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本当の“水族館”を楽しむ方法知ってる?水族館必勝講座『しながわ水族館』を徹底解説!【後編】

あ、どーも新代ゆうです。「しながわ水族館必勝講座」の後編、始めていこうと思います。
おもしろ前編はこちら

前回のあらすじ:時間がなかった。

早速行くぜぁぁあ あ あ あ あ ! ! ! !

満天の大海原!『トンネル大水槽』

前回は地下一階へ降りたところで終わりました。引き続き閉館まで時間がないことを強く推していきたいと思います。

というわけで……。

と に か く 急 げ ! ! !

なんてもったいないことはしません。ゆっくり見ていきます。
時間がない? うるさい! そんなの知らない!

ア゛……。(神々しさのあまり口からエグゾディアを召喚する音)

ウミガメたち。優雅にのんびり泳ぐその様子――、休日の朝の、差し込む朝日に目を開いて閉じるときのような、夢心地の美しさを感じます。

この水槽には全部で900尾もの魚たちがいるらしい。ここに住ませてください!(?)

個性的な魚がいっぱい!『冷たい海の魚たち』

タカアシガニ、それからオオクチイシナギという魚の標本(?)がいました。

オオクチイシナギは水深400~600mの岩礁域に住む大型魚らしい。写真ではお伝えできませんが、全長2mに及ぶ大型のお魚です。

進んでいった先、サギフエもいました。私の推し魚でもあります。

どうしてサギフエは写真が撮りづらいのか、その謎を解明するために私はアマゾンへ旅立ったのだった――。

おそらくは光の加減(暗い水槽にいることが多い)と動きの速さのせいでしょう。昨日アマゾン川で出会ったピラルクが言ってました。

進んでいった先にはなにやら赤い水槽が。

これはギンザメ。閉館間際だからか、元気に泳ぎ回っていました。

ギンザメのうち最も重要な「吻」の部分が映っていませんが、どうせみなさんは私の記事を「水族館解説」よりも「エンタメ」としてご覧になっているでしょうから問題はありませんね。

夢の世界へ誘おう……。『クラゲたちの世界』

さあさあ、みんな大好きクラゲのお時間です。
四つ葉以外のミズクラゲを探すゲーム、しますか? 少し前までは私にも一緒に遊んでくれる恋人がいました。いましたとも。(のとじま水族館必勝講座参照)

タコクラゲですね。ミズクラゲの次の次くらいに有名な気がします。

私はこの子を見るたびに、「雪の宿」いうお煎餅を思い浮かべます。あの、白い蜜が斑点状にかかったあのお煎餅です。

噂によると、タコクラゲは雪の宿に擬態することで生き残ってきたらしい。化石からもその裏付けがされているようです。

―夢の水槽―「地球」です。会館25周年記念事業として募集したアイデアを元に作られた水槽とのこと。テーマは「地球」ですって。

なかにはマンジュウイシモチが泳いでいました。食べ物にしては「石」を入れてしまったが故に売れなさそうなお名前。

まんなかに黒い一本線がある魚のほうがマンジュウイシモチです。奥に見えるエンジェルフィッシュもどきみたいなやつは、バンガイカーディナルフィッシュという名前。彼らは生物的に同じグループだとか。

さて、夢の空間を出た先にはテッポウウオがいます。

テッポウウオは口から水を吐きだし、地上の獲物を仕留めます。人間に置き換えればこのコロナ禍において大変迷惑なやつですが、魚なので問題ありません。よかった~。(?)

さて、次へ進む……前に! 後ろを見てください。

拓けた空間の端っこ、ひっそりと佇むハタタテハゼの水槽があります。可愛くないですか、ハタタテハゼ。角のようなアレは背ビレです。

カラフルな熱帯魚!『海の宝石箱』

なるほど、こうして見るとたしかに海の宝石箱という言葉が相応しい。

熱帯魚は有名な種類が多いですが、それに甘えていままでの必勝講座でもあまり解説をしてこなかったような。

というわけで、この水槽で見られる、知名度の高い熱帯魚をピックアップしてみました。

まずはチョウチョウウオ属。写真素材を取り忘れたので、私のたのしいイラストでお送りします。

チョウチョウウオと呼ばれる種類は、黄色地に濃い色のしましまが入った子です。顔の部分に白と黒の線が入っているのも特徴的。

意外と見かけるニセフライチョウチョウウオ。表現しがたい模様をしている。
え? 「サンシャイン水族館必勝講座の写真を使い回してるじゃないか!」だって?
うるさい!! 写真素材を撮り忘れたんだって!!

