じれったい 安全地帯との歴史②
1987年も年明けからはしばらくリリースがなく、新曲が出たのは4月末。
モヤモヤしてて
じれったかった!
「じれったい」
前作シングル「好きさ」に続いてのセクシー路線。
好きさは情熱的なセクシーさだったが、じれったいは完全に「エロ」。
(個人の感想です)
中学生には想像するしかない、鼻血ブーな世界。
研ぎ澄まされたサウンドというか世界というか。
もう別世界に行ってしまった感があった。
ベストテンでは香港からの中継。
マイクの調子が悪く、放送事故になりそうな酷い状態。
玉置さんの歌唱力がなければ、結構やばかったのでは。
それでもカッコよく歌うのは流石です。
話は変わりますが、シャ乱Qの「ズルい女」は、結構オマージュ入っているな~と個人的感想。
つんく氏も安全地帯にだいぶ影響受けてると公言してますもんね。
好き嫌いが分かれそうな尖ったサウンドのせいか、これまでのシングルの様なロングヒットとはならず。
この後は年末まで、安全地帯の新曲の発表はなくなる。
どうもやり尽くしたという事らしい。
そして安全地帯ではなく、玉置さんのソロシングルが発表となる。
「ALL I DO」
ベストテンには1週のみ登場。
やはり興味は安全地帯との違い。
まだ中学生の耳には、明確な違いってのは正直分からなかった。
今でもコンサートで演ったりしているので、玉置さんもお気に入りの曲なのだろう。
そして初のソロアルバム発表。
「ALL I DO」
海外のトップミュージシャンの起用、ロンドンでのレコーディング。
レコーディング状態が良いのか、音がダイレクトに聴こえてくるというか、洋楽の感じもする、そりゃそうか。
プロモーションビデオも、アルバム全曲に作られ、プロモーションビデオがアルバムと同じ構成。
一曲だけじゃないのよ。
こういうのって、あんまりなかった様な気がする。
とにかくアルバムもビデオもゴージャスな感じ。
これはもう世界を狙っているんですかね。
これだけの才能があるんだから、そりゃそう思いますよね。
何かのインタビューで
「海外進出を考えていたけど、社長に説得されて。和食を食べながら、浩二、日本がいいぞ」
みたいな事を言われたとか。
安全地帯は夏のフェスに出演。
広島平和コンサート
「Alive HIROSHIMA 1987」
オープニングでの登場で、圧巻のステージ。
当時は知らなかったが、ここで尾崎豊さんとの交流があり(奥様が玉置さんのファンだったみたい)、30年以上経って尾崎さんの名曲「I LOVE YOU」のカヴァーに繋がる。
何故かこのライブイベント盤はカセットテープで購入。
なんとトリで、このイベント中に玉置さんが即興で作った歌を、出演アーティスト全員で歌うという。
「We Are The World」みたいな展開。
これはスゴイ。
ハウンドドッグの大友さんと意見交換しながら、楽屋で作ったみたい。
巨人ファン同士で意気投合したとか。
作詞は松井五郎さん。
「WOW WOW WOW」
とにかくスゴイ面子です。
その中でも、ずば抜けた才能を見せる玉置さん。
贔屓目は若干ありますが、そうは言ってもずば抜けている。
国内敵なし状態に突入してた。
ここ数年、テレビの歌の上手いランキングで常に上位ですが、オールドファン代表で言います!
「昔からすごかった」と。
安全地帯は12月になってシングルを発表。
「Juliet」
オーケストラから始まる展開。
優しくささやく様なボーカル。
じれったいのエロさは何処にいった?
曲によっての表現力の違いは変幻自在。
見事です。
ただこの曲は、残念ながらベストテン入りならず。
11位だったかな。
え~入らないの。。。
安全地帯の新曲がベストテンで聴けなかったのは、僕的に初めての事であった。
ちょっとショック。
しかしそのショックを払拭させる出来事が年末に。
特番、夜のヒットスタジオデラックスに出演。
これまたスゴイ出演者の伝説回。
日本のトップミュージシャンを全員集めた感じ。
そしてそこには陽水氏、明菜さんが。
そう、あの曲ですよ!
いや、もうこれは伝説のコラボ。
歌う前の明菜さんが、真っ青な顔してたのが印象的。
そりゃそうだ。
陽水氏と安全地帯の演奏で歌うなんて。
並のシンガーなら公開処刑ものですよ。
しかし見事歌い切った明菜さん。
プロ根性みました。
陽水氏とは「Just Fit」で共演。
動画が前はあったのだけど、なくなっている。。。
これまた凄い演奏だったけどな。
後ろで聴いてるアーティストが皆総立ちで拍手👏。
安全地帯は「Juliet」。
ベストテンでは聴けなかったけど、ここで聴けた!
超豪華な出演者の伝説回ヒットスタジオでも、安全地帯は3曲演奏。
陽水氏、明菜さんとの
「飾りじゃないのよ涙は」
陽水氏との
「ジャストフィット」
そして新曲の
「ジュリエット」
安全地帯の為の番組って言ってもいい位、間違いなく主役だった。
いやいや年の瀬のプレゼントでしたね。
87年が終わり、そして激動の88年がやってくる。
今回はここで終わります。
連発で記事を書いてみましたが
いかがですか?
イイネ、コメントをお願いします🙇
お返事は難しいかもですが、必ず読んでます!
好評ならまだまだ続けます。
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