デイブの現実逃避

食べていると安心する。

わたしはデイブ。
通勤時間。走ることはないけれど、
まあるいどでかい握り飯が転がるように
坂を下るわたし。

みんながわたしを物珍しそうにみるのが
たまらなく好きなんだ。

帰宅後、唯一の楽しみである夕飯を食べなが
ら、三日月をみておもう。
「たくさん食べてまあるくなって!」

満腹感に満たされながら床につくデイブは
いつのまにか夢の世界へ・・

「ねえ、デイブ、夢の中でもあなたは何かを
食べてるの」

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