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スペイン旅行記〜セビージャ・バロンピエ〜


皆さん
こんにちは。


セビージャに遂に到着。
ここは、私が2番目に好きなチーム、セビージャがある都市。

理由は簡単
兄が大好きなチームだから。
幼い頃からの憧れであり、コンプレックスの対象であり、今でも尊敬している兄。
そもそも自分がスペイン、ひいてはアトレティコを好きになったきっかけも
兄がセビージャが好きでラ・リーガの試合を見ていことに端を発する。

自分がサッカーを続ける原動力の一つにもなった兄が大好きなチームの都市
ここもスペインに行くには絶対に外せない都市だ。

タイトルの「バロンピエ」はスペイン語でサッカーの意味
今回のスペインの旅行では唯一、2日間いるのがセビージャ。
なので1日目はサッカーにまつわる場所をめぐり
明日は有名な観光地を中心に巡りたいと思っている。
なので、今日はあえてバロンピエという副題を付けさせてもらった。

セビージャは同じ都市に2つの偉大なチームが存在する。
セビージャ、もう一つのセビージャの雄、レアル・ベティス・バロンピエだ。

今日の朝、マドリードからの出発の際に
メトロの乗り換え等ですごくバタバタしてしまったこととは裏腹に
セビージャに着いた時の安心感ときたら、それは言葉に余るものがあった。

街並みが、マドリードと違って全くと言っていいほど違う。
マドリードはまだ都会的な要素を感じた。
東京都内にも似たような感覚があり
ヨーロッパの都会の都市、といった雰囲気を醸し出していた。

ただ、セビージャは違った。
歴史的背景もあると思うが、街並みは落ち着いて、イスラム的色彩とイスラムを跳ね返したカトリック的要素が見事に綺麗に混在していた。
その調和が取れた街並みに程よい人並み、どれも心地が良く、心が落ち着いた。

自分の中ではものすごい褒めているが
昨日とのギャップもあるのかもしれない。

今日1日を通してすごく人の暖かさを感じた。
一つエピソードを紹介したい。

それは、セビージャの本拠地、ラモン・サンチェス・ピスファンから、ベティスの本拠地、ベニート・ビジャマリンに移動する時に起こった。

サンチェス・ビスファンからベニートビジャマリンまで、若干の距離がある。
バスを2本乗り継ぐ距離、所要時間は約50分ほど
自分は乗り継ぐまでの距離は歩き、乗り継いだ先はバスで行こうと思い、歩いた。
そして、歩いてバス停まで辿り着き、バスに乗ろうとした時に、カードが使えないことが発覚した。

キャッシュをその時使いたくなかったので、諦めて歩こうと思った時
運転手さんから何かを言われた。
その時、運転手さんはスペイン語で話しかけられたので何を言っているかわからなかったが
そのすぐ近くにいたダンディなおじさんが
英語でどこに行くつもりなのか、と聞いてくれた。

自分は「ベニート・ビジャマリン」と素直に答えた
そして、次の瞬間、そのおじさんと運転手さんは何かを話、ベニート・ビジャマリンはこれに乗れば着くという話を自分にして、とりあえず乗りなさい、と手招きをしてくれた。

自分はこのバスでベニート・ビジャマリンのすぐ近くに行くことはわかっていたが
ただキャッシュを使いたくなかっただけなのに親切に教えてくれて、かつ何も払わずに載せてくれた。

降りる時に払おうと思って値段を聞いたが
スペイン語で恐らく、お代は次乗るときでいいから、と言ってくれたようで
タダで乗せてもらえた。
しかも、Googleマップより、より近い経路を教えてくれた上で(これはダンディなおじさんと一緒に)

自分が何もわからない異国人というだけで
大人の自分にこんなにも寛容になれる人に出会ったことがない
これもサッカーという代物がなせることなのか、それともセビージャという情熱の国で育った人の気質なのか
自分にはとてもではないが判断できない。

ただ、自分がサッカーを、ひいてはラ・リーガを愛していたことで、受けた恩恵であることは相違ない。
なぜならラ・リーガを愛していなければ、ベニート・ビジャマリンに行こうとは思っていないのだから。

総じて、人というのは元来温かいということを本当に感じた。

暖かさ、という話題で若干話が逸れてしまったが、それでもサッカーというものは偉大だと感じる。

いずれもスタジアムの前の写真。
雄大に構えている両クラブのスタジアム
とにかく、圧倒された。

試合をやっていないので、そこまで人は来ていなかったが、チームの公式ショップにはそれでもやはりある程度の人は詰めかけてちた
セビージャもベティスも、それだけ熱狂的な人が多いのだろう。
ましてや、サッカーがこれだけ人を熱くさせるのだろうか。

今まで書いてきたような文化を、サッカーもそうだが
行って体感できていることが本当に恵まれていると思う。
副題にバロンピエと書いたが、この人の温かさを含めて、バロンピエと呼ぶことにする。

このセビージャの両雄以外にも様々なチームがスペインにはあるが
この後実際に訪れて、どのように体感するのか、想像するだけでもドキドキとワクワクが押し寄せてくる。


最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。
次回はサッカー以外のセビージャについて書きたいと思います。

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