ポチのたわごと

きゃんさんが騒いでいる!
首輪にぼくがつながれていないからだ

きゃん きゃん とうるさいからきみなんか、
飼い主失格さ。
ぼくに背をむけて
あの赤い太陽におしりをむけて
いざどこかへ。
とおい国へかえってくれ。

ぼくのことを探しに出かけたあかつきには、
ぼくは死ぬふりするか、
きみの前に姿をあらわさないように
きをつけるよ
太陽もそのほうが懸命だね って、
いまぼくに伝えたよ

愛犬家のきゃんさん ありがとう!
ぼくが望むものは窮屈ではなく、
退屈でもない人生 
走馬灯のようによみがえるあなたとの思い出はもう、ティッシュペーパーにくるんで捨てるよ。
さようなら お世話になりました。


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