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【ホライズンのオススメ! №032】銀杏注意報

まだまだ暑いですが、そろそろ一気に間に秋らしくなっていきそうですね。

こんにちは。ばーさんです。

さて、弊事務所から霞が関の裁判所に行く際は、急いでいない限り、徒歩になります。

事務所を出て愛宕下通りを日比谷公園方面に歩いていくのですが、この時期は毎年、厚生労働省前の辺りで「あの臭い」が漂ってきます。

↓このあたり。

https://goo.gl/maps/g6K62Ya4Uas

この辺りは銀杏(イチョウ)並木です。

このため、この時期、銀杏(ギンナン)の熟した、あのかぐわしきかほりが漂うのです。

臭いです。

あの、黄色というか、ピンク色というか、熟した色が何とも。。。

銀杏は雄と雌があり、銀杏並木に植える銀杏には雄の木を接ぎ木して植えるそうですが、なぜか雌が混じってしまうようです。

ギンナンが落ちている木がある銀杏並木って、結構ありますよね。

川崎駅から川崎の裁判所に向かう道も銀杏並木なので、この時期は臭くなっている箇所があるはずです。

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ちなみに、私は銀杏の悪臭はそれほど嫌いではありません。

銀杏をフライパンで炒って殻を割り、中の身に塩をつけて食べるのが大好きなので。

銀杏は、炒るのが一番でしょう。

苦味と塩味の組み合わせが絶妙で、ほんのすこしだけ、あの悪臭の残り香がする(気がする?)のが味に深みを出します。

銀杏が大好きなので、道端に落ちている銀杏をせっかくだから持ち帰りたいのですが、相当ガッチリとニオイ対策をしないと、電車の中で悪臭を撒き散らして事件になってしまうかも。。。と思って、躊躇してしまいます。

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数年前、霞が関の裁判所で調停をしていたときのことです。

調停は、申立人と相手方が入れ替わりで調停委員のいる調停室に入って協議をしていきます。

で、調停室に入るたびに、なんだか、臭い。

調停室から出て控室で待っている間は臭わないのですから、明らかに調停室内で臭っている。

気になってくると、臭いの原因がわからないだけに集中力が削がれてしまいます。

「これは。。。調停委員、やりやがったか?」「いや待てよ、先に調停室に入っていた相手方の残り香か?」などと疑心暗鬼です。

このときは結局、調停委員の方から、「臭いますよねー。どうやら相手方が裁判所に来る途中に銀杏を踏んでしまったらしくて。裁判所の前の道、銀杏が落ちてるじゃないですか。」と説明してくれたので、「あー!なるほど、そうでしたか。そういえば、銀杏の臭いですねー。」という具合に和んだのでした。

この時季は、銀杏並木を歩く際には、足元にお気をつけください。

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次回のホライズンのオススメ!は10月12日(水)更新予定です。

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