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エンタメ業界の生まれ変わり~ライブ配信の重要性~

こんにちは!

HORSMARTの佐藤です。
弊社では馬術大会のライブ配信をさせて頂いているのですが、実施して改めてコロナ渦、コロナ後における重要性を感じる機会がとても多いです。

肌感で日本でも個人のライブ配信、企業のライブ配信共に拡大してきていることを感じますが、少し整理して見ていければと思います。

公営ギャンブルの成功事例は次回取り上げますので、少々お待ちください。

これまでの記事↓

ライブ配信業界の成長

まず、動画配信市場規模ですが、2021年には4023億円と2020年から500億円ほどの成長となり、2019年からは1500億円程、市場規模を拡大させています。

出典:一般財団法人デジタルコンテンツ協会

コロナ前後で飛躍的に成長があった市場ですが、成長速度は鈍化するものの2023年以降も市場拡大が見込まれています。

では、どのような世代がどれぐらい視聴しているのでしょうか。
こちらは2019年の調査データですがライブ配信サービスは全体で見ると約4人に1人が視聴しており、特に10代では41.3%と最多割合を誇っています。

出典:ライムライト・ネットワークス・ジャパン「コンテンツの視聴動向に関する市場調査」

Youtube等の動画共有サービスの視聴数と比較すると少ない割合ではありますが、それでも40%以上の10代が視聴していることを考えると今後は更に視聴数、及び市場は拡大していくものと考えられます。

ここまで、国内のライブ配信市場規模を見てきましたが、
日本以外にも目を向けていきたいと思います。

中国のライブ配信業界

ライブ配信が一番盛んになっているのが中国です。
詳しくはこちらの記事を見て頂ければと思いますが

2,3年前は”個人”での盛り上がりが目立っていましたが、企業での活用もここ2年ほどで加速しており、地元の求人や不動産仲介などの分野での供給と需要のマッチングに助力し、観光プロモーションのツールとしてショートムービーが活用されているとの事です。

その市場規模は約3兆9000億円に至るほどで、日本と比較してもかなり大きな市場となっています。

中国で飛躍的にライブ配信業界が成長している理由は
①若年層が多い事
②インフルエンサーが信頼されている事
③配信者とのコミュニケーションが取れる事

の大きく3つだと考えています。

①若年層が多い事

まず、中国ではデジタルネイティブの20代~30代が非常に多く日本と人口形成が全くもって異なっています。
その為、オンライン購入に慣れている人が多い事。

②インフルエンサーが信頼されている事

そして、中国ではKOL(Key Opinion Leader:中国の専門分野インフルエンサー)の信頼性が高く、○○が言うなら間違いないと信頼され購入に至りやすい傾向があります。
これは、中国マーケティングの特有背景もあり、偽物が多い、嘘が多い中で信頼できるものは口コミ、紹介で探したいとの願望から信頼されたインフルエンサーの紹介であれば購入されやすい傾向にあります。

③配信者とのコミュニケーションが取れる事

最後に、ライブ配信は動画と違い双方向のコミュニケーションが取れるのでその場で疑問や不安を解決することができ、即購入に至りやすいという点です。

簡単にまとめるとジャパネットたかたのインフルエンサー&オンラインVer

出典:https://withnews.jp/article/f0160421003qq000000000000000W00o10101qq000013317A

中国では文化的、人口的背景もあるので日本で再現化は難しいと思いますが、ライブ配信で商品を売る売らないは別として相互のコミュニケーションが取れるというのは最大のメリットだと考えています。

このように日本は勿論、中国では特にライブ配信事業が盛り上がっており、ライブ配信が個人にも企業にも当たり前化が進んでいます。

では、なぜ動画ではなくライブ配信業界がここまで成長し、注目されているのでしょうか。

ライブ配信のメリット

個人でも企業でもライブ配信を行う事でのメリットは大きく変わりません。
纏めると下記の通り。

①双方向のコミュニケーション
②リアルタイム体験性

①双方向のコミュニケーション

出典:https://www.uicommons.co.jp/topics/a191

先ほど中国の事例でも取り上げましたが、ライブ配信が動画と違い最も大きなメリットは発信者側とコミュニケーションが取れる事です。

デジタルに溢れている現代では、良くも悪くも人とのコミュニケーションが減少しました。
人間は本能的に一人では生きることが出来ず、誰かと対話をしたい生き物です。

その為、商品販売に限らず、ライブ配信を視聴しそこでコメントをする。
そのコメントを読まれ返答される。

この双方向のコミュニケーションがデジタル現代において人間の心を埋めてくれる大きなコンテンツになっています。

特に著名人の配信だと読まれる事で承認欲求を埋めてくれることになりますし、商品販売の場合は購入不安を取り除いてくれるものになります。
著名人に限らずとも誰かが返答してくれる。
それだけで満足度が上がります。

動画の場合は一方的な発信(コメント返しはありますが、タイムリー性に欠ける)がメインの為、ライブ配信はコミュニケーションが促進されることで個人に対しても企業に対しても”ファン化”スピードが格段に異なります。

では、商品販売やインフルエンサーになりたい人以外にライブ配信の価値はないのか?

いいえ、大きな価値があります。
それが二つ目のメリットです。

②リアルタイム体験性

出典:https://tetsudo-ch.com/9883608.html

スポーツ、ゲーム、テレビ、祭り、などなど
どこでもスマホ一台でリアルタイムで楽しめる配信が増えています。

実際にボクシング、サッカー、バラエティ、麻雀等
多くのコンテンツをライブ視聴できるAbemaTVの視聴者数は大きく増加しています。

出典:サイバーエージェント決算発表資料

対してYoutubeの広告収入はこれまでの大きな増加と比較すると横ばいとなっており、非リアルタイム性の動画コンテンツが最大規模となるYoutubeでは、陰りが見え始めています。
(Youtubeもライブ配信は出来ますが、特化型ではないので)

出典:Statista YouTubeの四半期収入推移

こうしたライブ配信されているコンテンツ需要が増しているのは、
エンタメがあまりにも増えすぎた事が一つの大きな要因だと考えています。

10年前、20年前は暇な時、スマホを触る、スマホで動画を見る
という習慣はなく、外に遊びに行く、録画した番組を見る、レンタルDVDを借りる等がありました。

しかし、スマホの普及以後、アプリゲーム、Youtube等を含めてエンタメの幅が大きく広がり、録画した番組よりTikTok見よう。
イオン行くの面倒だからAmazonで買おう、友達と通話しながら第五人格やろう。と言うようにエンタメが増えすぎた事により

あとで、いつでも出来る事の優先度が下がりました。

エンタメは今でも増えに増えていますので、この傾向は強くなり

今しか、見れないもの、体験できないこと

を追い求めるようになったと感じています。
それが、スマホ1台で今だから見れる、リアルタイムで結果を知れるAbemaTV等のリアルタイムエンタメの需要拡大にも繋がっています。

何かコンテンツを届けたい時、見てほしい時
動画はないよりもあった方がいいですが、それ以上にライブ配信の価値は今高まっています。

まとめ

今回はライブ配信業界についてまとめてきました。
これまでライブ配信をしたことがなかった業界、企業、個人でも今後益々広がっていく事になるでしょう。

いち早く取り組むことに越したことはありません。
弊社ではライブ配信代行もさせて頂いておりますのでお気軽にお声がけください。

また、ライブ配信についても纏めていきたいと思いますので
次回もお楽しみに!

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