この子も有名ですね。ナンヨウハギです。青と黒の模様が特徴的。

熱帯魚は身を守るためにカラフルな子が多いみたいですね。スズメダイなんかも有名ですが、素材がないので割愛します。

でかすぎ魚がたくさん!『世界の大河から』

熱帯魚たちを堪能して足を進めていった先には、熱帯地域のような空間があります。

ここにはアロワナナマズのなかま、グラミーのなかまなど有名な淡水魚たちがたくさん。しかもサイズが大きい。

大きい魚っていいですよね。(唐突)

こちらはスッポンモドキ

亀になりきれなかったスッポン、そしてさらにそのスッポンにすらなりきれなかったスッポンモドキくん。

何かへの憧れは悪いことではありません。しかしその対象と自分を混同してしまうのはどうでしょう。自分を強く持ち、何かのモドキだったとしても、そんな自分を愛しながら生きるべきなのではないか。

スッポンモドキはそういう大切なことを教えるために生まれてきたことが、最近の研究で明らかになっています。(大嘘)

みんなのアイドル大集合!『珍しい魚たち』

さあ、雷の鳴り響くアマゾン空間を抜けていくと今度は「珍しい魚たち」が展示されています。何種類か取り上げてご紹介いたしましょう!

まずはヘコアユ。風貌もさることながら、逆さで泳ぐという変態じみたお魚さん。
広く考えると、タツノオトシゴやヨウジウオと同じトゲウオ目という分類になります。

この縞模様で海藻やウニの棘に擬態しているらしいです。
これは今適当に作った"あるある"なんですけど、市場とかで「ちょっと~、このウニ、ヘコアユ刺さってんだけど~w」なんてことよくありますよね。

お次にグラスフィッシュ(太いほう)、それからグラスキャット(細いほう)。

どちらも身体が透けているという珍しい魚。どうして透けているか知ってますか? 私は知りません。

リーフフィッシュです。コノハウオという和名もあります。日本人も外国人も、この子を見たときに考えることは一緒なんですね。
これを応用すれば世界に平和をもたらすこともできるはずです。

みなさんご存知ピラニアさんたち。意外と臆病なところがあるという、擦りに擦られた豆知識がありますね。

どうでもいいですけど、私はこいつの名前を聞くとインド料理のビリヤニが頭に浮かびます。語感、似てませんか? あ、似てませんか……。

最後にオオカミウオ。名前の通り(?)こわ~い顔つきをしています。

あの大きな歯で甲殻類を砕くのだとか。でも、性格は温厚らしい。怖い顔の魚って大体「温厚な性格」という説明をされてますよね。(偏見)

……って、お、おい! お前、大丈夫か!?

気をしっかり持て!
待ってろ……、いま助けを呼んでやるからな……ッ!!

あ、これはチンアナゴという概念の展示です。

他にもこのコーナーにはネコザメデンキウナギなど、おもしろい魚さんたちがたくさんでした。

ラストスパート!!『ちいさな狩人』ほか

大変! 時間がない!
聞こえましたか? いま、閉館五分前のアナウンスがありました。(?)

でも解説したいので写真を撮ってしまいました。だってまだ他に見てる人いたもん!!

とにかく、こちらは海の天使ことクリオネです。ハダカカメガイとも呼ばれていますね。冷蔵庫で飼育できるらしいですよ。

共生水槽。異なる生物が協力して生活することを共生と呼びますね。
クマノミとイソギンチャクという親の顔より見た組み合わせ。いつ見ても素敵ですね~。

コツメカワウソの魚名板があって、つい立ち止まってしまいました。
でも、どこだろう。もうバックヤードに戻っちゃったのかな。

あ!!! いた!!!! 動いてる!!!!!!

サメ!? ワニ!?『シャークホール』

これはシロワニという種類の生き物。ワニです。(大嘘)

水族館にいる大型サメの多くはシロワニツマグロなので、
「これ本当はサメじゃなくてワニの仲間なんだよ」「こいつサメに見えるけどマグロなんだよ」という嘘を教えたりします。

ネタばらしはしません。(最低)

終わり。

最後の展示は出口です。イルカが可愛いですね。

終わりです。というわけで外に出て参りました。

1,350円という破格の値段に対してこのボリューム。しかも私はサンシャイン水族館の年間パスポートを持っているので、なんと2割引のお値段で入館することができました。すご~。

というわけで今回はここまで。また次の日曜日に必勝講座を公開します。
更新の際はツイッターでお知らせするので、よければフォローしてやってください。

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それでは、また来週。

次回の「3分でわかる!忙しい人向け『サンシャイン水族館』必勝講座」

おまけ

(突然この世のすべてに気づいてしまった魚)

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