!は2月1日更新予定です。

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