描き子の現実逃避

ああまた良いのが描けたかけた。

私はとっても才能があるんだから、

はやくデビューすればいいのに。

あそうか。おとついそんな話しがきたね。

うまい話に乗せられない様に冷静でいようと

したけれど、かえって不自然になって

しまって、怒らせてしまったんだ。

いまならまだ、まにあうかな。

あのひとのところにこの絵をおくろう。

そうして「やっぱりデビューしたいんです、

よろしくお願いします」って添え状かいて。

これで完璧。

父さん、私きっと近いうちにデビューします。


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